コンフィダント・絆 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大阪のシアターBRAVA!にて観劇。 四人の画家(ゴッホ・ゴーギャン・スーラ・シェフネッケル)の友情と争いといった内容。前半は笑いの部分も多く、対立してもシェフネッケルを中心に絶妙なバランスで芸術家同士の友情は成り立っている。後半は、認められないことへの苛立ちや才能ある者への嫉妬、自身の才能の限界という芸術家の内面の葛藤が表面化し、友情は崩れていく。 シェフネッケルだけが自分の才能の無さに気付かずに能天気。シェフネッケルに対するゴッホの台詞は辛辣。四人の関係が修復できない状態になっても、共同アトリエを維持しようと必死になるシェフネッケルが、滑稽であればあるほど哀れさや惨めさが際立つ、そこを悲劇にせず喜劇のままで終わらせたところがよかった。
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