マザコン の商品レビュー
そもそも男と女は考え方が違う。だから、理論的に考えを押し付けられても困っちゃうのですよ、女は。その時の体調と気分によって、対応出来る時と出来ない時があるのです。
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マザコン、というタイトルだけれど、8つの短編に出てくるマザコンと思われる人達は一般的にマザコンと言われるような感じではなく、これがマザコンだったら世の中みーんなマザコンだよなぁ‥ と思うが、ほんの1ミリもマザコンじゃない人間なんていないのではと思い至る。 『初恋ツアー』が一番好...
マザコン、というタイトルだけれど、8つの短編に出てくるマザコンと思われる人達は一般的にマザコンと言われるような感じではなく、これがマザコンだったら世の中みーんなマザコンだよなぁ‥ と思うが、ほんの1ミリもマザコンじゃない人間なんていないのではと思い至る。 『初恋ツアー』が一番好き。『ふたり暮らし』の共依存っぽい母娘は気味が悪いが面白かった。
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タイトルどおり、マザコン男性の物語を期待していたが、母親に関する短編集。 クライ、ベイビイ、クライが好き。
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角田さんの描く人物像は、 ほんとにいいラインを醸し出すな〜と。 ここに出てくる『マザコン』は、 いわゆる、一般的なママ〜ママ〜!とか、 お母さん!お母さん!!というキャラではなく、 なんとなく逆に救いようのない湿り気を持った 母親に囚われたキャラ達ばかり。 読後感的にスッキリ...
角田さんの描く人物像は、 ほんとにいいラインを醸し出すな〜と。 ここに出てくる『マザコン』は、 いわゆる、一般的なママ〜ママ〜!とか、 お母さん!お母さん!!というキャラではなく、 なんとなく逆に救いようのない湿り気を持った 母親に囚われたキャラ達ばかり。 読後感的にスッキリ!とかはないのだけれど、 ねっとり強い印象を残す短編集だった。 小説としては、それはそれで好きです。 母親と子供の関係性は、実は定義やルールが 確定できたり、解明できたりしないものと 私自身も感じていて、 その曖昧模糊な感覚に刺激をもらえたようにも思う。
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14/01/10 8つの短編集のどれも出てくる女はなんかやなかんじ。男も男でやなかんじ。 母親の影響って大きいよね。母親だものね。
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読んで『面白かった!』と思う本ではなく、う~ん。。。となんとも言えない後味の本でした。 でも、母と娘の関係、『確かにね。。』と思うところは多々あった。 息子の母となり、もっと歳を重ねたら自分がどのような母になるのだろう?と考えてしまった。 困ったちゃんな母にはなりたくないな~
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短編集。それぞれ別な話ですが、だいたい語り手が30代から40代、そのお母さんは60代から70代。 病気で入院していたり、第二の人生を始めようとしていたり。 わたしも最近身近に感じはじめていた漠とした不安や戸惑い、この年で読むからより理解深まる感じ。 最後の話が一番かわいらしかっ...
短編集。それぞれ別な話ですが、だいたい語り手が30代から40代、そのお母さんは60代から70代。 病気で入院していたり、第二の人生を始めようとしていたり。 わたしも最近身近に感じはじめていた漠とした不安や戸惑い、この年で読むからより理解深まる感じ。 最後の話が一番かわいらしかったな。お嫁さんが特にいい。 この本のマザコンて、決して冬彦さんじゃない、いろいろなお母さんとの関係が描かれてる。 お母さん。振り返ると、子どものころ、読めない字をすぐ聞きにいき、意味のわからない言葉もそう。それから、学校であった嫌なこと、不思議なこと、身の回りのあらゆる世間話。すぐいつも居た母に話してた。そこで母のうつ相槌や、ふともらす感想を意識せずたくさん浴びて生きてきた。 これがその人の考え方のモノサシになり軸になるなんていちいち思わずきたけれど、母の考え方だけじゃなく他にあると気づくのは大人になってから。母も学校の先生も、人間なんだと気づく。多少偏りあるよね。 わたしも、わたしの子どもたちのお母さん。ふとした日常会話やテレビの感想、持ってるきた悩みへの答え、、、 すべてこの子たちの考え方の軸になりモノサシに影響するかと思うとこわいな。と、思う。 いろんなお母さんでてくる。 なんかやらかしても「だから言ったでしょう」とわたしに一度も言わなかった、そんな母に感謝しながら、読み終えました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
マザコンというと男が母親を大事にしすぎるイメージですが、この本はどちらかというと女が母親に執着する話でした。母親と娘の感情の複雑さがうまく描かれています。 一卵性母子という言葉も最近聞きますが、母親が親としてではなく女として娘と張り合ったりする場合もあるし、娘が彼氏より母親との約束を優先したり、は実際にある話です。 男からすると微妙でしょうが、今は女のマザコンもよくあるのだと思います。
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14/7/31 角田さんはホンワカ系、シリアス系、ジットリ系と多様な作品を書くけど、これはジットリ系。 陰鬱な冬の雨みたいな雰囲気の本で、切なくビターな短編集と描かれても私には切なさが分からない。 明るい夏空の下では読みたくない一冊。
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母親を描いた短編集。 どれも面白かったけど、「初恋ツアー」「鳥を運ぶ」が面白かった。 この人は本当に女性を描くのがうまい。 当たり前のことかもしれないが、子どもは母親を見て育つ。意識していなくとも、母親のように生きてしまうものなのではないか。大人になるにつれ、その思いは強くなっ...
母親を描いた短編集。 どれも面白かったけど、「初恋ツアー」「鳥を運ぶ」が面白かった。 この人は本当に女性を描くのがうまい。 当たり前のことかもしれないが、子どもは母親を見て育つ。意識していなくとも、母親のように生きてしまうものなのではないか。大人になるにつれ、その思いは強くなっていく。 気づかぬうちに、母と同じような生活を送ろうとしている自分がいる。 この本を読んで、改めて、母と娘とは同じ生き物のように感じた。あとがきには、母と娘の関係は、息子と娘の関係や、父と娘の関係とは全く異なるものだとあったのも興味深かった。 女ってやっぱり複雑でめんどくさい生き物だ。
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