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チーズと塩と豆と の商品レビュー

3.5

142件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    47

  3. 3つ

    60

  4. 2つ

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2014/03/16

14/03/13読了 異国を舞台に、食を絡ませた短編集。4人の組み合わせが、私みたいな読者層にはとてもキャッチー。 どれもほどほどによかったけれど、森絵都と角田光代がよかったかな。江國香織は食傷気味になっていたけれど、これを機にまた読もうかな、と思えたのはよかったかも

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2014/01/03

Basque, Trino, Bretagne and Arentijo. Stories by different authors, about family or lovers. Families, they are tied by what they've bee...

Basque, Trino, Bretagne and Arentijo. Stories by different authors, about family or lovers. Families, they are tied by what they've been eating. Lovers, how they are lonely without the other. Hardness about being in suburb is quite the same around the world.

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2014/12/08

短編4話。食べ物の話のようでありながら生死が絡む。死を身近に感じたくないときを避けて読むほうがいいかも。

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2013/10/23

「さらっと読みやすく洗練されているが、特に深く感動することもない。まさに毒にも薬にもならない本だったな」そんな感想を持っています。 食をテーマにした物語ばかりですが「あの物語の、あのメニューを食べてみたい!」というように食欲を刺激されることもありませんでした。ただ、そういう方向...

「さらっと読みやすく洗練されているが、特に深く感動することもない。まさに毒にも薬にもならない本だったな」そんな感想を持っています。 食をテーマにした物語ばかりですが「あの物語の、あのメニューを食べてみたい!」というように食欲を刺激されることもありませんでした。ただ、そういう方向性の本ではないのかもしれませんね。私がそれを期待してしまっただけで。 しかし、それぞれの作家さんがしっかり持ち味を出せていて、かつお互いに邪魔をせず、短編集のお手本のようなバランスをもった本だと感じました。 4人とも何冊か読んだことがある作家さんで、でも江國 香織さんは初期以外はちょっと苦手…といった私でしたが、『アレンテージョ』は好きな部類でした。ただ、やはり森 絵都さんの文体&作品が一番好きで、印象に残っています。 あ!「ヨーロッパ旅行に向かう飛行機の中で読む」のには、最高の本かもしれませんね。

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2013/09/24

読友の7人もの方々のご推薦本。ちなみに7人はすべて女性(たぶん)。今が旬の、そして実力派の4人の女性作家たちによる、ヨーロッパの辺境を舞台にした競作短篇集。中では、ブルターニュを描く森絵都の『ブレノワール』がベストか。2番は角田光代の『神さまの庭』だろう。これらの2作は、それぞれ...

読友の7人もの方々のご推薦本。ちなみに7人はすべて女性(たぶん)。今が旬の、そして実力派の4人の女性作家たちによる、ヨーロッパの辺境を舞台にした競作短篇集。中では、ブルターニュを描く森絵都の『ブレノワール』がベストか。2番は角田光代の『神さまの庭』だろう。これらの2作は、それぞれローカル色の強い田舎町とコスモポリタンな都会(バルセロナとパリ)を対比的に描くなど、物語の構造も似ている。そして、それぞれにそのリージョナリティもまた濃厚だ。前者では、かなり早い段階から結末が見えていながら、それでも心が震える。

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2013/09/15

4人の直木賞作家が、それぞれ訪れたヨーロッパの土地を舞台に描く、愛と味覚のアンソロジー。故郷のしがらみ、家族の絆、切ない恋心……温かな食卓に秘められた想いをすくいあげる珠玉の4編。 ------- なにげなく読んでみた1冊だけど、これがかなりアタリ! 短編集は1冊4編くらいだと、...

