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謝ったって許さない の商品レビュー

2.8

10件のお客様レビュー

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2015/08/22

裏表紙の紹介文読んで読み始めたけど、「お仕置きが必要ね」なんてそんな可愛らしいモンじゃないだろ、と。アメリカのおばさんはタフだわ。

Posted byブクログ

2013/01/08

ミシンと手芸の店を営むステラおばさんの裏の家業はDV男に天誅を下すこと。 ある日、以前助けた若妻クリッシーが別居中の夫にさらわれた息子を取り戻して欲しいとやってきて…。 ステラおばさん、50代。太り気味で更年期障害あり。DV男だった夫を殺した過去あり。疎遠になってしまった娘あり...

ミシンと手芸の店を営むステラおばさんの裏の家業はDV男に天誅を下すこと。 ある日、以前助けた若妻クリッシーが別居中の夫にさらわれた息子を取り戻して欲しいとやってきて…。 ステラおばさん、50代。太り気味で更年期障害あり。DV男だった夫を殺した過去あり。疎遠になってしまった娘あり。 この辺が上手く話に説得力を持たせているようで、端々にある心の中の描写とあいまって、ふむふむという感じで読み進む。 コージーというよりはハードボイルド寄りの3Fだなあ。ちょっとくすりとしたり、じんときたり(クレアに助けられた女性が月々10ドルずつ郵送してくるあたりのエピは鼻が痛くなったw) クリッシーが悲しみから怒りのルートを経てクレアの相棒になったぐらいまではクレアの超人ぶりに苦笑しつつも「これ、ものすごく好みじゃね?」とわくわく。 が。 8章に入り、いざ本丸!となってからの描写が痛い痛い。鳥肌立ったよ…。 それまでのバカハードボイルドとの落差が大きく、気持ちの持っていきようがなくなってしまった。 この章だけ異世界。ここに入れる折、間違ってるんじゃないの?とまで思ってしまったよ。 サプライズも理由が納得できなかったしなぁ。 ラストはお約束通りだけど…、読み終わってなんかモヤモヤしている。 途中までは本当に好みだったのよ。

Posted byブクログ

2012/06/30
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悪いやつをやっつけるというとステファニープラムシリーズを思い起こすけどヒロインが更年期のおばさんで親近感がわく。

Posted byブクログ

2012/01/05

人が人を裁くことをよしとすることが前提の本。 いろいろな考えを持つ人がいるけれども、自分も含めてそれが肯定されていいのかどうか、疑問を持って読んだ。 暴力夫が多い(?)アメリカならではの話なのかな。

Posted byブクログ

2011/08/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

気分を変えて軽くミステリーでも読もうと思ったら全然軽くなかった。 重苦しいんじゃなくて、ぎっしりずっしり中身が詰まってる。 容赦なく暴力があるしハードだし、でも本当に後味の悪い「現実っぽさ」ではない。 主人公は中年女性で、持ってる武器は努力で手に入れられる(努力で手に入れた)もの。 怒りを支えにして立っている。それは必要な杖だけどそれだけで立ち続けるのはしんどい。 最初は椅子に座っていいのかさえわからないほどに思考停止してしまった「頭の鈍い子」が自分を取り戻していくさまは胸がすく。 強い主人公が救ってあげるんじゃなくて、主人公とであって(出会おうとする第一歩がすでに彼女の変化なんだけど)変わっていく。 で、それは主人公にも色んなことを気づかせる。 これだけ殴られてきた女に怪我の重大さを説くなんて馬鹿じゃないの、と思ってるのに、他人には「怪我したらどうするの」と言ってしまってるとか。 ストーリーは荒削り。 事件がおきて犯人を探して捕まえて・・・ではなく、状況をどうにかするお話。 ストーリーよりもキャラクター(の変化)が魅力的。 ヒーロー映画みたいに磐石のハッピーエンドってわけじゃなく、日常が描かれているのにご都合主義的に軽んじられている気がする。 この人たちのその後の生活はどうなっちゃうの?ご近所の目とか。 悪役の描き方も気になる。 単純にわるいがいこくじんイメージなんだろうなみたいな。 恋愛部分がまったく萌えないのはアメリカンだからなのかヘテロだからなのか世代のせいなのか・・・ 母娘関係も気になる。 主人公は依頼人とかかわるうちにパターなりスティックな自分に気づいたようにも見えるんだけど、娘への過干渉が問題視されるわけじゃない。 縛る母と逃げられない娘はDVと表裏一体の問題だから、外部的な要素でなしくずし的にうまくいっても続かないと思うんだけど。 訳者あとがきは他人事っぷりになんか萎えた。タイトルもセンスよくない。訳自体は悪くない。 とまあいろいろ気になるんだけど面白いことは面白かった。

Posted byブクログ

2015/08/20

田舎の正義のおばさんの痛快というには垢抜けない泥臭い奮闘 なのかな…そもそもの犯人の動機に納得いかないと乗れない

Posted byブクログ

2011/06/28

不誠実な男には制裁を!自身もDVの被害者であり、同じ立場の女性を救うべく奮闘するステラの活躍劇です。かっこいいけど手放しで賞賛するには躊躇うような展開もあり、自分の中の破壊衝動が物語を楽しんでるのに気づいて少々後ろめたく感じます。 怒りがエネルギー源になると失敗もするし荒っぽくも...

