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竜が最後に帰る場所 の商品レビュー

3.7

111件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    44

  3. 3つ

    39

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2013/07/07

現実の中にあるファンタジーのような、そんな不思議な世界観の短編集。 幻想動物の冒険を描いた「ゴロンド」が一番のお気に入り。

Posted byブクログ

2013/05/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

独立した短編集5編 迷走のオルネラは途中で展開が分かってしまい残念でした。話はダークですが童話の教訓話のようで面白かったです。 5編のなかでは鸚鵡幻想曲が一番好きです。これで終わりかな?とおもったあとにも続きがあり単調だったお話が二重構造になり最終的に丸く収まる感じが読んでいてとてもスッキリしました。この人の話はダークなものが多いのでたまにはこんなハッピーエンドもいいなと思いました。

Posted byブクログ

2013/05/27

不思議な感じの話。それぞれ読みきりなのかつながっているのかよくわからず、5編のうち、3編位は理解できなかったのだが、これは私の理解力の問題なのだろうか。

Posted byブクログ

2013/05/24

よくもこんな突拍子もない物語を語れるものだと思う。 そうきたかあ、の連続。 少し湿り気のある読後感もいい。

Posted byブクログ

2013/03/20

読み終わった直後はうまく言葉にできなかったけど、こういう作品、好きです。 「なんでこうなる?」「これはなにを伝えたいのか?」なんて論理的に読み解く作品も大好きでよく読みますが、この作品は楽しみ方が全く違うと思う。 目の前の絵画を、出自や主張なんて能書きは気にせず、ただその色彩...

読み終わった直後はうまく言葉にできなかったけど、こういう作品、好きです。 「なんでこうなる?」「これはなにを伝えたいのか?」なんて論理的に読み解く作品も大好きでよく読みますが、この作品は楽しみ方が全く違うと思う。 目の前の絵画を、出自や主張なんて能書きは気にせず、ただその色彩やモチーフを味わう。 そんな読み方をしたい作品です。 時間が経てば経つほど、じわじわ好きになる。

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2013/03/04

5編の短編集。 『夜行の冬』以降の3編が特に良かったです。 『夜行の冬』は著者1作目「夜市」に収められている『風の古道』を思い出す雰囲気があり、冬の空に響いて静かに夜行へ誘う錫の音が聞こえるようでした。 先に待つ世界がどの様なものか分かり得ないままに行脚を続けさせるのは、人間のエ...

5編の短編集。 『夜行の冬』以降の3編が特に良かったです。 『夜行の冬』は著者1作目「夜市」に収められている『風の古道』を思い出す雰囲気があり、冬の空に響いて静かに夜行へ誘う錫の音が聞こえるようでした。 先に待つ世界がどの様なものか分かり得ないままに行脚を続けさせるのは、人間のエゴや甘美な欲、はたまた後悔の念か。 『鸚鵡幻想曲』『ゴロンド』ではその発想の豊かさと紡がれる物語の美しさにただただ感動しました。 そうきたのか、と唸る部分も。 想像力を掻き立てられる文体は流石の一言です。

Posted byブクログ

2013/01/28

とても美しい小説でした。鸚鵡幻想曲は読んでる最中頭の中で映画を見るように映像が流れました。是非とも映像化して欲しい

Posted byブクログ

2012/12/10

一見児童書のようで全くそんなことはなかった。 幻想の類い。短編集。 表題作だけちょっと微妙だったかな。 鸚鵡幻想曲が好き。ずるっとばさばさ。

Posted byブクログ

2012/11/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いつもながら恒川光太郎さんの世界は不気味に不思議で大好きです。 【風を放つ】 風を閉じ込めた瓶を持つ女性 【迷走のオルネラ】 DV男に母を殺された少年が大人になって、出所した男を監禁・洗脳し、罪のない少年を苦しめている男を襲わせる 【夜行の冬】 赤い服のガイドさんについて行く一行、一晩歩いて戻ると、そこは今までと少しだけ違う世界 【鸚鵡幻想曲】 偽装集合体。ハチや鳥、何かの集合が集まって別の何かに偽装している。男は美しい色の鸚鵡の集合体だった 【ゴロンド】 小さな小さな稚魚として生まれ、進化を繰り返し竜になった。 そのままでいる個体と、進化していく個体がある

Posted byブクログ

2012/09/19

いろいろな「死」と「再生」を見たような気がした。 この人の本は、 すごくひねくれた感情でさえも、綺麗に見えるし まっすぐなものはより美しくなるから好き。

Posted byブクログ