的を射る言葉 の商品レビュー
やる気があってもなくても、やれば同じ。やらなければ同じ。 リニアモーターカーは、回転式ではなく直線式のモーターを使っている。浮くこととは無関係。 最も期待値の大きいギャンブルは勉強。 「若い人たちの意見を聞きたい」は、「少しくらいは俺たちの苦労を思い知れ」と同義。 どうしてこちら...
やる気があってもなくても、やれば同じ。やらなければ同じ。 リニアモーターカーは、回転式ではなく直線式のモーターを使っている。浮くこととは無関係。 最も期待値の大きいギャンブルは勉強。 「若い人たちの意見を聞きたい」は、「少しくらいは俺たちの苦労を思い知れ」と同義。 どうしてこちらが謝るのか、の答えは、自分のほうが賢いから。謝る=賢い人になる。 「最近の若者はやる気がない」は、正しくは「正直なのでやる気のある振りができない」 勉強が好きになるためには、嫌々勉強すること。 勉強は大事である。頭が良いことは小事である。 才能があってもトップに立てない人はいるが、勤勉なのにどん底の人はいない。
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初!森 博嗣!! ということで、先輩から借りて読みました。小説から入る前に軽めのジャブといった感じで。とりあえず言葉が踊ります。元・大学助教授の思考の一部を垣間見る。小説を読んでいたら、きっと、「あぁ…。らしいね。」ってなるのかな。まだ小説を読んでいない俺としては、的を射っているのか?いないのか。うーん。 今年の読書の秋には、理系ミステリィの世界にでも足を突っ込んでみますか。やっぱり『すべてがFになる』からかな。 ただいま、若干、エンジンのかかりにくい本を読んでいるので、今月は少なめ。
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短い言葉で言い切るスタイルのためか、エッセイ以上に鋭く、過激とも言える内容も多い。 そうか?と首をかしげる言葉があれば、共感して思わずニヤリとしてしまう言葉もあり、スパッと切られてダメージを受ける言葉もある。 楽しい一冊だった。
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108からなる箴言が併録されている箴言集。Dr.森が創りだす文章は箴言や詩集は心に沁みる。凡ての言葉が正鵠を射ているわけではなく、意図的に的を外している言葉もあるかなと感じる。仕事や創造、はては商売や哲学的な箴言が独自の視点で書かれているが共感を持てる。何処から読んでも支障はない...
108からなる箴言が併録されている箴言集。Dr.森が創りだす文章は箴言や詩集は心に沁みる。凡ての言葉が正鵠を射ているわけではなく、意図的に的を外している言葉もあるかなと感じる。仕事や創造、はては商売や哲学的な箴言が独自の視点で書かれているが共感を持てる。何処から読んでも支障はないので自分が興味がある箇所だけ抜粋して読むのも面白いかもしれない。
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的を射る言葉ってそう言う意味かと腑に落ちた。 森さんの言葉にハッとしてニヤとして、よく分からないこともあったが気付かされる事が多かった。一気に読み終わってしまった。
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個人的に好きなのは3つ。 7.占い 「二人の将来を占ってほしいのですが」 「いずれ死にます」 43.やる気 「やる気」の有無は 重要ではない。 問題は 「やる」か 「やらないか」の 違いだ。 (モチベーション0.0的ですね。) 74.メッセージ 「勉強がどうしても好きになれません...
個人的に好きなのは3つ。 7.占い 「二人の将来を占ってほしいのですが」 「いずれ死にます」 43.やる気 「やる気」の有無は 重要ではない。 問題は 「やる」か 「やらないか」の 違いだ。 (モチベーション0.0的ですね。) 74.メッセージ 「勉強がどうしても好きになれません、 どうしたら良いでしょう?」 「嫌々勉強すれば 良いです」
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アンブッシュする言葉の数々。 ミステリィ作家森博嗣がブログに呟いた言葉の断片集。尚、編纂は本人ではない模様。 実に森博嗣らしい言葉の数々が綴られているが、一部の言葉は裏に狂気のようなものが感じられる。合理的過ぎるが故に、人間性が欠如した物言いがあるのは、他のエッセイでも見られる現象だ。言葉が論理的である分、ホラーでもある。
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著者曰く的を射るのではなく多少斜めに睨み、わずかに外れ、ぎりぎりかする鋭いところを狙ったのが本書。その方がドキリとするからとのこと。平成版侏儒の言葉というべき箴言集。「天は二物を与えず、三物以上が普通。」「不自由の主原因は思い込み」「何をやったかは見える、見えないのは何をやろうと...
著者曰く的を射るのではなく多少斜めに睨み、わずかに外れ、ぎりぎりかする鋭いところを狙ったのが本書。その方がドキリとするからとのこと。平成版侏儒の言葉というべき箴言集。「天は二物を与えず、三物以上が普通。」「不自由の主原因は思い込み」「何をやったかは見える、見えないのは何をやろうとしたか」「目先の損得に捉われるなとは少し先の損得に捉われろ?」「やりたいこととできることは異なる、一致させる必要もない」「NHK全部日本語の略、めずらしや」「方向はどちらであれ前へ進めば前進」「二兎を追わずして二兎は得ず」「将来に不安を抱いていると口にする人は何もしない人が多い」・・・・。こういうのが山のようにある。横書き、縦書き、太書き、巨文字など、視覚的にも楽しませてくれる。
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”的を射る言葉”森博嗣著 講談社文庫(2010/11発売) (2004/09発売 PHP研究所単行本の文庫版。解説:養老孟司) ・・・箴言集。 好みの箴言、合わない箴言があるのは誰の箴言集も同じ。(笑)
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至言である 「そう言えば、こんな事書いてたねぇ」という懐かしさ あと、考えてみると確かにそうだよなぁと思ってしまう説得力 虚をつかれる発想力 森博嗣の言葉はやはりいいなぁ
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