不誠実な男には制裁を!自身もDVの被害者であり、同じ立場の女性を救うべく奮闘するステラの活躍劇です。かっこいいけど手放しで賞賛するには躊躇うような展開もあり、自分の中の破壊衝動が物語を楽しんでるのに気づいて少々後ろめたく感じます。 怒りがエネルギー源になると失敗もするし荒っぽくもなるけど、コントロールできれば何よりの力になります。そこへ母の愛が加われば、常識も理屈も歯が立ちません。恐怖さえ凌駕するんですから。それだけでは読み手も疲れてしまいますが、ところどころに見えるステラの弱さと可愛さがアクセントに。大怪我しつつも見栄えを気にするステラには、ベッドサイドにいた人同様ニヤニヤしてしまいます。 しかしハードですね。町の知り合い同士の伝手を辿って事件を解決するのはコージーのセオリーですが、普通のコージーだと思って読まないようご注意を。

Posted byブクログ

2011/02/19

内容紹介を、表紙裏から転載します。 『ミシンと手芸の店を営むステラおばさんの裏稼業、それは女性を苦しめるクズ男に過激な天誅を下すこと!ある日、以前助けた若妻クリッシーが子供(タッカー)を別居中の夫にさらわれたと泣きついてきた。どうやら徹底的なお仕置きが必要ね。 だが、その夫は怪し...

内容紹介を、表紙裏から転載します。 『ミシンと手芸の店を営むステラおばさんの裏稼業、それは女性を苦しめるクズ男に過激な天誅を下すこと!ある日、以前助けた若妻クリッシーが子供(タッカー)を別居中の夫にさらわれたと泣きついてきた。どうやら徹底的なお仕置きが必要ね。 だが、その夫は怪しげな犯罪組織と関わっているようで・・・ヤバい奴らを向こうに回し、ステラとクリッシーの熱い戦いが始まった!! タフな毎日を生き抜く女性たちへ、主婦作家が贈る応援歌!』 という紹介と題名から、軽いユーモアミステリっぽいものだろうと思ったのですが、ちょっと予想と違いました。かなりハードボイルド。 次々に裏稼業のことが語られる連作かな?という予想も違っていて、クリッシーの子供誘拐事件に絞られた話でした。 主人公のステラは更年期障碍もひどくなっている50代の未亡人。なぜステラがこういう事を始めたのかについては、時々挟まれる回想場面でだんだん読者にわかってきます。ものすごく重い過去でした。そのため娘ノエルとの関係がうまく行かなくなっていて、悩んでいます。 クリッシーはステラの娘くらいの年齢で、なんとも頼りない女性。あまり賢くないようで、ステラの代わりに半日店番をしたらたちまちお客とトラブってしまう有様です。 最初のうちはステラは知った情報も隠して一人で行動していました。マフィアが絡んでいるようなことが分かったのでクリッシーにあまり心配させたくないという思いからでしたが、実は頼りないクリッシーを子供扱いしていた面もあるのです。頭も良くないし、いろいろ分かった事を教えても仕方がないと。 だけど社会の底辺で生きるクリッシーは最初のうちこそめそめそしていましたが、母としての強さに目覚めました。 ステラも相手がただのバカ男ではなくマフィアだと、自分がプロでもなんでもなく行き当たりばったりの行動しか出来ない、気持ちだけが強いおばさんだと自覚します。 弱さを自覚した二人でしたが「タッカーを助けるためならなんだってやる」と思いきってからのステラとクリッシーには惚れ惚れしました。 どうなるんだろうと心配して読みました。最後は壮絶でしたが、でも読後感は良く大変面白かったです。

Posted byブクログ

2010/12/22

書店で見かけて面白そうだなあ~と思い図書館で探してみたらありました。結構侮れない図書館。(笑) クリッシーの別に死んでほしいとは思わないけどちょっと(すごく)痛い思いをしてどっかずっと遠くに行ってほしい、と言う台詞を読んでああそうだろうなあ、と思いました。ステラおばさん万歳。...

書店で見かけて面白そうだなあ~と思い図書館で探してみたらありました。結構侮れない図書館。(笑) クリッシーの別に死んでほしいとは思わないけどちょっと(すごく)痛い思いをしてどっかずっと遠くに行ってほしい、と言う台詞を読んでああそうだろうなあ、と思いました。ステラおばさん万歳。どこの市町村にも一人ぐらい彼女のような存在がいたら良いのになあ。

Posted byブクログ

2010/11/05

あとがきを読み興味を持って購入。全体的には突拍子も無い話ですが設定と主人公の回想シーンは興味深い。手芸店を営む未亡人ステラはDVに苦しむ女性をときには違法手段も使いつつ信念に従って実力行使で救う副業が忙しい。ステラも長年夫の暴力に晒されすり減りそうになっていたある日、キレてしまい...

あとがきを読み興味を持って購入。全体的には突拍子も無い話ですが設定と主人公の回想シーンは興味深い。手芸店を営む未亡人ステラはDVに苦しむ女性をときには違法手段も使いつつ信念に従って実力行使で救う副業が忙しい。ステラも長年夫の暴力に晒されすり減りそうになっていたある日、キレてしまい夫を殺害してしまった過去の持ち主。訳されてないシリーズがあるのか?と思いましたがこれがデビュー作らしい。ストーリー展開はアクション映画さながらで太り気味の中年女性がマフィアとつながる悪党を相手にボコボコにされながら傷だらけになりながら、おばさん版ダイハードというか、不死身のターミネーターのように、戦います。傷の描写がいかにも痛そう。そんなハードボイルドなのに母娘の葛藤あり、さらにロマンスまであり!アメリカ人のバイタリティに圧倒されて読了。

Posted byブクログ