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田舎の紳士服店のモデルの妻 の商品レビュー

3.4

109件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    26

  3. 3つ

    43

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    2

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2011/07/12

女性のこころの内を書き綴っていくパタン。これって、綿引りさ以降に多数出てきて、一大ジャンルとなっていると思うのだが、ちょっと食傷気味。 10年間の心境の変化が示されていて、それなりに爽やかな読後感もあるのだが。

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2011/06/21

ほのぼのな表紙に騙された。 旦那がうつになり、旦那の田舎に引っ越しをする。でも都会でしか暮らしたことがなかった妻は、なんだか焦ってみたり、考えすぎてみたり、でも少しずつ馴染んでみたり。たまに優しい旦那にときめいたり、解ってないと孤独を感じたり。 でした。

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2011/06/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

東京からなーんもない田舎へ?そうなったら私はどうなるか?ちょっと思いをめぐらせられる本。 でも、しめくくりが人のつながり?自分がどこへどうなりたいか?だけど。 要は面倒だけど人とかかわらずして生きていけないし、前にもいけないってさ。 うまーくまるーくまとめられてるけど…さてでももっと田舎で暮らす人もいるだろうし、ま、どこにいってもどうにかなるんじゃないかなぁ~って。

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2011/06/20

たぶん「今」の私には必要のない本だったのかもしれない。もっと違う時に読んだら、まさに自分の物語のような気がして心に沁みたかもしれないのに。 あるいは、あまりにも自分の現実と一致しすぎて、まるで自分の日記を読んでいるかのごとく既視感にあふれてしまったのかもしれない。 わざわざ小説を...

たぶん「今」の私には必要のない本だったのかもしれない。もっと違う時に読んだら、まさに自分の物語のような気がして心に沁みたかもしれないのに。 あるいは、あまりにも自分の現実と一致しすぎて、まるで自分の日記を読んでいるかのごとく既視感にあふれてしまったのかもしれない。 わざわざ小説を読むというのは、ある意味非日常を求めているわけで、現実の生活や感情をそのまま引き写したようなお話を読んでも、「だから?」と思ってしまう。 ほんとに、日常生活というのは何もドラマチックなことは起こらず、特別なことも起きず、淡々と過ぎていくものなのだ。何か気になること、引っかかることがあっても、全部「なかったこと」「見なかったこと」にして流してしまう。主人公のその「流しっぷり」があまりにもふつうなので、自分の嫌なところを鏡越しに横目で見ているような感じがしてうんざりしてしまう。 主人公の、自分へのごまかしっぷりは、いっそ腹立たしいほどである。どんだけ見ないふりしてるんだ、と読みながらイライラする。でもそれはそのまま自分に返ってきてしまうのだ。そういう意味では痛い小説であった。

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2013/02/05

初めて宮下奈津さんの作品を読みました。 心の距離が近いのか遠いのかわからないママ友との関係や、夫の気持ちなど、わからないことはわからないままに、目の前の日常をこなそうとする梨々子の姿勢に共感を覚えました。 温かい気持ちになりました。 他の作品も読んでみたい。

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2011/06/25

 ブログ「Mooing」のユキさんの感想を見て、図書館で借りてきました。田舎へ引っ越す際にママ友からもらった十年日記に思いを綴っていくことから、各章の扉ページが日記の罫線のようになっているのですが、0年~10年まで書けるのって11年日記になっちゃわないでしょうか。 (図書館で借...

 ブログ「Mooing」のユキさんの感想を見て、図書館で借りてきました。田舎へ引っ越す際にママ友からもらった十年日記に思いを綴っていくことから、各章の扉ページが日記の罫線のようになっているのですが、0年~10年まで書けるのって11年日記になっちゃわないでしょうか。 (図書館で借りた本)

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2011/06/07

スコーレNo.4がよかったので別の作品を、と思って読んでみた。 旦那が鬱になって会社を辞めたため田舎に引っ越すことになった主婦が十年かけて成長していく短編連作。最初は、主人公の、東京と田舎を比べて馬鹿にしたり、こんなはずじゃなかったのにっていう気持ちに共感できなくてなんだか苦しか...

スコーレNo.4がよかったので別の作品を、と思って読んでみた。 旦那が鬱になって会社を辞めたため田舎に引っ越すことになった主婦が十年かけて成長していく短編連作。最初は、主人公の、東京と田舎を比べて馬鹿にしたり、こんなはずじゃなかったのにっていう気持ちに共感できなくてなんだか苦しかったけど、最後の章、10年めはとてもよかった。「生きることに意味などない」と悲しみもあきらめもなくただそういうものだと受け止める。そうだよねって思う。それでいいんだよねってほっとする。 まあ、でもよかったのは最後の章だけだったなあ。

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2011/06/03

読み始めは文体を始め?だったけど、読み進めていくうちに 主人公の心情も理解できるようになり面白くなった。 最後はよかったけど、読み始めが?なので☆4つ

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2011/06/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

宮下奈都さんの本はどれも好きだったので これも話題になっていたから楽しみに読む。 主人公の妻の一人称で物語は進んでいくが、 この妻がうつになった旦那を気遣うことともなく 発達障害かと思われるような行動を起こしている子供を 大丈夫大丈夫と問題から目をそらし、 とにかく自分のことしか考えてなくてしらけてしまった。 都内の幼稚園から田舎へ引っ越さなくてはならなく なった主人公がママ友達から10年日記をもらい その日記を軸に物語が展開していくのだけれど こんなにうじうじうじうじ考えるかな。 途中の元アイドルとの恋愛話も必要かな。 そこまで魅力ある主人公ではないと思う。 元アイドルよりも旦那をとったと妻は思っているけど そのまま元アイドルについていって何か変わったのか? 子供二人もいて、元アイドルについて行ったならとか 考えるかな?子供ってそんな軽い存在かな? 最後まで気持ちのよくない話だった。 一応明日への希望のある終わり方だけどがっかり。 タイトルだけで事前情報なしで読んだから もっとほのぼのした内容なのかと思った・・・。

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2011/05/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

amazonのレビューを見ると 田舎の紳士服店のモデルの妻の梨々子のことを 嫌な女 って称したりしてる方もいたけれど ぜんぜんそんなことなくて すごく素敵な女性だと思う いい意味で全てのことにあきらめてるというか 人って 自分はこんなものじゃない こんな私は本当の自分じゃなくて もっと私はすごいんだ ってどこかで思っていたりするけれど そうやって思っているのが本当の自分であって それ以外のなにものでもないんですよね それを悟った梨々子はすごく素敵だと思うな 宮下奈都さんの作品は2作目で 前読んだ 太陽のパスタ 豆のスープは 元気になる力をもらって 田舎の紳士服店のモデルの妻からは しんとした静かな生きる力をもらいました

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