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乙女の日本史 文学編 の商品レビュー

3.5

39件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    18

  3. 3つ

    10

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    2

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2019/02/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

紙面が少しごちゃついていて読みにくいですが 内容は文学について面白く書かれていて楽しく 読めました。作品や作者の人となり…文学を書く人は 昔からキャラクターが濃い人が多かったのですね。 内容もよくよく読み込むとぶっ飛んでるものが 多いですもんね(ФωФ) 斎藤茂吉(52歳)が24歳の女性に送ったラブレター 「ふさ子さん! ふさ子さんはなぜこんなにいい女体なのですか。 何ともいへない、いい女体なのですか。どうか大切にして、無理しては いけないと思います。玉を大切にするやうにしたいのです。ふさ子さん。 なぜそんなにいいのですか。」 に爆笑してしまいました…。

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2018/08/01

2017/4/21読了 文学の歴史はそのまま「日本史」としてもたどれるほど 現代薬、現代解釈で見るのも十分に面白いけれど、「乙女の」とある手前、「女性」に終始フォーカスを当てているためなおさら面白い。 これを「楽しい」とか思えるのが、「勉強ができる」ということなのよね。 古文分...

2017/4/21読了 文学の歴史はそのまま「日本史」としてもたどれるほど 現代薬、現代解釈で見るのも十分に面白いけれど、「乙女の」とある手前、「女性」に終始フォーカスを当てているためなおさら面白い。 これを「楽しい」とか思えるのが、「勉強ができる」ということなのよね。 古文分野の訳 とりわけ今のブロガーとか、薄い本に見立てたり ロリとかヤンデレとかで(実質そうなのだけれど)表現していくと 日本人は昔っから変わらないなぁというか(笑) 和歌の解釈も様々な風味の訳があるが、その詩を詠まれる背景こそが大切なわけで。 歴史、政治、そして当時の「文化」の中の恋を追うと、学問では扱われない分野のそれ。とくに、性的なものがとても多い。 近代文学になると、恋や愛は感情よりも社会的なものだと認識することがより濃くなる(反するものも) 今に至るまでの道のりをしっかりと体感できるのだ。

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2016/05/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

上代文学 『万葉集』『古事記』『日本書紀』 平安文学『竹取物語』『落窪物語』 中世文学『吾妻鏡』『無名草子 近世文学『女大学』『好色五人女』 近現代文学『こころ』 『柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺』 心が乙女のみんな! 乙女目線で日本文学を 新たな目線で読んでみよう! というような本。 …心が若ければおじさんもOKみたい。 重要箇所の文には色をつけたり 下部に解説が入っていたり 途中、コラムや漫画もあり。 “萌え”をはじめ “草食男子”・“肉食女子”などなど 現代俗語(?!)や 現代感性(?!)を 頻繁に取り入れつつ あたかも 現在の芸能ニュースを 見ているような気持ちにさせられる 不思議な新鮮な本でした。 ただ 私も一応、女ではあるけど もう、乙女じゃないのか…? と理解し難く不安な箇所が 多々あったのは …ここだけの秘密。 日本文学を 全てをこの一冊にまとめてしてしまうのがちょっと勿体無いかな? ちょっと息抜きとしてや 苦手意識がある学生さんが読めば 何かのきっかけになるような 気がします。

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2015/08/06

面白く読んだ。 とにかく下品で大らかな近代以前の日本、好き‼︎ 今の世の悟り世代も先祖帰りと思えば納得…なのかな⁇ しかし気になるのは誤字脱字の多さ‼︎ ちゃんと校正入れてる⁉︎ 仮にも文学を語る本で、1ページに続けざまの誤植があるのにはひいた。 仕事しろ、校正担当‼︎

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2015/05/21

文庫化される前に買ってしまった。やっぱりこのシリーズは面白い切り口。文豪のラブレターとかストレートすぎるのもあって、きゃーってなるわ。エスっていまで言えば、マリみてみたいな世界のことなんだろうな。南総里見八犬伝、男の娘が2人って言われてみればそうだな。いまもむかしも変わらないこと...

