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的を射る言葉 の商品レビュー

3.3

31件のお客様レビュー

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2013/06/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

言葉の切れ味を求めたエッセイ。 あえて「抽象」的に、具体性を削ぎ落した言葉は切れる。 どこかで見たなと思ったら、これは日記シリーズの毎日の冒頭にある「本日の一言」。日記の内容に関係はなく、ただそこに一つのフレーズとして存在していた。突拍子のないこれらは、ひとつの楽しみ。 こうして抜粋されると、面白い。気づきもあるし、思わず笑ってしまう。 森先生の魅力は、これらの言葉を思いつくその「視点」だと思う。 「『暗くなるまでまった』とか『ライ麦畑でつかまえた』だと、どーもいかんな」

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2012/10/20

移動中に読む本がなかったので、中身も見ずに購入した。まさかこんな本だったとは。ブログか何かに書いていたひとことを集めて本にしたものらしい。ブログで見るにはいいかもしれないけど、お金を出して読むようなものではない。

Posted byブクログ

2012/08/05

天才ミステリ小説家・・・と言っていいのかわからない。もちろん森 博嗣は天才には間違いないと思うだけども、ミステリ小説家という枠組みにおさまらない気がする。 小説にせよエッセイにせよ、非常に興味深い面白い言葉の数々を残している森 博嗣の箴言集『的を射る言葉』。 108項目からなる...

天才ミステリ小説家・・・と言っていいのかわからない。もちろん森 博嗣は天才には間違いないと思うだけども、ミステリ小説家という枠組みにおさまらない気がする。 小説にせよエッセイにせよ、非常に興味深い面白い言葉の数々を残している森 博嗣の箴言集『的を射る言葉』。 108項目からなるんだけども、短い文章で深く感心したり、考え込んだり、笑えたり・・・あまりにも世の中の条理・不条理が描かれているようで、笑える部分が多かった気がする。 こんな言葉で射抜かれてしまったら、二の句が告げなくなってしまうだろうな・・・なんて第三者を想像してしまうのだけども、自分自身にも当てはまること。 何度読んでも面白そうだし、立ち読みしても手に入れたくなっちゃう。 (実際、僕は書店で手に取ってページをめくってみて、たまらず欲しくなってしまったのが本書である) この「言葉」たちはインターネットのHPで公開していた日記の冒頭に、その日ふと思いついたことを挙げていたらしい。 本当は本書のタイトルを「切れる言葉」にしたかったそうなのだ。 が、誤解を生むということで、サブタイトルに『(自動詞ではなく他動詞の切れるである)』と入れるという珍案も笑えるが、切れ味もずいぶん鈍ってしまうということで諦めたらしい。 著者の言う通り、本当は「的を射る」のではなく、的を外し、ギリギリでかすっているという切れ味のある言葉たち。 そして、森 博嗣の思考に触れることができる喜びも味わえるという点で、非常に面白い本だ。

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2012/04/23

もはや義務感で読んでいる森博嗣の文庫も、講談社文庫だけですでに47冊目。いよいよ彼とは距離を置こうかなと思わせる一冊だった。森先生がブログでつづった日記から集められた「言葉」がまとめられているが、とりあえず手当たりしだい本にしちゃおうという彼らの商業主義的な感じがスキになれない。...

もはや義務感で読んでいる森博嗣の文庫も、講談社文庫だけですでに47冊目。いよいよ彼とは距離を置こうかなと思わせる一冊だった。森先生がブログでつづった日記から集められた「言葉」がまとめられているが、とりあえず手当たりしだい本にしちゃおうという彼らの商業主義的な感じがスキになれない。 「最も難しい戦略的判断は攻撃ではなく、撤退である」と彼自信が本著で言っているとおり、自分もそれに倣ってそろそろ森作品からの撤退を考える。

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2012/03/25

やっぱりいいなぁ、森先生の言葉って。 “多少斜めに睨み、僅かに外れているけれど、ぎりぎりでかすっている、といった鋭さ”ですか。。。はぁ、確かに。 言葉たちにハッとし、ぷぷっと笑い、時折まだ「?」で・・・ そんな感覚を一通り味わった後の、ご本人によるあとがきが最高。 で、解説。...

やっぱりいいなぁ、森先生の言葉って。 “多少斜めに睨み、僅かに外れているけれど、ぎりぎりでかすっている、といった鋭さ”ですか。。。はぁ、確かに。 言葉たちにハッとし、ぷぷっと笑い、時折まだ「?」で・・・ そんな感覚を一通り味わった後の、ご本人によるあとがきが最高。 で、解説。養老孟司さんなんですね・・・。びっくり。 これまたすごく深い。 時々手にして、好きなページを開いて、前にいったり後ろにいったりと、気の赴くままに読む本なんだろうなぁ。 今度読む時は、「?」が減るのかな?どうなのかなぁ。

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2012/03/28

本の題名にあるように、内容は、的を射ていると思うものや、よくわからないものもあった。 私は、読んでいておもしろかった。

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2012/03/15

初めて手にした森博嗣さんの本。 どきっとしたり、ぐさっとくる言葉が沢山あって、的を射るってこういうことかーと思いました。 ただ、所々字が大きくなったり、文章が斜めになったりするのが少し読みづらいですね。

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2012/01/17

「なるほど」と感じるフレーズと「……?」と首を傾げるフレーズ半々ぐらいか。全体的にフレーズの装飾?が気に入らなかった。的を射る言葉はあったと思うけど全体的には的外れでした、みたいなね。

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2011/07/02

運命・贈り物・作戦・判断など、108の言葉に対して筆者なりの解釈や法則をまとめた本。筆者が1996~2001年の間にインターネットのHP上で公開していた日記の冒頭に書かれていた「今日の一言」に書きためた中から選ばれているそうです。自分の見方とは違った、言葉の解釈の仕方が書かれてい...

運命・贈り物・作戦・判断など、108の言葉に対して筆者なりの解釈や法則をまとめた本。筆者が1996~2001年の間にインターネットのHP上で公開していた日記の冒頭に書かれていた「今日の一言」に書きためた中から選ばれているそうです。自分の見方とは違った、言葉の解釈の仕方が書かれていて面白いです。(2011.2.11)

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2011/05/19

言葉遊びと言ってしまえばそれまでだが、それ以上に深いものがあると感じるのは「戒め」があるから? ちなみにこういうのを箴言というそうだ。

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