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シアター!(2) の商品レビュー

4.1

702件のお客様レビュー

  1. 5つ

    189

  2. 4つ

    317

  3. 3つ

    135

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    1

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2011/01/30

またまたあのメンバーが帰ってきた! というか、続いた!という2巻目です。 どうやら3巻目で終われそう、という感じのようです。 1巻目は劇団というもの、劇団で利益を上げるというところ、 どういった人たちが集まって何をし、どんな問題があるか、 な~んてことを含ませつつの展開でした。...

またまたあのメンバーが帰ってきた! というか、続いた!という2巻目です。 どうやら3巻目で終われそう、という感じのようです。 1巻目は劇団というもの、劇団で利益を上げるというところ、 どういった人たちが集まって何をし、どんな問題があるか、 な~んてことを含ませつつの展開でした。 個人的には劇団というものを実際のところから説明しつつ、 割と演劇色が強いなという印象でした。 2巻目はそこからさらに一歩踏み込んだ、 劇団員それぞれ、という感じだったと思います。 その分、劇団という側面に関してはさらりと流した、 という印象でした。そこはさすが恋愛の名手、有川先生。 も~う!いい感じに分けてまとめてくれるのですよ! 劇団の話なのに色恋沙汰とかあるわけ!? みたいなことを思う方もいらっしゃるかと思いますが、 同じ舞台を作るのに、長い間男女が一緒にすごして、 何かをやりとげるって、もう、それはそれは色恋沙汰と 結びついちゃうものなのですよ。それが原因でいざこざが・・・ ということも珍しくはないのです。 それをいい塩梅にからませてきた2巻目、人物を掘り下げることにも なると思いますし、自分の好きなキャラクターにより感情移入したり、 身近に感じることになると思います。 劇団内部を知る人にとっては、もっと修羅場でしょ!? とか、 もっと芝居創りに関するところを描写してよ! と思うかもしれない物足りなさもあるかもしれませんが、 この世界観も、あり、なのではないでしょうか。 個人的には、「劇団」という特殊な集団なので、裏の部分というか 独特の世界、という感じをもっと味わえたらなと思うくらいです。

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2011/01/29

久しぶりに有川浩の新刊読めた!スッゴく軽いけどそこが元気出るんだよね~ 有川浩に欠かせないラブコメ要素も1より多くて満足だ(*^。^*)

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2011/01/29

「2年間で、劇団の収益から300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」――鉄血宰相・春川司が出した厳しい条件に向け、新メンバーで走り出した『シアターフラッグ』。社会的には駄目な人間の集まりだが、協力することで辛うじて乗り切る日々が続いていた。しかし、借金返済のため団結しかけていたメ...

「2年間で、劇団の収益から300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」――鉄血宰相・春川司が出した厳しい条件に向け、新メンバーで走り出した『シアターフラッグ』。社会的には駄目な人間の集まりだが、協力することで辛うじて乗り切る日々が続いていた。しかし、借金返済のため団結しかけていたメンバーにまさかの亀裂が!それぞれの悩みを発端として数々の問題が勃発。旧メンバーとの確執も加わり、新たな危機に直面する。そんな中、主宰・春川巧にも問題が・・・。どうなる『シアターフラッグ』!? ★5つにしようか本気で迷った。3で完結予定ということで多少宙ぶらりんなので、続編にますます期待。ってか、前作ですでに続編!って叫んでた私先見の明あるじゃん。にやにや。続編で一番いいのが、細かい人物描写なしでもすでに彼らを知ってるってこと。あっさり最初から世界に入り込めました。個人的にはゆかりと小宮山の関係におお?!って感じ。今まであんまり目立たなかっただけになおさら。全体的に脇役たちの大活躍でありえないほどの賑やかさ。大好きなことに打ち込む楽しさを、筆者さん自身が味わっているからこそ書ける作品だなと思う。「キケン」に似てるはじけた喜びがよく伝わってきました。

Posted byブクログ

2011/01/29

「俺を学級担任か何かと思ってないか、あいつら」 司さんいいよ司さん!相変わらずの宰相っぷり!そんな司さんだから頼りたくなるものです。各人物に焦点が当たってきてて、一層楽しく読めました。

Posted byブクログ

2011/01/29

前作に引き続き素晴らしい出来。 演劇なんて食ってける世界じゃないと分かっているからこそ、面白いです。

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2011/01/29

魅力ある演出の才能のある劇作家・演出家の弟・巧と、サラリーマンでリアリストの兄・司。 運営費を持ち逃げされ存続の危機にたった小劇団「シアターフラッグ」への兄の出資金300万円を2年の内に返済できなければ劇団解散という危機に立ち向かうシリーズ2作目。 前作は劇団運営をベースにした...

