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きのこ文学名作選 の商品レビュー

4.1

20件のお客様レビュー

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2019/11/16

“決断ていうのはさあ、あたりをきょろきょろ見回して、ちまちまと状況判断することじゃなくて、そういう流れの全部を、そういう流れの中に身を置いて引き受けるってことだとわたしは思うよ。ちゃんと決めてたくせに、自分だけ悪者ぶるのはよくないよ。ガキっぽいよ。”(p,327 南木佳士『神かく...

“決断ていうのはさあ、あたりをきょろきょろ見回して、ちまちまと状況判断することじゃなくて、そういう流れの全部を、そういう流れの中に身を置いて引き受けるってことだとわたしは思うよ。ちゃんと決めてたくせに、自分だけ悪者ぶるのはよくないよ。ガキっぽいよ。”(p,327 南木佳士『神かくし』)

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2017/07/01

装丁,字体,レイアウト,紙質など,小説などの内容よりも面白い.正岡子規の短歌はどうもあってないような気がしたが,読みにくいのも含めて楽しかった.

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2017/01/04

2016/12/30読了。 デザインは秀逸で、紙の選定からフォント、文字の配置までこだわりにこだわった一冊。 ただ、古語は読みにくく、頭にも入ってきにくい。 内容を理解されている皆さんは非常に博識だなぁ、という印象をうけた。

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2015/10/22

狂言くさびらや今昔物語集をそれらしいフォントで読めて楽しい。知らなかった作品も多くて作者たちの新たな(きのこ的な)面も見れた

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2014/01/22

きのこきのこのオン・パレード! とにかく装丁が並じゃないと聞いていたが、その通り。装丁に興味のある人は、手に取ってめくってみるだけでも楽しめる本だと思う。 内容の方も、短編だけではなく古典から詩歌まで幅広く収録されており、とてもバラエティに富んだ内容で楽しめた。 けれどあえて...

きのこきのこのオン・パレード! とにかく装丁が並じゃないと聞いていたが、その通り。装丁に興味のある人は、手に取ってめくってみるだけでも楽しめる本だと思う。 内容の方も、短編だけではなく古典から詩歌まで幅広く収録されており、とてもバラエティに富んだ内容で楽しめた。 けれどあえて言うと、私は「茸類」(村田喜代子)を読めただけで満足してしまった。 去年、深沢七郎の「秘戯」を読んで、どぎつくて、生々しくて、悲しい、と非常に感銘を受けたけど、これも読後感が似ていた。熱くて熱くて、すぱっと行く。そのひんやりとした鋭さに、ぞっとする。 そのほかにも、「きのこ」という特殊なくくりだからこそ味わえる妙味がたっぷり詰まった本だった。 実はこの本に収録されている作品のうち、3作が既読で狂言の「くさびら」も観たことがあったのだが、このアンソロジーで読むとまた違った雰囲気で読むことができ、予想外の驚きがあった。 これだから、アンソロジーを読むのは楽しい!

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2013/04/02

新刊で気になった飯沢さんのことを調べたら、「きのこ文学」なる耳慣れない分野の研究家とのこと。面白過ぎる。 で、図書館で借りてみた。装丁もまた面白い。 特装版は限定3000部だと…! 図書館に入っちゃって勿体無いような。 興味深いなきのこ。 菌糸の森に一歩踏み込んでしまった。迷うか...

新刊で気になった飯沢さんのことを調べたら、「きのこ文学」なる耳慣れない分野の研究家とのこと。面白過ぎる。 で、図書館で借りてみた。装丁もまた面白い。 特装版は限定3000部だと…! 図書館に入っちゃって勿体無いような。 興味深いなきのこ。 菌糸の森に一歩踏み込んでしまった。迷うか否か。

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2012/04/06

「この一本のキノコはな、きみ、全キノコ類の代表なんじゃ。  本当をいうとキノコ類一般などというものはなくて、  このキノコがキノコなんじゃ。わかるか」  くさびら譚より  先生!全然解りましぇーん!!でもキノコ美味しいでぇーすっ! 本書を購入する人はかなりのキノコ好...

「この一本のキノコはな、きみ、全キノコ類の代表なんじゃ。  本当をいうとキノコ類一般などというものはなくて、  このキノコがキノコなんじゃ。わかるか」  くさびら譚より  先生!全然解りましぇーん!!でもキノコ美味しいでぇーすっ! 本書を購入する人はかなりのキノコ好きに限られる、と思います。 なので絶対手放さないだろうから、古本屋に出回ることは無い。 どれだけの読者がいるのだろうか…。よくこんな本を出版したな~。 装丁も字体も凝りに凝っていてビックリ。 作品別に紙質も変えているので、 カラー印刷も含めてかなりの種類の紙を使っています。 それでもって御値段2600円という驚異的な安さ! 赤字とか大丈夫?なレベル。出版社と編集者に脱帽だよ。 キノコLOVEがハンパなし!! ただ残念なことに、この本に栞が付いてないんだよなー。 自分がいつも使う栞だと、なんか違う気がするし。 この本には…そう、アレを挟むのがしっくりするかも…… 今、私はこの本にキノコを挟みたい衝動に駆られています。

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2012/03/28

読書を楽しむよりも感覚で楽しむ本。 書店でキノコや山菜類の見分け方などの本の間で、これでもかと言わんばかりに異彩をはなっていました。 キノコって、文学かも知れない。

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2011/09/24

きのこってなんとも不思議なものですよねー。 この本を読んでいると気が狂いそうな感じさえしてくる。 でも、すごく装丁に凝ってて素敵な本。

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2013/01/04

凝りに凝りまくった造本で、人を感心させるよりもドン引かせちゃうあたりが、なんとも「きのこ本」らしいと言えましょうか。こうやって並べてみると、たしかにきのこの存在感きわだつ文学ジャンルがなりたってしまう気がしてくる。わたしにとっての拾い物は、加賀乙彦の「くさびら譚」と高樹のぶ子の「...

凝りに凝りまくった造本で、人を感心させるよりもドン引かせちゃうあたりが、なんとも「きのこ本」らしいと言えましょうか。こうやって並べてみると、たしかにきのこの存在感きわだつ文学ジャンルがなりたってしまう気がしてくる。わたしにとっての拾い物は、加賀乙彦の「くさびら譚」と高樹のぶ子の「茸」だった。

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