死者の鼓動 の商品レビュー
尾崎文庫。 天使の代理人と同じく医療もの。しかもこれもまた難しい移植医療の問題。この人 この分野が1番いい。あんまり好きな作家さんじゃないけど この分野はすき。
Posted by
誰かが死んで、自分の子供の命が助かるなら、私は誰かの死を願ってしまうかもしれない。 もし、誰かの死によって、自分の命が助かるとしたら・・・? そして、もし、自分の子供が脳死になってしまったら? もしも、って思っていろいろ考えるけど、実際には考えずに済むように願わずにはいられな...
誰かが死んで、自分の子供の命が助かるなら、私は誰かの死を願ってしまうかもしれない。 もし、誰かの死によって、自分の命が助かるとしたら・・・? そして、もし、自分の子供が脳死になってしまったら? もしも、って思っていろいろ考えるけど、実際には考えずに済むように願わずにはいられない難し過ぎる問題である。。。
Posted by
臓器移植をテーマに、医療関係者や家族の葛藤と苦悩を描いたヒューマンミステリー。 二人とも見殺しにするによりも、一人を助けるためにもう一人の死を早めるのことは悪なのか。与えられた課題はとても重い。おそらく正解はない。登場人物全員の苦悩は、当事者になる可能性がある私たちにとって他人事...
臓器移植をテーマに、医療関係者や家族の葛藤と苦悩を描いたヒューマンミステリー。 二人とも見殺しにするによりも、一人を助けるためにもう一人の死を早めるのことは悪なのか。与えられた課題はとても重い。おそらく正解はない。登場人物全員の苦悩は、当事者になる可能性がある私たちにとって他人事ではない。望むことは『死』の定義を明確化すること。生きていることとは何か。老人介護問題とあわせて考えたい。
Posted by
脳死臓器移植がテーマ。登場人物たちの言葉がちょっと綺麗すぎて、リアリティを感じなかったのが残念。 しかし、脳死患者からの臓器移植という技術が生み出されたからこその現実、誰かの死により誰かが生かされるということ…それが答えのでない深い問題を生み出しうることがよくわかった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
脳死の方の臓器を提供する事で助かる命がある。 そう考えたら良いことなのかもしれないけど… 臓器をもらう側が社会的地位がある人で、あげる側がごく普通かあるいは貧しい人だったら? もらう側とあげる側が偶然知り合いだったら? このお話の中では、仲のいい親友の少女2人の内一人が心臓が悪く、臓器移植待ちの最中にもう1人の少女が事故に遭う。 脳死になるかならないかの意識不明の状態。 さらに心臓を患っている少女の父は大学病院の教授でもある。 この子の臓器が手に入れば娘が助かるのに。 まあそう思わずにはいられませんよね。 だから恐い。 この誰かが死ぬことによって誰かが助かるという事が恐いと思った。
Posted by
神の手のあとに読んだのが悪いのか 全体的にふわっとした感じ ただ心臓移植や脳死に関しては 色々あるのだなと理解できたかな
Posted by
臓器移植の話、テーマの割に軽い。語り手も多く誰が主人公か見えにくい。誰も悪役がおらず全員が何らかの罪の意識に悩でいるがちょっと綺麗事すぎる気がする。テンポ良く読み易かったんやけどな…。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
心臓移植を受けた娘の家に、ドナーだった人物から「私の心臓を返して」と電話が… まるでホラーのようなプロローグから始まる医療ミステリ。ドナーとレシピエント、病院内の人間関係が結構複雑。どの人物にも「コイツあやしい」と思えるポイントがあり、終盤まで興味津々。医療専門用語が多くて読みづらい部分もありましたが、全体的に読みやすかったこともあり、あっという間に読了しました。
Posted by
心臓移植がテーマの話。 ミステリー要素は少ないけど、ドナーやレシピエント家族の気持ち等いろいろ考えさせられる。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
移植を待つ家族の感情…自分の子供を救う為には他人の死を願ってしまう生々しい感情描写に恐怖を感じた。 専門用語が多い、且つ自分の身近な話題でないため、細かく想像することができず、小説を楽しみきれなかった。
Posted by