魅力ある演出の才能のある劇作家・演出家の弟・巧と、サラリーマンでリアリストの兄・司。 運営費を持ち逃げされ存続の危機にたった小劇団「シアターフラッグ」への兄の出資金300万円を2年の内に返済できなければ劇団解散という危機に立ち向かうシリーズ2作目。 前作は劇団運営をベースにしたグループとしての活躍を描いた作品でしたが、シリーズ2作目になり個々のキャラクターの心情と行動を小編で繋ぐものになっています。 いわゆる「キャラ立ち」して、個々の魅力が存分に発揮された作品は有川浩さんの得意技。中毒性の高い作品で、一気に読み終えました。 劇団経営についても良く取材されてはるんやろうなぁと思え、「趣味」と「仕事」の違いや、経営するということへの姿勢など、単に舞台だけを借りてきたという感がしないのが本当に素敵です。 春にはTheater劇団子で舞台化された「もう一つのシアター!」のDVD、脚本集も販売されるとのこと。ちょっと欲しくなってきました。

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2011/01/29

待望の続編!出てくれて本当によかった!内容的には今回は前巻よりも、キャラ全員に触れていたのでよかったです。前巻は巧と司と千年と牧子以外のキャラが弱かったですが、今回はそこが補完された感じでよかった。個人的には茅原がいいキャラしてるなって感じた。

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2011/01/28

話題の本ランキングに入っていたので登録してみる。先日書店で見かけ、「オッ!面白いんだろうな」とは思ったものの、未読である。 一巻共々、読みたい。個性的なキャラクター達が、性格はバラバラだけれど共通の目的のため、力を合わせる話、なのかな?(※受けた印象から推測です)

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2011/02/01

「2年間で、劇団の収益から300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」―鉄血宰相・春川司が出した厳しい条件に向け、新メンバーで走り出した『シアターフラッグ』。社会的には駄目な人間の集まりだが、協力することで辛うじて乗り切る日々が続いていた。しかし、借金返済のため団結しかけていたメン...

「2年間で、劇団の収益から300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」―鉄血宰相・春川司が出した厳しい条件に向け、新メンバーで走り出した『シアターフラッグ』。社会的には駄目な人間の集まりだが、協力することで辛うじて乗り切る日々が続いていた。しかし、借金返済のため団結しかけていたメンバーにまさかの亀裂が!それぞれの悩みを発端として数々の問題が勃発。旧メンバーとの確執も加わり、新たな危機に直面する。そんな中、主宰・春川巧にも問題が…。どうなる『シアターフラッグ』!?書き下ろし。 面白かったぁ~~♪ そもそもの趣旨「300万円返済」でありながら、 前作では返しきれておらず、そんな「尻切れトンボ」状態で 終わるはずないよな・・・と、続編を期待していたが、 この度1年かけての発刊!!! 思ったよりも早くて嬉しい。 お得意の「ラブ路線」がやや薄く、けれど満足度は高いままに読み終えた前作。 本シリーズは【劇団】にスポットを当て、 劇団員+司のドタバタストーリーで終始すると思いきや、 今回は「ズキュン」「ドキュン」きました。 『愛してる』だの『好きなんだ』っていう、 ラブ用語を直接使わず、些細なセリフや感情描写でここまで ジビれさせてくれる著者の技量に改めてバンザイなのだ。 現実的に言えば(いや、劇団員のリアルに関しては無知ながら・・・)、 団員がこんなに少ない劇団内で、 あっちもこっちもカップル続出したんじゃ、 そもそも成り立たなそうだし、危機続出ながら、直ちに突破口が現れるあたりも、ご都合主義だよな。 が、そんなことはぶっ飛んでしまうほど、 読書中も、さらに読後感さえも心地よい。 ファンの贔屓目を差っ引いてもここまで 【文字だけでワクワク】させることのできる作家さんは、 なかなかいないと思うのだ。 著者作品を読むたびに擬似恋愛をしているわたし。 あとがきにて、3巻で完了予定とおっしゃっているので、 この思いを最低もう1回は味わえると、 喜びつつ、もっともっと発展させてほしいなと、 切に思ったのです。 《2011年1月31日 読了》

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2011/01/28

300万円の借金返済に追われる小劇団「シアターフラッグ」の奮闘を描く第二弾。メンバー間の恋愛模様がくっきりしてきてにやにや度さらにアップ。 なんだけど、実はそれよりも気になってるのは司による劇団運営で、こいつがしっかりと地に足がついているのでとても面白い。起死回生の一手はあれど、...

300万円の借金返済に追われる小劇団「シアターフラッグ」の奮闘を描く第二弾。メンバー間の恋愛模様がくっきりしてきてにやにや度さらにアップ。 なんだけど、実はそれよりも気になってるのは司による劇団運営で、こいつがしっかりと地に足がついているのでとても面白い。起死回生の一手はあれど、一発逆転の一手なんてのは出てこない。しっかりじっくりと一歩一歩もしくは3歩進んで2歩下がる様に積み上がっていく返済金額がなかなかにスリリングなんだよな。 次巻(あと2公演)で完結するようなので気長ににやにやと待つことにする。

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