夢みごこち の商品レビュー
これ、どこの書評で気になったものだったか。夢オチの連発かと思いきや、一概にそういう訳でもなし。なんだか不思議な世界観。でも良し。
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それぞれの夢が独立しつつ、ゆるやかに繋がっていて、頁を繰ろうとする度に「次はどんな夢?」と思う。それこそ「夢みごごち」になって、永遠に続いていくと思い込んでいるところで突然終わりがくる。最後の夢はきちんと「まとめ」になってはいるけれど、このあとはご自由に夢を紡いでいってね、と言わ...
それぞれの夢が独立しつつ、ゆるやかに繋がっていて、頁を繰ろうとする度に「次はどんな夢?」と思う。それこそ「夢みごごち」になって、永遠に続いていくと思い込んでいるところで突然終わりがくる。最後の夢はきちんと「まとめ」になってはいるけれど、このあとはご自由に夢を紡いでいってね、と言われているようだった。 実際、この本を読みながら寝て見た夢はなんだか奇妙な夢だった。
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2022.7.17市立図書館 「フジモトマサル傑作集」を読み終えて、もっと読みたくなって借りた。 初出は「WEB平凡」(2007〜2010)、加筆・修正(第一話から第十七話)+最終話。 閉じ込められたり危機一髪だったりという悪夢から覚めたはずがまた別の夢の中のような入れ子構造で、...
2022.7.17市立図書館 「フジモトマサル傑作集」を読み終えて、もっと読みたくなって借りた。 初出は「WEB平凡」(2007〜2010)、加筆・修正(第一話から第十七話)+最終話。 閉じ込められたり危機一髪だったりという悪夢から覚めたはずがまた別の夢の中のような入れ子構造で、おなじみの動物キャラクターが夢か現かそれともあの世なのか、次から次へと転生していく(後半はその設定は消えてふつうの連作短編ぽい感じだけど)SF的物語。「第一話 すばらしき解放感」「第二話 夢警察」は「フジモトマサルの仕事」で、「第十一話 田舎暮らし」は「フジモトマサル傑作集」で既読。彼らははたして榮造と志保なのか、スピカとカロンなのか、11話ぐらいからはかなり不穏/スリリングな展開に拍車がかかってディストピアもいいところだけれど、絵のタッチに騙されてこちらまでふわふわした気持ちでついていけてしまうのがなかなかすごい。「第14話 穴」はせつなく、「第15話 月の光」にちょっとぐっときた。 これもいつか、いずれ、手元にほしいかも… わりとよく夢を覚えていてその話をしてくれる(&ディストピア小説好き)娘にも読んでもらえた。
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タイトルがふわふわしてるし、フジモトさんのアニマルイラストで和もうと思ったら…悪夢と孤独で今の不安が増す内容だった。もっと心穏やかなときに読めば良かった。
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あなたが見ている夢は本当に夢?私たちがいるこの世界は現実?夢? 読んでいる間中、別な世界にトリップした気分になれる。 こういうシュールな話、好きです。フジモトマサルさんの本全て欲しくなる。
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マトリョーシカ人形のように誰かの夢が続く。 ストーリーはすごくリアルなのに現実的ではない。 動物が人間のように振る舞う。絵が可愛いらしくストーリーが奇妙で面白い。 『この世のすべては夢まぼろし』 実はほんとは私の人生はすべて夢でまぼろしではないかと考えたことがある。それを知る術は...
マトリョーシカ人形のように誰かの夢が続く。 ストーリーはすごくリアルなのに現実的ではない。 動物が人間のように振る舞う。絵が可愛いらしくストーリーが奇妙で面白い。 『この世のすべては夢まぼろし』 実はほんとは私の人生はすべて夢でまぼろしではないかと考えたことがある。それを知る術はない。まぼろしのように儚い人生、その間にただ誰かと一緒に美味しくご飯を食べていく、できるだけの幸福を感じながら。それができれば十分だと思った。
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"「お前、中学に行ってすぐ、用水路に落ちて死んじゃっただろ。 どうしたんだよ今ごろ。」 「宝物のことが気になってさ。」"[p.52_再開] 連想ゲームのような夢の続き。
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いろんな夢がつながって物語が進む。なんというか会話が面白い。普通の会話なのになんかずれてるというか、不思議な感じがある…
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フジモトマサル氏の元々シュールな世界観が夢という舞台にぴったり。 相変わらずの、小洒落た展開、アングル、色合いを楽しめる良作。 初めて氏の本を読む人に勧めたい。
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夢の話。 前半は夢がつながっているように表現されていて、いつになったら夢が終わるんだと思わせる。途中で夢を見ている人?笑が逆になったりしておもしろい。 後半は前半よりぶつ切り感が否めない(名前でつながってはいるが)。 全編人ではなく動物が登場人物で、シュールで動物なのに人間ら...
夢の話。 前半は夢がつながっているように表現されていて、いつになったら夢が終わるんだと思わせる。途中で夢を見ている人?笑が逆になったりしておもしろい。 後半は前半よりぶつ切り感が否めない(名前でつながってはいるが)。 全編人ではなく動物が登場人物で、シュールで動物なのに人間らしく、なぜかリアル。 フジモトマサルさんのイラストがしゃべるとこんな感じなんだろうなーとイメージしていた通り。
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