フード・インク の商品レビュー
食システムの問題を、広くわかりやすく書いているのでとっかかり安くておすすめ。映画もあるからみて欲しいなー。 こんな本読んでも、お金のない一人暮らし大学生は葛藤しつつ安い食材を買うんですけどね。
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努力したって仕方ない? 太陽が照っている限り、 人が計画を立て、野菜を植え、 考え、行動する力を失わない限り、 そう、あきらめない限り、 自らを養う道を見出せる。 マイケルポーラン
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2013年2月7日読了。食の安全について警鐘を鳴らす同名のドキュメンタリー映画の製作裏話・取材協力者たちによる寄稿文やアメリカを覆っている深刻な「食」の現状と、そこから身を守るためのささやかなアクションの紹介など。安い食材を大量に売るため食品業界は入国者らを最低の賃金・劣悪な労働...
2013年2月7日読了。食の安全について警鐘を鳴らす同名のドキュメンタリー映画の製作裏話・取材協力者たちによる寄稿文やアメリカを覆っている深刻な「食」の現状と、そこから身を守るためのささやかなアクションの紹介など。安い食材を大量に売るため食品業界は入国者らを最低の賃金・劣悪な労働環境で働かせ搾取し、家畜たちは身動きもできないような狭い檻の中で病気と心身の障害に苦しむ生涯を送り、消費者は安価なファーストフードや薬漬けの肉を食べて健康を害し、その治療の費用が国家の財政を常に圧迫し・・・。今の世界は「どうしてこうなった?誰がこの仕組みのおかげで利益を得ているのだ?」と首をひねらざるを得ない。決定的な解決策などなく、個人にできることは「なるべくファーストフードは食べない」「信頼できる業者から野菜を買う」「電球を交換する」といった、がっかりするくらい小さな対策しかないのだな・・・。つくづく、今後生まれてくる子供たちの世代の健康が心配でならない。世界はよりよい方向に進むことができるのだろうか。
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大人の社会科見学シリーズ第一弾。農業を工業化したことで、生産者にも、動物・植物にも、環境にも優しくない生産工程に変わってしまった様子を描く。何よりも恐ろしいのは、生産現場である農場と、消費の現場である食卓が遠く離れていること。そして、その理由が、生産現場が消費者にとって見たくない...
大人の社会科見学シリーズ第一弾。農業を工業化したことで、生産者にも、動物・植物にも、環境にも優しくない生産工程に変わってしまった様子を描く。何よりも恐ろしいのは、生産現場である農場と、消費の現場である食卓が遠く離れていること。そして、その理由が、生産現場が消費者にとって見たくないであろう現実を抱えており、隠蔽した方が好ましいからというもの。 この映画をまともに受け止めると、食品のバリューチェーンで得をしているのは、食品メジャー、加工業メジャーのみということになる。 有機食品の取り扱いは広がっているものの、メジャーが有機食品のベンチャーと契約し、棚の一部が「オーガニック」表記となるだけで、「安く、早く、多く」原則を変えるつもりはない、と指摘する。 牧草ではなく、 安いコーンを肥料に切り替えて牛を育てた結果、毒性の強い大腸菌が生まれた(O-157)。かつてはメジャーの占める割合は25%だったが、現在では70%を占め、集中的に工場で加工が行われるため、一気に安全でない食品が広がってしまう危険性がある。 食品業界の持つ危険な構造が、政治的に本気で取り組まれない理由は、食品業界を監査すべき機関の代表者が、食品メジャーから選出されており、寄付金のバラマキにより、政府の要職にも収まっているためだという。先に見た、「インサイト・ジョブ」と同じ構図だ。 結局、生産者は本来作り手として、消費者として、一番正直に、良いものを作る存在なのではないかと思う。そこにメジャーの存在が入ることで、作り手が食べたい、ほんものの食品が虐げられてしまう。 生産者の良心が満たされる農業、食品業界こそ、私たち消費者が行動によってエンパワーすべきである。
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『ファーストフードネイション』や『いのちの食べかた』と 同じような内容だろうと思って期待しなかったけど、 さらに新しく別の視点からの情報が追加されている感じでした。 キングコーンの内容もだいたい入っていたので、 とりあえず、食のことに関しては、これだけ見て欲しいです。 ※監督は上記の映画も勉強しているでしょうけどね。 私にはだいたい分かってる内容で、感動が薄かったので★はひとつ減らしました。
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同名のドキュメンタリー映画があったそうですが、これはそれをさらに敷衍したノンフィクションです。アグリビジネスとか、肉食産業の闇とかが書かれています。だいたい、そういう内容ではないかと想像することが書いてあります。曰く、巨大食品企業が隠蔽する食肉生産・農作物生産時の搾取、クスリ漬け。トウモロコシ産業がしかけたバイオエタノール騒ぎによるコーン価格の暴騰と、それがもたらす飢餓など。 めんどくなって途中からぱらぱら読みになってしまいましたが、ダイエットに関わる章(後ろの方)は結構お勧めかも。
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第82回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門ノミネート作を書籍化。体に良いとされるオーガニック・フードとスーパーに並ぶお手ごろ価格の食品との価格差はなぜ生じるのか?そんな身近な疑問から、アメリカ国内における巨大化した農業市場の問題、そして、大量消費・大量生産される“食”の知られ...
第82回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門ノミネート作を書籍化。体に良いとされるオーガニック・フードとスーパーに並ぶお手ごろ価格の食品との価格差はなぜ生じるのか?そんな身近な疑問から、アメリカ国内における巨大化した農業市場の問題、そして、大量消費・大量生産される“食”の知られざる裏事情に迫っていく。(評価は後日書きます)
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