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ソニーはなぜサムスンに抜かれたのか の商品レビュー

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2011/08/12

サムスンをはじめとする韓国メーカーの逆転を、朝鮮日報の社説から読み解く。作者の見解ではなく、朝鮮日報のサムスン関連社説(全てがそうではない)を抽出しており、方法に多少疑問は残るが、これだけの記事を翻訳して、集めた新書としての価値はある。

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2011/07/25

実はこの本はタイトルだけを見て中身を見ないで購入した本です。タイトルの内容と「朝鮮日報で読む」と書いてあるので、きっと韓国自慢がずらっと並んでいると思ったのです。 ところが読んで驚きましたが、その記事を書いている人達は、サムスンの繁栄は、部品購入が日本企業からされていること、...

実はこの本はタイトルだけを見て中身を見ないで購入した本です。タイトルの内容と「朝鮮日報で読む」と書いてあるので、きっと韓国自慢がずらっと並んでいると思ったのです。 ところが読んで驚きましたが、その記事を書いている人達は、サムスンの繁栄は、部品購入が日本企業からされていること、為替で有利になっていることを明確に見抜いて、慢心すべきでないとしっかりと指摘していました。 政治や領土に関する内容については、韓国に肩を持つようなものもありましたが、これは韓国で記事にするためにある意味仕方のないことなのかもしれません。 最近、韓国でパチンコを数年前に全廃したという本を読んで、その実行力に感心しましたが、この本でも韓国をある意味で見直したのが率直な感想でした。 特にこの本を読んで知ったことは、アメリカ大恐慌の引き金は、大統領の就任式が当選してから4ヶ月(現在1月だが当時は3月)もあった可能性もあるという指摘でした。 以下は気になったポイントです。 ・サムスン電子の営業利益は、日本の電機メーカ各社の合計よりも大きいが、特許登録件数、世界市場占有率1位の製品(日本:234品目、韓国:53)、技術貿易収支では韓国は日本の相手にならない、韓国は組み立てセット産業(造船、半導体、液晶ディスプレイ等)で日本より優位、対日貿易赤字も史上最高(p18) ・サムスン子は、住友化学が大株主の東友ファインケムから半導体、液晶ディスプレイ、発光ダイオード関連の部品を調達している(p23) ・サムスンは携帯電話とテレビ市場を主導しているが、急成長している三次元テレビ、スマートフォンでは競争に後れた(p26) ・サムスンは、韓国の純輸出の20%、税金支払の10%、韓国企業の米国登録特許の40%を占める(p26) ・日本企業に善戦した要因として、為替レートの力が大きかった、また日本企業が先進国の高価格製品市場に注力している間、韓国企業は早くから新興国市場で基盤を固めてきたことも功を奏した(p30) ・バックライトの光は液晶パネル内部で、「偏光板→ガラス板→液晶→カラーフィルタ→ガラス板→偏光板」と通過するが、偏光板:日東電工と住友化学、ガラス板は米国コーニング、旭硝子、日本電気硝子、液晶はチッソ、ドイツのメルク、カラーフィルタは凸版印刷、大日本印刷が専有している(p38) ・日本は全世界の産業用ロボットの60%、工作機械の30%、金型機械の40%を供給する技術大国、日本のハイブリッド自動車開発は、米国より3年、韓国より7年先を行っている、半導体、携帯分野で、部品の50%以上を日本企業は韓国へ供給しているのが事実(p42) ・トヨタ本社単独の営業損失額は年間4900億円で、3年連続の赤字、上半期で日本で生産した自動車は161万台、販売は80万台、残りの輸出が損失:1494億円を生んでいる(p49) ・2010年10月に完成した羽田新国際線ターミナルは、5階建て延べ床面積16万平方メートルで、以前の9.5倍の規模で年間700万人の乗客が利用する見通し、航空機の離発着能力は30→45万回、6万回分を国際線に割り当てる。韓国の仁川、上海の浦東空港の強力なライバルとなる(p54) ・1932年当時大統領であったフーバーは、政治的半身不随である一方、当選者のルーズベルトにはなんの権限も無かった、その瞬間に主要銀行が破産するという大恐慌の爆発が起きた、米国が憲法を改正してまで就任式を繰り上げたのはこのため(p82) ・韓国は北朝鮮に拉致された韓国国民517名は戻ってきていない、韓国は二人の大統領が南北首脳会談を行っているがその話題は触れられていない(p120) ・日本は排他的純血国のように見えるが、日産のゴーン、ソニーのストリンガー、ソフトバンクの孫氏を外国人CEOとして迎え入れて、かなり計算された戦略的混血路線を駆使している(p132) ・韓国のエリート養成校である「民族史観高等学校」では、未来のノーベル賞受賞者のために、銅像を立てる台座が15人分用意してある(p151) 2011/2/6作成

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2011/07/13

・朝鮮日報の記事を通して、韓国から見た日本を考察している。 ・90年代くらいまでは、日本に追いつけとがんばってきた韓国であるが、2000年あたりから経済的、文化的ともに日本と肩を並べるようになってきた。 ・しかし、韓国の発展は日本からの部品を使い、日本の技術に追いついたという状態...

