ロードサイド・クロス の商品レビュー

ジェフリーディーヴァー【著】,池田真紀子【訳】

2012/02/09

面白すぎる。
ああ、単にタイムリーだったのかな？
ちょうど、インターネットの危険に関するコラムをよんだばっかだったから？

日本で発行されたのは2年前。
本場では、もっと前。こういう時事ネタは、ほんのちょっと最近でも古臭くなりがちだけど、全然古臭くない。こういうのは、やっぱセンスの問題？

ダンスが交わす会話、なんて頭の回転速いの？！こんなステキに会話できるひと、いいですなぁ。

ダンスの恋はどうなるんだろう？
次回作も楽しみです。
ライムシリーズも大好きだけどね。

2012/01/03

ジェフリー・ディーヴァーにしては、ストーリーがシンプルだな、と思いながら読んでいたけれども、いや、さすがにシンプルなままでは終わらなかった。得意のどんでん返しが何度も物語の後半に用意されていた。
ジェフリー・ディーバーには、よく読まれているものとして、この本の主人公であるキャサリン・ダンスのシリーズと、リンカーン・ライムのシリーズがある。僕的にはキャラクターとしては、キャサリン・ダンスの方が好きなのだけれども、彼女の得意技である尋問の場面はシリーズにはさほど多くないのが、少し不満と言えば不満。
ではあるが、ストーリーとして非常に面白い本。読んで損はないと思う。

2011/12/14

「どんでん返しに次ぐどんでん返し！」には食傷気味ですが、題材がうまかった。

インターネットって怖いよね。「匿名だから」と高をくくっていても、自分の発言が、まさにその「個人情報」を垂れ流していることなんてざらにある。「今人身事故で電車止まった」「創立記念日で高校休みだった」「東京都在住」…複数の発言をつないでいけば、個人を特定することだってそう難しいことじゃないだろう。いかにも犯罪に昇華されそうじゃないか。

もう一点。さらに怖いのは、いかにも近視眼的になってしまいがちだということ。うまく言えないけど。
ココに打ち込んでいる言葉は、「世界中に向けて」発信してるんだよ。「誰が見てるのかわからな」くて、「誰が見ててもおかしくない」んだよ。
色々な意味で、そんな恐ろしいことってない。

2011/11/21

んー。ライムシリーズのスピンオフっていうより、もうダンスシリーズって感じ。んでもってダンスシリーズ二作目は勢い落ちたかなあ。それでもどんでん返し、楽しみで一気に読んじゃったけど。サイバーいじめがテーマ。ネット上には思った以上に個人情報がいっぱいってことよなあ。

2011/11/20

リンカーン・ライムシリーズのスピンオフ。
と言っても、二作目なので、もはやダンスシリーズと言うべきか。

本作は陰湿なネットいじめを取り扱っています。
被害者はどんどん増えて行きますが、
犯人ともくされる少年の行方はつかめず…
同時に、ダンスの母も別の事件に巻き込まれ…

相変わらず、ハラハラドキドキの展開です。
ただ、彼の作品は数度のどんでん返しがお決まりになっており、
以前に比べると、パンチが足りないのは確か。
ただ、やはり読まずにはいられないのです。
犯人は予想がついたけど、動機が弱いなぁ。
まぁ、これこそが人間の弱さというものかもしれませんが。

ちなみに私は、ボーリングの方を押したいw

2011/10/10

カッコイイ男がいっぱい
キャサリン・ダンス第２弾
ゲームオタが疑われる
謎のチルトン・ニュース
チルトンってハンニバルのチルトンを思い起こさせる。苛々。

2011/10/02

ディーヴァーの本流、リンカーン・ライムシリーズからははずれた番外編第？弾。ネットいじめから派生した事件を書いてるけどちょっと浅い。本人があまり詳しくないのか。ところで007の最新作はジェフリー・ディーヴァー原作だそう。期待できるのか？日本語訳はたぶん来年。
http://www.007carteblanche.co.uk/

