恋の手本となりにけり の商品レビュー
お友だちが貸してくれた本です 雛菊の夢 わかるぅ けど...何が悪いって やっぱり 死にたいと思うのが悪い...と思うのです...
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2010年10月26日読了。「小学館文庫小説賞」第11回受賞作。 江戸吉原の外れにて斬殺された花魁を発見した、若き日の遠山金四郎。その死の真相を探るうちに、心中を望んでいた花魁とその周囲の闇に触れていく・・・。ストーリーは真新しいものではないがさらっと読み終わることができ、かつ「...
2010年10月26日読了。「小学館文庫小説賞」第11回受賞作。 江戸吉原の外れにて斬殺された花魁を発見した、若き日の遠山金四郎。その死の真相を探るうちに、心中を望んでいた花魁とその周囲の闇に触れていく・・・。ストーリーは真新しいものではないがさらっと読み終わることができ、かつ「死ぬことはたやすいが、生きることには覚悟がいる」(原文ママではないが)というメッセージも心に残る。花魁、芝居小屋などの江戸の風物や頻出する食事風景の描写、人物たちの会話などは江戸っぽくて粋だが古臭さはなく、読みやすい。主人公金四郎や雛菊、吉三郎ら主要人物の葛藤については細かいエピソードを連ねるなどしてもう少し掘り下げてもよかったのでは、とも思うが・・・。著者は大学ゼミ同期。
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