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プロセッサを支える技術 の商品レビュー

4.6

22件のお客様レビュー

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2012/08/21

計算機に携わるらしき人々は概要だけでも知っておくべきである事が綺麗で丁寧にある程度きっちりと書いてある。計算機に関わるすべての人への入門書、と言ったところ。良書。また、中盤~終盤のやや具体的な技術解説やGPUまで言葉のみならずしっかりと紹介した今後のプロセッサ技術などにも丁寧に触...

計算機に携わるらしき人々は概要だけでも知っておくべきである事が綺麗で丁寧にある程度きっちりと書いてある。計算機に関わるすべての人への入門書、と言ったところ。良書。また、中盤~終盤のやや具体的な技術解説やGPUまで言葉のみならずしっかりと紹介した今後のプロセッサ技術などにも丁寧に触れ続けており、プロセッサ全般についての広い知識を補える点で中級者以上にもオススメしたい。

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2012/02/19

CPU がどの様に動作するのか解説。効率よく処理するためのメモリ制御や、コーティングの方法、メモリ領域の宣言の仕方など。マルチスレッドの解説も

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2011/11/19

私には難しい本だったので、読みのに大分時間がかかってしまいました、、、Nehalem のプロセッサのアーキテクチャがこれまでのプロセッサと大きく変化していることや仮想化をサポートする技術を紹介しているところは非常に興味深かったです。

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2011/11/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

現在のプロセッサに使用されている機能をわかりやすく解説している。 プロセッサを効率的に使いたいプログラマを対象とすると書いてあるため、一見したところOSやコンパイラの開発者をはじめとした、ハードに近い人たちを対象としているかのように感じてしまう。 しかし、アプリケーション側のソフトウェアを作る人から見たらブラックボックスである、プロセッサの内部処理を簡潔に説明しているこの本は、1度読むのに値するものである。 様々なプロセッサの機能を簡易サンプルコード付きで説明しているため、効率を考えたソフトウェアの実装を行いたい場合、どのようなソースコードを書けばよいのか、ヒントを与えてくれている点も高評価のポイントである。 私は、この本の良いところが、過去のプロセッサにまつわるトピックだけではなく、新たなトピックや、現時点での問題点も示してくれているため、プロセッサ業界の現状を知れる点にあると考える。 特にGPGPUは最近注目されている分野だけあり、一気に読んでしまった。 しかしこの本の内容も、時が経つにつれ古い情報となってしまう感じはするので、現在のプロセッサ環境を手っ取り早く知りたい方は、是非とも読んでみよう。 ところで、この本の題名はプロセッサ「を支える技術」となっている。 実際にプロセッサだけの話題ではなく、メモリやその他IO、暗号化、マルチメディア処理、仮想化についても触れ、まさに支える技術一通りを教えてくれる本であった。

Posted byブクログ

2011/07/18

高速化、並列化、多機能化。プロセッサの進化の歴史はコンピュータのチューニングの原理原則そのものである(*1)。過去から現代の技術(仮想化サポート、GPU etc.)まで、富士通のSPARC64開発者が語る。これを知らずにシステムを作ってはダメだ。 *1 正しくは、高速化、並列化...

高速化、並列化、多機能化。プロセッサの進化の歴史はコンピュータのチューニングの原理原則そのものである(*1)。過去から現代の技術(仮想化サポート、GPU etc.)まで、富士通のSPARC64開発者が語る。これを知らずにシステムを作ってはダメだ。 *1 正しくは、高速化、並列化、非同期化、かな、、、。

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2011/07/14

著者は長年、半導体設計に関わってきたキャリアの持ち主。 現在は、テクニカルライターや大学講師などをしているそうです。 本書は、その著者による半導体チップに関する解説本です。 半導体チップに関する解説本には、定番の通称・ヘネパタ本と言うものがあり、この本を持っている私としては「...

