熱帯夜 の商品レビュー
世にも奇妙な物語とか好きな人におすすめ 最後で度肝抜かれる 読み返すとまた面白さがある 口開けながらみちゃう とてもびっくり
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作者の小気味よい底意地の悪さ、 もとい小説という表現の舞台に対する一種の軽薄さが実に中毒性がある 本作に収録されている「熱帯夜」「あげくの果て」「最後の言い訳」のどれもがきれいにまとまった短編作品 ただ作品全体に漂う退廃した雰囲気、 特に「最後の言い訳」ラストのちゃぶ台返しに...
作者の小気味よい底意地の悪さ、 もとい小説という表現の舞台に対する一種の軽薄さが実に中毒性がある 本作に収録されている「熱帯夜」「あげくの果て」「最後の言い訳」のどれもがきれいにまとまった短編作品 ただ作品全体に漂う退廃した雰囲気、 特に「最後の言い訳」ラストのちゃぶ台返しには 「小説とは格式高いものである」なんて高尚な思い込みを持っている奴ほど面喰らう 直球勝負などはせず、超山なりのスローボールやふにゃふにゃ曲がるナックルボールで打つ気満々の四番バッターを手球に取ってグローブの裏でニタニタ笑いながら悠々とベンチに帰っていく テクニックのある人間が本気で読者を舐め切ってやろうとしたためた そんな小説への軽薄さに中毒的な心地よさを覚える良作
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2022.04.24 あまり読んだことのないタイプのホラー小説というのか、SF小説というのか… 読みやすいけど、グロめのブラックユーモアが効いてるホラーは初めてかもしれない。 面白かった。 サクサクスイスイと読めるしわかりやすくて気持ちよかった。 「熱帯夜」は、うまくまとまって...
2022.04.24 あまり読んだことのないタイプのホラー小説というのか、SF小説というのか… 読みやすいけど、グロめのブラックユーモアが効いてるホラーは初めてかもしれない。 面白かった。 サクサクスイスイと読めるしわかりやすくて気持ちよかった。 「熱帯夜」は、うまくまとまってそーゆーことか!とグロさもあったのに読後はスッキリ。 読み進めるのに苦労した本がしばらく続いたので軽快に読めて、すぐ読み終わって嬉しい。 「鼻」も気になっていたので、次回読んでみる予定。
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「熱帯夜」「あげくの果て」「最後の言い訳」の3作品。 叔父から譲り受けた電子書籍に入っていたのでどのような作品かも知らずになんとなく読め始めたが、どれも色んな意味で気持ちが悪かった(褒めてる)。 非現実的なグロい描写と、現代社会を皮肉ったリアリティのある描写とが混在していること...
「熱帯夜」「あげくの果て」「最後の言い訳」の3作品。 叔父から譲り受けた電子書籍に入っていたのでどのような作品かも知らずになんとなく読め始めたが、どれも色んな意味で気持ちが悪かった(褒めてる)。 非現実的なグロい描写と、現代社会を皮肉ったリアリティのある描写とが混在していることで独特な世界観になっていると思った。ラストにかけて想像をいくつも裏切っていき、綺麗にオチるところでさえも気持ち悪く感じる(ほんとに褒めてる)。 バッドエンドものに耐性がない私でも、なんとも言えない読後感と引き換えに3作品続けて読んでしまうほどの不思議な面白さがあった。 私は「最後の言い訳」が好き!他の2作とは異なり、ちょっと切ない。
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ブラックユーモアなホラー小説。 今まで読んだ本の中で本作が一番好き。 熱帯夜のラストに向かって収束していく スピーディーさと最後の言い訳のオチがたまらなく好き。 特に最後の言い訳は設定もさることながら そのオチの面白さにゾクゾクし、読み終わって爆笑してしまった。 この世で2番目...
ブラックユーモアなホラー小説。 今まで読んだ本の中で本作が一番好き。 熱帯夜のラストに向かって収束していく スピーディーさと最後の言い訳のオチがたまらなく好き。 特に最後の言い訳は設定もさることながら そのオチの面白さにゾクゾクし、読み終わって爆笑してしまった。 この世で2番目に好き
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曽根圭介作品を初めて読みました。3作品どれも確かにホラーなんですがしっかりミステリです。一見関係のなさそうな何人かの人物の視点がラストに上手く繋がって別の絵を見せてくれる手法はとても好みで、三作とも最後にいろいろな意味で衝撃が用意されていました。伏線もうまく張ってあったと思います...