・朝鮮日報の記事を通して、韓国から見た日本を考察している。 ・90年代くらいまでは、日本に追いつけとがんばってきた韓国であるが、2000年あたりから経済的、文化的ともに日本と肩を並べるようになってきた。 ・しかし、韓国の発展は日本からの部品を使い、日本の技術に追いついたという状態であり、慢心してはいられない。 ・現在の日本と韓国とを比べると、日本は草食系という言葉に代表されるように、ハングリー精神が不足しているように感じられる。韓国は厳しくシビア な受験戦争などがむしゃらに頑張る国民性がある。 ・これまで日本に追いついてきたというのは若者の父親世代の頑張りによるものであり、これまで通り大躍進を遂げると楽観視してはいけない。 ・日本人は「幸せ」を欲している。ヨン様ブームや少女時代、東方神起ブームからそれが読み取れる。

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2011/07/08

副題に『「朝鮮日報」で読む日韓逆転』とあるように、朝鮮日報が日本と韓国について報じた記事、コラムをまとめた本。 日本から見た日本より他の国からみた日本を見たほうがいいと考えさせられました。 ブログはこちら。 http://blog.livedoor.jp/oda1979/ar...

副題に『「朝鮮日報」で読む日韓逆転』とあるように、朝鮮日報が日本と韓国について報じた記事、コラムをまとめた本。 日本から見た日本より他の国からみた日本を見たほうがいいと考えさせられました。 ブログはこちら。 http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/3849643.html

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2011/05/02

サムスンの記事を軸に朝鮮日報の記事から日韓関係を探っていく本。 表題のサムスンから始まり、少女時代やオリンピックなどのスポーツなどにも触れ経済、文化両面から日韓の関係性を解説していく。いくつか和訳された記事が載せられ最後に解説が載るという形で4章続く。 内容としては韓国側から...

サムスンの記事を軸に朝鮮日報の記事から日韓関係を探っていく本。 表題のサムスンから始まり、少女時代やオリンピックなどのスポーツなどにも触れ経済、文化両面から日韓の関係性を解説していく。いくつか和訳された記事が載せられ最後に解説が載るという形で4章続く。 内容としては韓国側からこの日韓の関係がどのように考えられ報じられているかが分かるのでとても面白かった。特に今は圧倒的な勝者とされているサムスンに対しても決して謙虚さを忘れずに、常に永続的な繁栄をすることを警告する記事からは韓国のハングリーさが感じられ感銘を受けた。 ただ表題にあるような韓国がなぜソニーよりも強い競争力を持つのかの具体的な答えが明示されていなかったのは少しもどかしかった。 韓国を知るための足がかりとなるような本だった。次はもっと詳しくサムスンに迫った本を読みたい。

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2011/05/02

韓国の「朝鮮日報」の記事を中心に韓国が日本をどう捉えているのかをまとめた本。 タイトルと本の内容が一致しないですが、新鮮な感覚を味わえます。 (ものすごく読み辛いですが。) 朝鮮日報には、まだまだ日本から学ぶことはある、という記事が少なくないのが面白いところ。 家電の場合、素材や...

韓国の「朝鮮日報」の記事を中心に韓国が日本をどう捉えているのかをまとめた本。 タイトルと本の内容が一致しないですが、新鮮な感覚を味わえます。 (ものすごく読み辛いですが。) 朝鮮日報には、まだまだ日本から学ぶことはある、という記事が少なくないのが面白いところ。 家電の場合、素材や技術は日本のものが多く使われており、対日貿易赤字が拡大しているとのこと。 日本から仕入れたものを組み立てて製品にし、アメリカなどに売って設けている構図。 完成品メーカーとしてサムスンは強いけど、その強さを支えているのは日本なんですね。

Posted byブクログ

2011/04/16

勤める会社はメーカーであり、サムスンなどの韓国企業にも抜かれる危機をもっている。というわけで読んでみた。 韓国のジャーナリストの文章がつらつらと。よくメディアで見られる、反日の話しはあまりなく、日本を抜くことを目標に頑張ってきた、これからは日本の凋落を他山の石としないように、みた...

勤める会社はメーカーであり、サムスンなどの韓国企業にも抜かれる危機をもっている。というわけで読んでみた。 韓国のジャーナリストの文章がつらつらと。よくメディアで見られる、反日の話しはあまりなく、日本を抜くことを目標に頑張ってきた、これからは日本の凋落を他山の石としないように、みたいな話しが多かった。はぁそうですか。

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