著者は長年、半導体設計に関わってきたキャリアの持ち主。 現在は、テクニカルライターや大学講師などをしているそうです。 本書は、その著者による半導体チップに関する解説本です。 半導体チップに関する解説本には、定番の通称・ヘネパタ本と言うものがあり、この本を持っている私としては「別に同じような物は要らないよなあ」と思って本書に手を出してきませんでした。 しかし、利用している図書館の蔵書にあるのを見つけたので試しに借りて読んでみた所、この本はこの本で中々参考になる内容でした。 ヘネパタ本との大きな違いは、ヘネパタ本ではプロセッサそのものに注力した内容で、命令セットアーキテクチャからキャッシュの詳細な解説など具体的、かつ徹底的に噛み砕いた理解しやすいハードウエア解説本でしたが、本書の場合は、プロセッサそのものにはそこまで詳細には踏み込まず、代わりにインテルやAMDの最新チップに関する技術解説や仮想化、マルチコアプロセッサなど並列化されたシステムにおけるキャッシュコヒーレンシ、GPGPUのプログラミングなど様々な解説が載っていました。 色々な内容が載っているのでそれぞれの内容を詳細に知りたい場合には更に詳しく書かれた本を読む必要がありますが、それでも、それらがどの様なものであるかと言った技術的な概要を知りたければ本書で十分ではないかと思います。 また、本書で一番歯ごたえがあった第3章。 プロセッサのマイクロアーキテクチャを扱ったこの章は、冒頭、out-of-orderの解説など一般的な技術解説を比較的さらっと行い、その後、それらの解説を基にしてインテル、AMDの最新チップのプログラマー向けの解説を行っており、PCアプリの開発を行っている方がアプリの性能をアップしたければ、参考になる内容かも知れません。 また、PCI、PCI-expressなどバスに関する解説も載っており、PCの自作ユーザーにも参考になる情報があるのではないでしょうか。 ヘネパタ本と比べると"広く浅く"書かれている本書。 ちょっと知らなかった事など、色々な知識を仕入れることが出来る本です。 お時間のあるときにでも是非一読をお勧めします。

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2011/06/27

Intel Core i 世代のマイクロプロセッサまでカバーする最新のマイクロプロセッサ解説書だ. 残念なのは図による解説が少ないことだ. マルチプコア・共有キャッシュ等については,2004年刊だがCQ出版社「マイクロプロセッサアーキテクチャ入門」を併読されるようお勧めする.今で...

Intel Core i 世代のマイクロプロセッサまでカバーする最新のマイクロプロセッサ解説書だ. 残念なのは図による解説が少ないことだ. マルチプコア・共有キャッシュ等については,2004年刊だがCQ出版社「マイクロプロセッサアーキテクチャ入門」を併読されるようお勧めする.今でも基盤は変わっていない. 仮想化に関しては,たとえばIDGジャパンの「サーバ仮想化テクノロジガイド」2008刊などの併読をお勧めする.

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2011/06/18

雑誌やWEBなどでメモリやCPUのスペックがらみの話を読んでもいまいち理解できなかったのだが、本書ではそれらの記事ではいちいち解説してくれない事柄まで包括して説明してくれているのでこの分野での基本的なことは抑えることができたと思う。 本書のシリーズに共通して言えることだが、基本が...

雑誌やWEBなどでメモリやCPUのスペックがらみの話を読んでもいまいち理解できなかったのだが、本書ではそれらの記事ではいちいち解説してくれない事柄まで包括して説明してくれているのでこの分野での基本的なことは抑えることができたと思う。 本書のシリーズに共通して言えることだが、基本が抑えきれていない私のような人に対して最終的に少し踏み込んだコアな部分も理解できるような構成、展開となっているところがとても良い。 内容的には、マイクロアーキテクチャの話が特にためになった。 マイクロアーキテクチャを知ることによりメモリ、CPUを効率的に利用するための勘所を得るだけでなく、優れた実績のある方式として、一般的なプログラムに対して処理を高速化するためのヒントとなるので、学ぶ価値は非常に高いと思う。 キャッシュ・TBLの話、マルチスレッド、マルチコア、マルチソケットの話、特にキャッシュコヒーレンシをとるための方式の話はおもしろい。 ただ、メモリアーキテクチャや外部IFの話はまだ敷居が高く感じた。

Posted byブクログ

2011/04/30

現代的で素晴しいコンピュータ・アーキテクチャのテキスト。コンピュータ・アーキテクチャの基礎から、仮想化支援機構、マルチコア、GPGPU といった最新の話題まで手広く網羅する。さすがにこれだけ豊富な内容で A5版 380ページでは個々の説明が簡略になるのはやむを得ないが、非常に適切...

現代的で素晴しいコンピュータ・アーキテクチャのテキスト。コンピュータ・アーキテクチャの基礎から、仮想化支援機構、マルチコア、GPGPU といった最新の話題まで手広く網羅する。さすがにこれだけ豊富な内容で A5版 380ページでは個々の説明が簡略になるのはやむを得ないが、非常に適切に簡略化されているので、解説が端折られている箇所はほとんどない。行間を読むのが練習問題と思えば丁度良いくらい。 ところどころに差し込まれる early and evil optimization code はいかがなものかと思うが、これは編集者の方針なのかなぁ。WebDB Press はソフトウェアの雑誌だから…。 パターソン&ヘネシーばりの大型本にして、英語でリライトしていただければ、世界中で読まれる著名な教科書になることは間違いないくらいの名著。久しぶりに素晴しい技術書を読んだ。

Posted byブクログ

2011/04/26

かなり詳細で専門的なところもあるが、文章が丁寧で新しい技術情報も取り扱ってくれているので興味深く読めた。 一部理解しきれないところもあったのでまた時間があったら再読してみたいと思う。

Posted byブクログ