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砂の王国(下) の商品レビュー

3.5

113件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    43

  3. 3つ

    40

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    1

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2014/01/29

ストーリーにリズム感があり、物語のテーマや切り口も面白いので一気に読み終えてしまった。 各登場人物も個性があり、脳内イメージをつけやすかった。 少し軽めでシニカルに話が進んでいくタッチも現代的でよかったと思う。 ただ、ラストに向かっていくに従って息切れ感があり、作者の集中力...

ストーリーにリズム感があり、物語のテーマや切り口も面白いので一気に読み終えてしまった。 各登場人物も個性があり、脳内イメージをつけやすかった。 少し軽めでシニカルに話が進んでいくタッチも現代的でよかったと思う。 ただ、ラストに向かっていくに従って息切れ感があり、作者の集中力が切れてしまったのかなと感じる。 結末までの構成がもう少し濃ければ、かなり良い作品だと思うのが悔やまれる。

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2014/01/14

引き込まれて読める長編を期待していたけど、とにかく長いし府に落ちない点も。 ナカムラに引き込まれるオーラを感じない。 まともにしゃべることもできないのに、顔だけでそんなに人気者になれるかな? 最後にアスペルガーだと告白していたけど、うーんそれが何かな?それとカリスマ性は関係ないよ...

引き込まれて読める長編を期待していたけど、とにかく長いし府に落ちない点も。 ナカムラに引き込まれるオーラを感じない。 まともにしゃべることもできないのに、顔だけでそんなに人気者になれるかな? 最後にアスペルガーだと告白していたけど、うーんそれが何かな?それとカリスマ性は関係ないような。 あんなインチキな会が、あそこまで爆発的に信者が増えたり女優までもはまったり、あるかな? 最後の方でヤクザみたいな男と龍斎が手を組んで幹部になるけど、そんなヤクザみたいなのがいたら怪しすぎるでしょう。 結局、自分が大地の会を作ったんだーと言っている木島は、裏切り者とされ会を追われる。 追われるだけでなく殺されそうになる。恐ろしい組織になったしまった。 そして最終的に、一人ホームレスに逆戻り・・・ 確かに、タイトルからしてそうなるのかもしれないけど、木島が作った会が制御不能となって・・・あの会はどこへいくのだろう。

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2013/11/25

面白いんだけど…長い…。 2013.11.25

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2013/11/10

ラストに続くまでが少々物足りなく感じました。リアルな追跡劇とかありましたが、それでもあっさりしていた感じです。

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2013/10/25

最後は悲しすぎると思ったが、二日でウイスキーのボトル三本開けるアル中ぶりでは、いかなる仕事でも上手くいかないのでは。 いやそもそも鬱病治療を軽視しているのが、木島にとっての砂の王国崩壊の遠因だろう。 非科学的な新興宗教で利益を目指すかぎり、仲村、龍斎のカリスマが必須で、鬱、アル中...

最後は悲しすぎると思ったが、二日でウイスキーのボトル三本開けるアル中ぶりでは、いかなる仕事でも上手くいかないのでは。 いやそもそも鬱病治療を軽視しているのが、木島にとっての砂の王国崩壊の遠因だろう。 非科学的な新興宗教で利益を目指すかぎり、仲村、龍斎のカリスマが必須で、鬱、アル中と戦いながら木島自らの身の置き場を整理出来なかった。 とはいえ、ホームレス時代の 描写がリアルで、明日は我が身かも、と本気で思ってしまい、念の為一般社会には当てはまらないことを確認しておく。

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2013/08/23

エリートサラリーマンだった山崎はあれよあれよと階段を転げ落ちるように ホームレスになってしまう。所持金3円のどん底生活の中で知り合った インチキ占い師、隆斎と美形のホームレスナカムラ。 この三人が一発逆転をかけて宗教団体「大地の会」を 発足させるのだ。 戦略が当たって大地の会はど...

エリートサラリーマンだった山崎はあれよあれよと階段を転げ落ちるように ホームレスになってしまう。所持金3円のどん底生活の中で知り合った インチキ占い師、隆斎と美形のホームレスナカムラ。 この三人が一発逆転をかけて宗教団体「大地の会」を 発足させるのだ。 戦略が当たって大地の会はどんどん大きくなっていく。 しかしやがてお互いの中に考え方の違いが芽生え 気がつけばそれは自力ではどうすることもできない怪物集団となっていくのだ。 ホームレス時代の描写が秀逸で引き込まれた。 その後に大地の会を発足させていくあたりも本当に読ませるわぁ~と 一気に次へ次へと読んでいけたのだが、終盤はなんていうか スピード感がなくなりしょぼしょぼ~~~な感じで終わったのが残念。 大作だったのになぁ。 ううーん。 これは続編があるのだろうか?

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2013/07/19

どの状況の描写も、それぞれ真に迫っているのが読んでいて楽しい。そして人って怖い! タイトルや話の流れから、いつ、どんな風に崩壊するのだろう?と思いながら読んでいたけど、こうくるか〜。 ちょっと急で意外な展開だったけど、思ったより木島さんに、不幸感がなくてよかった。続編を望む!w...

どの状況の描写も、それぞれ真に迫っているのが読んでいて楽しい。そして人って怖い! タイトルや話の流れから、いつ、どんな風に崩壊するのだろう?と思いながら読んでいたけど、こうくるか〜。 ちょっと急で意外な展開だったけど、思ったより木島さんに、不幸感がなくてよかった。続編を望む!ww

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2013/06/21

証券会社に勤めていた主人公がホームレスへと転落し、 住み着いた公園で知り合った男達と新興宗教「大地の会」を立ち上げる。 少しずつ会員を増やし成功してゆく大地の会。 しかし、それはいつか崩れ行く砂の王国なのだ。 ホームレス生活がかなり細かくて、なかなか興味深かった。。 宗教の方は...

証券会社に勤めていた主人公がホームレスへと転落し、 住み着いた公園で知り合った男達と新興宗教「大地の会」を立ち上げる。 少しずつ会員を増やし成功してゆく大地の会。 しかし、それはいつか崩れ行く砂の王国なのだ。 ホームレス生活がかなり細かくて、なかなか興味深かった。。 宗教の方は、あぶなっかしくてハラハラしながら読み進める感じだが、 段々と悪いほうへ転がっていく様子に引き込まれて一気に読破。 ラストは、敢えてこう持ってきたのだろう。 もう少し、主人公の心の中の砂の王国について、子供の頃の経験だけでなく心理描写が丁寧なら、もっと説得力を感じたと思う。

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2013/05/28

最後は自分で創造してのその後の事を考える方式、宗教団体「大地の会」を作った木島のその後はどうなるのか、荻原先生の続編があればうれしいな

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2013/04/21

ひどい、ひどすぎる。このラストはなんだろうか。まるで、ジャンプで打ち切りが決まった漫画が強引に連載を終わらせる感じ。明日から、旅が始まるといってその後ろ姿で終わる感じ。これが、ヒットメーカーの作品だろうか。無責任すぎる。上巻で人々がホームレスのこの男に嬉々として食べ物をあげていた...

ひどい、ひどすぎる。このラストはなんだろうか。まるで、ジャンプで打ち切りが決まった漫画が強引に連載を終わらせる感じ。明日から、旅が始まるといってその後ろ姿で終わる感じ。これが、ヒットメーカーの作品だろうか。無責任すぎる。上巻で人々がホームレスのこの男に嬉々として食べ物をあげていた理由は?男前だからってことだけ?は?確かに要所要所読ませる文章力はあるだけに、もっと緻密にやってほしかった。篠田節子の『仮装儀礼』と比べて雲泥の差。

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