2011/09/25

訳出されているリンカーン・ライム、キャサリン・ダンス物はこれにてすべて読了。早く来い来い「お正月」ならぬ「リンカーン・ライム」の心境でありんす。

2011/09/18

リンカーンライムシリーズのスピンオフであるキャサリンダンスシリーズの第二弾。
やっぱり面白い。最後まで、展開を読ませてくれないところは、やっぱり流石でした。
個人的には、スリーピングドールよりもこっちの方が好きですね。
何せ、前作は後味が悪いからなぁ。うんうん。
正直言うと、今作を買ってから今までの間、なかなか重たい腰が持ち上がらなかった。前作のラストの後味の悪さのおかげで、キャサリンダンスシリーズには全く期待をしていなかったというのが本音である。
今作で、こんなに意見が変わったのはジョンボーリングのおかげかな。ふふふ。
ボーリングの名前を出したので、とりあえず今作の恋愛部分の感想を、
はっきり言って、オニールのやり方はずるっこい。二人の歴史がどうとかではなく、別居をキャサリンダンスにちらつかせるなんて。想像はできたけどもだ。
個人的には、冗談も上手くて一度も結婚経験がないジョンボーリングを推す。子供達と仲良くなるのも早かったし。ラストも、キャサリンダンスは迷いを示して居たけど、ジョンボーリングと旅行に行くことにしたようだし。
キャサリンダンス第三弾が出るならば、ジョンボーリングには再び登場して頂きたいところだ。
アメリアとライムが、ラブラブ過ぎだから、恋愛要素はこちらの方が楽しみになりそうです。

さて、続いて事件について。
私もこんなところに感想を書き込んでこそはいるけれど、ネットの世界にはやっぱり疎い方で。本文で、ネットゲームの世界をかなり細かなディテールまで描いて居たが、個人的にはかなり衝撃でした。ネットゲーム上ではそんなに文明が進んでいるのかと。
ネットゲーム、もしくはサイバー攻撃？を描いている部分なのですが、ネット依存になっている人達の描かれ方がちょっと偏った感じがしてどうも…うーん。（ジョンボーリングやトラビィスなど、一概に全てが全てそう言う描かれ方ではないが、結果犯人をあの人にしたわけだし）

それと、トラビィスが無実であり、好きな女子を守りたいだけの少年で、良かった。あの子が、無事に事件から立ち直れると良い。うんうん。
それにして、サイバーいじめ？あまり世代的にしらないのだが、ネット上のいじめがあんなにも簡単に現実に移行してしまうものなのだろうか？と、ふと疑問に思ってしまった。
匿名性の高さから、個人情報をさらすことに対して油断してしまうのだろうか？うーん。
あらま、いつのまにか感想が明後日の報告に向いてしまった。
とにかく、時間をさく価値のある面白い本ですね、うんうん。

2011/09/10

キネシクスを駆使する尋問の天才、キャサリン・ダンスシリーズ２作目。
今回はブログやオンラインゲームなどネット世界を扱っている。
あるブログで交通事故で同乗の少女を死なせたとして高校生がバッシングされ、彼にひどい書き込みをした者が命を狙われた。キャサリンは高校生の身元を割り出して話を聞きに行くが…
相変わらずの一気読み。ディーヴァーはやっぱり面白いわ。
キャサリンの武器であるキネシクスが活躍する場面が少ない、キャサリンの母親の事件がけっこう中途半端、恋愛要素多すぎるのでは、など不満な点も多々あるものの、派手な展開のストーリーとどんでん返しを十分に堪能し、物語に浸ることができた。
アバターのキネシクスとか、もっと突きつめたら面白そう。
オンラインゲームで使うリートスピークも興味深い。日本語でもネット上では文字を置き換えるなど特殊な表記をするが、どこの言語でもそういうものなのだろうか。