文庫化される前に買ってしまった。やっぱりこのシリーズは面白い切り口。文豪のラブレターとかストレートすぎるのもあって、きゃーってなるわ。エスっていまで言えば、マリみてみたいな世界のことなんだろうな。南総里見八犬伝、男の娘が2人って言われてみればそうだな。いまもむかしも変わらないことも結構あるね、草食系男子やら肉食系女子やら。

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2015/02/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

古典文学から近代文学まで、「乙女目線で語られる」日本文学史。 オジサン目線だと「女は弱いいきもの」だが、乙女目線だと「女は強いいきもの」なのだ。 元祖肉食系女子、藤壺様。元祖リケジョ、虫愛ずる姫。 「原始、女は太陽だった」の平塚らいてう・・・。 いつの時代も女は強い。

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2014/10/31

著者は男性なのですが、タイトルの通り、女性の立場になって書いてくださっている本なので、読みやすいです。 文学編なのですが、古代?(飛鳥)時代の女性はバリキャリだったとか、昔から行き遅れた女の人が不安を綴っていたり、着飾ることより虫が大好き(今で言うリケ女の走り?)とか赤裸々な、...

著者は男性なのですが、タイトルの通り、女性の立場になって書いてくださっている本なので、読みやすいです。 文学編なのですが、古代?(飛鳥)時代の女性はバリキャリだったとか、昔から行き遅れた女の人が不安を綴っていたり、着飾ることより虫が大好き(今で言うリケ女の走り?)とか赤裸々な、そして自由な気持ちを綴っていたことを書いてくれているので、気楽に読めて楽しい。 本流の歴史バージョンも読んでみたいと思いました。

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2014/07/01

上代文学から近代文学までの主だった作品を乙女目線で解説している。意外なくらい面白くて止まらなかった。 やじさんきたさんはあの漫画でしか読んでなかったけど改めてあの漫画を読みたくなった。田辺聖子さんの落窪をも再読したい! あと目から鱗だったのが「豊穣の海」が「浜松中納言物語」が下敷...

上代文学から近代文学までの主だった作品を乙女目線で解説している。意外なくらい面白くて止まらなかった。 やじさんきたさんはあの漫画でしか読んでなかったけど改めてあの漫画を読みたくなった。田辺聖子さんの落窪をも再読したい! あと目から鱗だったのが「豊穣の海」が「浜松中納言物語」が下敷きであるという説。有名な話なんだろうか。私は単純に三島由紀夫はマンに傾倒してるんだなーぐらいにしか思わなかった。阿仏尼も面白そう。ふうてん老人日記にかんしゃくとルビを振っていたがどちらでもいいんだろうか。私はずっとふうてんと読んでいた。中長編だと「正造〜」と「瘋癲〜」が好きです。

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2014/06/03

ざっくり本として面白い 近代文学史の知識は多少あったので BLっぽいものも想像しながら読んだら まさかの万葉集からだった 多少の知識がある方が面白い 全部を鵜呑みにしない方がいい このシリーズを読んで、さも全てが真実だと思われても困る 「三千世界の鴉を殺し~」は高杉好きの私が言...

ざっくり本として面白い 近代文学史の知識は多少あったので BLっぽいものも想像しながら読んだら まさかの万葉集からだった 多少の知識がある方が面白い 全部を鵜呑みにしない方がいい このシリーズを読んで、さも全てが真実だと思われても困る 「三千世界の鴉を殺し~」は高杉好きの私が言うが あれは桂小五郎(木戸孝允)作である

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2014/02/16

今度は文学編。 これも切り口がユニークで、おもしろかった。 最近、平安時代の時代小説をけっこう好んで読んだり 昨年は古典や文豪の作品を意図して手に取っていたので すごい興味惹かれる内容でした。 日本の文学、奥が深くておもしろい。 女性の立場や貞操感、草食男子の歴史とか。 文学作...

今度は文学編。 これも切り口がユニークで、おもしろかった。 最近、平安時代の時代小説をけっこう好んで読んだり 昨年は古典や文豪の作品を意図して手に取っていたので すごい興味惹かれる内容でした。 日本の文学、奥が深くておもしろい。 女性の立場や貞操感、草食男子の歴史とか。 文学作品の巻末には、だいたい作家の略歴と解説がついてますが、たいがい難解すぎてイマイチ読む気にならないので、こういう乙女目線とまでいかなくても「やわらかい」解説をつけてほしいものです。 ”文学の本来の価値や魅力とは、おもしろいか、おもしろくないか。ただそれだけです。” ほんと、素晴らしいことばだと思う。 なかなか原文を読むのは骨が折れますが、現代語訳とかでいろいろ読んでみたいなぁと思いました。

Posted byブクログ