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at Home の商品レビュー

3.9

157件のお客様レビュー

  1. 5つ

    27

  2. 4つ

    74

  3. 3つ

    39

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2015/12/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

父さんは窃盗犯、母さんは結婚詐欺師、僕は偽造専門。 母さんが同業者に捕まって、家族が団結した日。 再婚相手の連れ子との二人っきりの日曜日、 妻の前夫の存在。 やくざからの借金返済と引き換えに、偽装結婚をもちかけられた短い期間で芽生えた気持ち。 一度はばらばらになった家族、妹夫婦の危機をみんなで、乗り越える。 血のつながりに関係なく 互いを思いやる絆は深い訳あり家族たち。 映画化されているんだね~。)^o^(

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2015/08/12

始めて読む作家だが、映画化されるので読んでみた。色々な家族のあり方を描いた4つの短編集だが、かなり特殊な家族ばかりで、短編だけあって掘り下げ方はちょっと薄ぺらい、だが映画化するにはアレンジし放題で都合が良いのかもしれない。モチーフは面白いのだが短編だけあって、すぐ忘れてしまいそう...

始めて読む作家だが、映画化されるので読んでみた。色々な家族のあり方を描いた4つの短編集だが、かなり特殊な家族ばかりで、短編だけあって掘り下げ方はちょっと薄ぺらい、だが映画化するにはアレンジし放題で都合が良いのかもしれない。モチーフは面白いのだが短編だけあって、すぐ忘れてしまいそうだが、宮部みゆきあたりならすごい長編になりそうな題材ではある。

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2015/07/20

#読了。短編集。世間の常識とは異なる家族を描く。決して順風満帆な家族ではないが、温かさが伝わってくる作品。表題作の「at Home」が一番面白かった。

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2015/06/28

家族をテーマにした4つの短編集。 血がつながってなくても、仕事はめちゃくちゃでも、心がすれ違ってしまっていても、家族。 ここに出てくるのは、ちょっと昔堅気のお父さん。不器用でまっすぐで正義ではなく、でも生きる力に溢れている。

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2015/06/24

家族は様々な形があることを感じさせた作品。そこには正解がないと思った。血が繋がった者同士だけが家族ではなく、お互いに心が通じ合う関係、目には見えない絆で結ばれているのが家族かなと感じる。本作に登場する家族も複雑な事情を抱えているが、血の繋がりがなくても家族だからこそ思いやる気持ち...

家族は様々な形があることを感じさせた作品。そこには正解がないと思った。血が繋がった者同士だけが家族ではなく、お互いに心が通じ合う関係、目には見えない絆で結ばれているのが家族かなと感じる。本作に登場する家族も複雑な事情を抱えているが、血の繋がりがなくても家族だからこそ思いやる気持ち、喜怒哀楽有り、信頼を感じさせた。印象深い作品は「athome」、「共犯者たち」である。「athome」は父を温かく迎え入れる姿が心温まる。「共犯者たち」は親からの虐待が疑われた子が家族と離れても幸せに暮らす姿が良かった。

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2015/06/09

文庫本の表紙のデザインが良かった。朝食のテーブルに拳銃が置かれている写真。 表紙に惹かれて読みたいと思ったのだが、なかなか内容も面白かった。家族の繋がりは色々な困難を超える事が出来る、と思った。

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2015/04/29

「村上春樹チルドレンの優等生」と豊崎社長から呼称される本多孝好さん。うん、確かに彼の文体の心地よさに惹かれ、これまでほとんどの作品を読んできてます、私。(#^.^#) で、なぜか読み逃していた旧作の「at Home」。 娘が、文庫を買ったよ、面白かった、と電話で教えてくれたので...

「村上春樹チルドレンの優等生」と豊崎社長から呼称される本多孝好さん。うん、確かに彼の文体の心地よさに惹かれ、これまでほとんどの作品を読んできてます、私。(#^.^#) で、なぜか読み逃していた旧作の「at Home」。 娘が、文庫を買ったよ、面白かった、と電話で教えてくれたので読んでみたのですが・・・。 ほぉ~~っ(#^.^#)と驚いたり、嬉しくなったり。 これまで読んだ作品の中で一番好きみたいです。 中編が4作。 どれも“家族”の話なのだけど、それぞれかなりの訳あり家族でした。 「at Home」…これが一番印象に残ってます。 主人公は淳坊と呼ばれる“長男”。中卒後、印刷所に勤めながら、実はパソコン絡みのあれこれ偽造に関わっている。父はいわゆる空き巣で、たまに応挙なんて持って帰ったりして淳坊から足がつくから、と怒られている。母、中学生の妹、小学生の弟も、かなりきな臭い一家なのだけど、実は・・・と続く展開が巧いです。 淳坊はもちろんだけど、小学生の弟(ゲームに熱中する引きこもりかと思いきや、人生への割り切り方&頭の良さが実に面白い。女の子にももてるみたいだし。)がいいんですよ。 後半、私としてはもうちょっと違う展開でもよかったんじゃないの、と思ったりしたけど、(筋を進めるためにちょっと乱暴な持って行き方だったかな、なんて)それでも楽しく読めました。 これって、今年の夏に映画化されるんですね。(驚) 主演が竹之内豊ってあったから、お父さんが彼なのかな。 映画を観るかどうかは微妙かなぁ。 お母さんは誰なんだろ。・・・今、検索したら松雪泰子だった。いいかも。(#^.^#) その他、 「 日曜日のヤドカリ」…小学生の娘・弥生さんとその義理の父、二人で過ごす日曜日にモト父親が介入??  同級生を拳固で殴った弥生さんに、それだと自分が怪我をする、今度は肘を使うか、せめて拳固にタオルを巻いてください、と言うお父さんが素敵です。(#^.^#) その他は「リバイバル」「共犯者たち」

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2015/04/24

2015年4月17日読了。 画像のものと表紙が違うけど、重版過程で変わったのかな?(私が借りたのは黄色一色に白字でat Home) 久々に本多孝好を読んだけれど、「ありえなさ」に磨きがかかっててよかった。

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2015/03/09

いろいろな家族のありかた。血がつながっている、つながっていないなんて、そんなの関係ないんだなぁ。 仕事場で読んでいたけど、泣きそうになった。全部、いい作品でした。

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2014/02/26

久しぶりに触れたけど やっぱり本多さんの作品が好きだ!と再確認。 “家族”をテーマとした4つの短編集。 どれもこれも陳腐なありきたりな家庭ではなく、ちょっとワケありの家族が主人公。 そんな中にも家族の温かさ、優しさが溢れていてしんみりと胸を打たれた。 お気に入りは最後の「共犯...

久しぶりに触れたけど やっぱり本多さんの作品が好きだ!と再確認。 “家族”をテーマとした4つの短編集。 どれもこれも陳腐なありきたりな家庭ではなく、ちょっとワケありの家族が主人公。 そんな中にも家族の温かさ、優しさが溢れていてしんみりと胸を打たれた。 お気に入りは最後の「共犯者たち」 家族は共犯者、ってなんと素敵なんだろう

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