曽根圭介作品を初めて読みました。3作品どれも確かにホラーなんですがしっかりミステリです。一見関係のなさそうな何人かの人物の視点がラストに上手く繋がって別の絵を見せてくれる手法はとても好みで、三作とも最後にいろいろな意味で衝撃が用意されていました。伏線もうまく張ってあったと思います。ブラックだったりシュールだったり、ホラーの背筋の寒くなるような怖さではなく、なんだか落ち着かない気持ち悪さを感じました。それなのにこの作家さんの別作品をすぐ読みたいほど、この世界観には不思議なことに惹かれます。
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笑窪(エクボ)ありますか? あばたも笑窪ってくらいだし やっぱ笑窪ってチャームポイント。 この作品、わずか約60Pなのに負の連鎖盛り沢山。 タ○リの世にも不思議な物語的で面白かった。 読後、思い出したアメリカンジョーク。 若い男女が深夜の公園でデートしていたら 突然、大男...
笑窪(エクボ)ありますか? あばたも笑窪ってくらいだし やっぱ笑窪ってチャームポイント。 この作品、わずか約60Pなのに負の連鎖盛り沢山。 タ○リの世にも不思議な物語的で面白かった。 読後、思い出したアメリカンジョーク。 若い男女が深夜の公園でデートしていたら 突然、大男が現れ「オイ、俺と付き合えよ」と凄む。 彼氏は彼女に「逃げろ!」といい彼女を逃がす。 大男はふふふ・・・と笑いながら 彼氏を暗がりに連れて行きズボンを下ろす。 これはこれで、怖いだろうなぁ
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相変わらず曽根さんは意表を突いてくるなぁ。そこに緊迫感とブラックユーモア、人間の滑稽さと悲しさが絶妙に同居。上野のパンダの名前には思わず笑いが漏れたw 「あげくの果て」の結末はちょっと締まらなかったけど、「最後の言い訳」はオチもついてかなりの快作ならぬ怪作だと思う。
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2015年、23冊目。曽根圭介2冊目。途中GW入って1週間以上間が空いてしまった1冊。 「日本推理作家協会賞短編部門」受賞の表題作を含む3篇収録。 収録順に簡単に紹介&感想を……。 「熱帯夜」 主人公、「ボク」の友人、藤堂は闇金から金を借りている。その取り立てにボクと藤堂の...
2015年、23冊目。曽根圭介2冊目。途中GW入って1週間以上間が空いてしまった1冊。 「日本推理作家協会賞短編部門」受賞の表題作を含む3篇収録。 収録順に簡単に紹介&感想を……。 「熱帯夜」 主人公、「ボク」の友人、藤堂は闇金から金を借りている。その取り立てにボクと藤堂の妻、美鈴は人質となる。金策のタイムリミットは2時間。 作りは「鼻」と同系統なので、何となく、途中で、オチの想像は付いていたが、やはり、「やられた」感はある。伏線の回収も良く出来てる。展開のテンポ感もイイ。ただし、完全にミステリー。 「あげくの果て」 超高齢化社会をむかえた日本は高齢者徴兵制を導入。戦地、最前線へと彼、彼女らを送るのであった。そんな近未来を、高齢者徴兵制のための検査を受ける老人、中年男性、高校進学を控えた若者、3人の視点で描いている。 ディストピアSFとブラックの融合。敬老主義過激派組織「連合銀軍」、排老主義青年組織「青い旅団」、最新型戦闘スーツ「難局二号」等々、小ネタセンスが最高。コレもホラーではナイような……。 「最後の言い訳」 市役所職員の鵜飼京一はゴミ屋敷撤去の依頼を受ける。ソコは京一が幼い頃に住んでいた場所にほど近い所であった。人とゾンビが共生する世界の物語を現在と、ゾンビ暴動後の幼い過去、ソレ以前の初恋の思い出を重ねて綴っている。 実にらしい展開。設定はゾンビが出てくるので、ホラー的ではあるが……。ブラック満載。そして、オーラス、タイトルがドカンとのしかかってくる。 曽根圭介って作家は複数視点や、時間軸を使った、叙述トリック的なトコを得意としてるんだろうな……。と思う。ミステリーをソレほど読む方ではナイ自分だが、キーになるポイントは3篇ともほぼ予想通り。だが、ドレも大オチでさらに半回転ヒネりが加わってるトコも好き。 ホラーを期待して読むと、少々肩透かし。しかし、ブラックなミステリーとして読むにはかなり楽しめる。
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たまにはホラーでも読むか、と表題に惹かれて借りてみたけど、ホラーというよりはブラックでした・・・短編にしては面白かったけど。もっとゾクゾクするようなホラーが読みたかったなーw
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