4人の直木賞作家が、それぞれ訪れたヨーロッパの土地を舞台に描く、愛と味覚のアンソロジー。故郷のしがらみ、家族の絆、切ない恋心……温かな食卓に秘められた想いをすくいあげる珠玉の4編。 ------- なにげなく読んでみた1冊だけど、これがかなりアタリ! 短編集は1冊4編くらいだと、それぞれ読みごたえもあるし 作家の個性も分かってよい。 どれも家族と食の絡みがあって 全体的にノスタルジーというかセンチメタルというか、 少しの悲しさと大きなあたたかさを感じる内容。 このなかでは井上荒野さんのが一番好みでした。

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2014/05/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表紙が可愛く、タイトルも素敵。 それに人気作家さんのオムニバスなのでちょっと読んでみた。 タイトル通り、4作品とも食事がらみ。 そしてオシャレな外国が舞台で、登場人物ももちろん外人。 私は森絵都さんの「ブレノワール」が好き。 母と息子の関係、最後にじわっときた。

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2013/07/14

表紙の雰囲気が素敵でした。 黒い影、一瞬ほんものの猫かと思ったのだけれどよくみたら違った。おもしろい。 題名からイメージしたとおり、食べるものの周辺の物語。 4人の作家さんによる短編集なので、ひとさらで四つの味が楽しめます。 読みやすかったのは角田さんと森さん。 角田さんの神様...

表紙の雰囲気が素敵でした。 黒い影、一瞬ほんものの猫かと思ったのだけれどよくみたら違った。おもしろい。 題名からイメージしたとおり、食べるものの周辺の物語。 4人の作家さんによる短編集なので、ひとさらで四つの味が楽しめます。 読みやすかったのは角田さんと森さん。 角田さんの神様に選ばれた人、という表現の仕方が素敵だな、と思った。 あなたは他人のために料理をしなさいと神様に直接命じられた人。 そーゆー感じ、なんか好き。 バスク地方、というのがつい最近料理人の方が旅する番組を観たばかりなので、あの男性が料理してあつまる倶楽部だとかがリアルにイメージできた。食べるという行為を幸せな光景として心に残せること、 そのありがたさ。 森さんのはイチバンお話としてまとまってる感じ。 ぐるりとまわって、最後に白い花が現れる。安心して読み切れる。 母親の思いもよらなかった一面を、まるで導かれるように知ることになる。 でもそーゆーもんかもな、と思う。 たとえ親子でも、なにもかも知りつくしているわけじゃない。 私が知っている母が母の全てじゃないし、母が知っている私が私の全てじゃない。だけど、それはそれでいいんだと思う。 母が作ってくれるごはんが多分いちばん好きだから。 井上さんと江国さんは、文章自体はよみにくいとかはないんだが、 内容がちょっと苦さがまじる。 特に井上さんのはどうしようもなく突然に突きつけられた別れ、が 彼女の行き場のない哀しみのような怒りのような諦めのような ものがごっちゃになって描かれているのでどうしたもんかなあっと。 娘さんの心理がイマイチ掴めなかった。 江国さんのはあの一列の老夫人たちがイチバンきになった。 なんなんだ、いったい。 一緒に食べて、同じものをみて、時間を過ごす。 それはとても幸せなことだ。 でも、結論が同じだとはかぎらない。 それでも、話したい、一緒に居たいと思う、んだろうなあ。

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2013/07/09

好きな作家さんだったので図書館で借りて読んだ「理由が無数にあるということは理由がひとつもないのと同じなのではなかろうか」「おなじものをたべるというのは意味のあることだ」この二つは深い言葉だな と思った。

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2013/06/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

直木賞を取った1960年代生まれの女性作家四人がヨーロッパを舞台に、食をテーマに書いた短編。 最も面白く、素敵な表現が多かったのは江國香織さん。 展開がなるほどと思ったのは角田光代さん。 角田さんに似ている感じだったけれど、出来過ぎかなと思ったのが森絵都さんで、文芸でしかも苦手な気持ち悪さだったのが井上荒野さんでした。 他の短編集よりも作品の質は高く感じたし、自分の好みが分かっていいかもしれない。

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