アスペルガーを生きる子どもたちへ の商品レビュー

佐々木正美【著】

2016/01/25

この先生の障害観って素敵だなあ。
人が画一的であれば、理解することも、付き合う上でも簡単だけど、他人に対して、こうでなければ、と、強いるのは、利己的すぎないですか？と。
個人主義が行き過ぎて、利己主義になってはいないか、と警鐘を鳴らしています。
いろんな人がいていいじゃない、って認め合える、協力できる社会っていいな。

2013/11/03

「自閉症の人が自閉症のままで、よりよく学び、働き、生きることができる環境を、私たちの努力で用意する」「おかしな方向に熱心で、いちばん大事な点には無知である。愛情があっても、こういう人が一番ASの人をひどい苦境に追い込んでしまう。だから、無理解ならば、むしろ熱心でない人の方がずっといい、ということがあり得る」「自閉症の人の最も基本的な特性は何か、と言われたら、ものごとを忘れることができなくて苦しんでいる人だ、と言いたい」分かっていたつもりでいたが、最初はそこを理解してやっていたつもりだが、日々の臨床で、目の前の弱い部分にばかりアプローチしているのではないかと猛省。

2013/03/20

スペクトラム（連続体）。
『TEACCHの考え方は，子どもを管理するのではなく，自由で自主的な活動ができるようにしてあげるための方法なのです。』
この言葉に，佐々木先生の様々なものが込められている気がした。