こんなツレでゴメンナサイ。 の商品レビュー
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「ツレがウツになりまして」をずっと前に読んで、暇なところにこの本を見つけたので手に取った。 ウツになってしまったツレさんの心の内が分かるのもよかったけれど、 ご夫婦の馴れ初めや、貧乏な新婚生活、そして、奥さんの本が売れて成功するまで、のお話が 読みやすい淡々とした調子で書かれていて、一気に読んでしまった。 人生のほとんどの時間を捧げるものだから、好きなことを仕事にしたほうがいいと言いながら、 ものすごーく時間と手間をかけて漫画を描いて、3ヶ月で3万円しか報酬がない・・・という生活ぶりなど、 普通、こんなにオープンに書かないかも!? 人間、なんとかなるよね~って思えて、読んでみてよかった。
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「ツレうつ」からはじまり細川貂々さんの本をひたすら読んできて、やっとツレさん自身が書かれた本にたどり着いた。 貂々さんの著書で知っている事柄が多いけど、「うつ体験者」自身の言葉だから、ぐっとくるところがあった。 私も、病気になる前は「絶好調」で、今考えれば”おかしい”状態だった...
「ツレうつ」からはじまり細川貂々さんの本をひたすら読んできて、やっとツレさん自身が書かれた本にたどり着いた。 貂々さんの著書で知っている事柄が多いけど、「うつ体験者」自身の言葉だから、ぐっとくるところがあった。 私も、病気になる前は「絶好調」で、今考えれば”おかしい”状態だった。でもそんなことには全然気づかず、不眠も食欲不振も気にせず躁状態で仕事してた。「気持ちの落ち込み」があらわれるまで。 コミックエッセイ形式ではなく、たまに貂々さんの挿絵がある程度だから、ほんとにエッセイ本としてこれまたよかった。
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自分のことを客観的に書くのは難しいものですが、うつを患っていた時期に何を考えていたのかが、ともてよく伝わってきました。 うつ を一括りに語ることはできませんし、症状のの改善のヒントが書かれているわけではないのですが、読むことで症状の大枠を理解できたような気がしました。
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ツレさん側の鬱あるある本。 「初めての場所に出かけたり、初対面の人と会うと、虚勢を張るように元気良く振舞ってグッタリ~」の下りなんか本当に思い当たり過ぎて、連れ出した事を後悔した自分の過去を思い出す。 自分が欝になった時は自宅待機で働きたくても働けない、何の役にも立ってない自分に腹が立つのに転職する勇気もない、そんな状況だったので、拒食でついに風呂の中で全身マヒして「これは死ぬ!死ぬのは嫌だ!」と思って翌日勢いで病院へ行けたので今があるのだが、ツレさんや私のツレ(出会う前)のように会社の抑圧から逃げ場なく欝になって身動きが取れなくなった人は、無自覚な分怖いなあと思った。
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