末裔 の商品レビュー
「鍵穴はどこにもなかった。」で始まる不思議な、自分の系譜をたどる役所勤めの中年男の長編小説。 「鍵穴はどこにもなかった。」ってそれにしてもおかしすぎる。 おかしすぎるのに、そのおかしさを受け入れる主人公が役所(世田谷区役所?)勤めというアンバランスさがかえってリアルな感じがして...
「鍵穴はどこにもなかった。」で始まる不思議な、自分の系譜をたどる役所勤めの中年男の長編小説。 「鍵穴はどこにもなかった。」ってそれにしてもおかしすぎる。 おかしすぎるのに、そのおかしさを受け入れる主人公が役所(世田谷区役所?)勤めというアンバランスさがかえってリアルな感じがして、興味深く読み進めたのだけれど、、。 途中から本の世界から、はみ出してしまったので、★3つ。 とはいえ、絲山さんの本は女子女子してなくて、無骨な印象が魅力的なので、また何か読んでみたいと思う。
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