七人の中にいる 改版 の商品レビュー
'21年6月4日、読了。今邑彩さんの作品、2冊目。 本人の書いた「あとがき」に、「これは本格ではなく、サスペンスです」とありますが…納得。なかなか面白かったです。(犯人は、終盤に行くまでにはわかってしまいました。僕にしては、珍しく。) 何方かの感想で、「主人公たち誰...
'21年6月4日、読了。今邑彩さんの作品、2冊目。 本人の書いた「あとがき」に、「これは本格ではなく、サスペンスです」とありますが…納得。なかなか面白かったです。(犯人は、終盤に行くまでにはわかってしまいました。僕にしては、珍しく。) 何方かの感想で、「主人公たち誰にも、入り込めなかった」というのを読みましたが…僕も、全く同感です。物語中に出てくる不幸は、全てあんた達のせいだろ!なんて思いながら、読みました。主人公に共感、同情できない…これって、読んでて結構キツいですね。 あと、冒頭の事件…残酷で、ゲンナリしてしまいました。だから、主人公に入れ込めなかったのかな…。 まあでも、ラストは好きですし…「サスペンス」として、楽しんで読み終えました。今邑彩さん、次は短編に行ってみます!
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読んでいく中で自分なりに推理をしていきますが、 それをどんどん打ち壊してくれる。 自分が疑ったタイミングで 同じように本編でも疑ってて その持って行きた方が本当にスゴイ!! 最後までドキドキしっ放しで 怒涛の勢いで読み進めていましま。
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お勧め度:☆6個(満点10個)結構面白かった。作者も言ってるように、これは、ミステリーではなく、サスペンスだと。時代は1993年、とある総合病院で、一家の惨殺死体が見つかる。一人だけ生き残った少年をめぐり、復讐劇が展開するというストーリー。当時の時代背景も携帯のない時代で公衆電話であたふたする場面も興味深い。ペンションに集まった7人の中に犯人がいるというお定まりの展開がいい。じわじわと犯人が絞られていく様は、さすがに面白い。犯人は一体誰なのか?つい、ページを捲りたくなる。ただ、ラストはちょっと切ない。
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だいたい主人公には肩入れして読むものだけど、ずーっと好きにはなれなかったな。 それから、軽井沢のペンションとかそういうある意味閉鎖された空間で、犯人はこの中にいる誰かだ、っていう(アガサクリスティー的な)のよくあるけど、あんまり好きじゃないってことを再確認した。
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犯人も、トリックも読書半ばで解けた。しかしスッキリ感ゼロなのは、主人公晶子のお人柄がアカンからだろう。繰り返す出来婚・安易に犯罪に加担する計画性のなさ。自らが撒いたタネなのに、責任転嫁のような言動。あげくに「家族は私が守る」等のトンチンカンな発言....。後、娘あずさのテンション...
犯人も、トリックも読書半ばで解けた。しかしスッキリ感ゼロなのは、主人公晶子のお人柄がアカンからだろう。繰り返す出来婚・安易に犯罪に加担する計画性のなさ。自らが撒いたタネなのに、責任転嫁のような言動。あげくに「家族は私が守る」等のトンチンカンな発言....。後、娘あずさのテンションも変。正直、犯人の方がよっぽど不憫。ストーリーはペンションを舞台に復讐殺人予告が届き、怪しい客が次々と浮かび上がるーとオーソドックス。かつ、文章は読み易いのでイッキ読みできたが、とりあえず晶子をなんとかしてくれ。
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半分くらい読んだところで犯人はアイツだ!とわかる。が、うまくまとまるラスト。家族に囚われ家族に求め。テーマはホームスイートホーム。
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スイスイっと軽く読める。だが、みんなが怪しく思えてきて、それでも怪しい人たちの疑いが消えていくと残るのは誰なのか?
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やはりこの作者の文章は非常に読みやすい。携帯電話が普及していない頃の話だけど、古臭さが感じられずすんなり読める。 ただ、話がやや長いのと、主人公がちょっと頭悪いのでその点が残念。
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初めから最後までドキドキハラハラで、分厚いですが一気に読めます。エンディングに納得がいかない人もいるかもしれないけどずっと面白い。
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展開も犯人も予想の範囲内で終わる。 ベタといえばベタ。 でも、登場人物が個性豊かなので面白かったです。 分かりやすいミステリーが好きな人には向いてるかと。
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