猫鳴り の商品レビュー
読んで良かった。老いることは悲しいこととは思わないけど、 別れるということは悲しいこととは思うのだけど、独りは寂しい。 そんな感想があった。
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通勤電車の中で読んでたのにボロボロ泣いてしまった。 命を、命と寄り添って生きるということを、考えさせられた。 著者の生き物に対する深い愛を尊敬する。
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何とも、穏やかである。 穏やかな内容ではないのだが、穏やかに読了。 解らないはずの猫の気持ちが、まるで形を成すもののように伝わってくる。 猫って鳴るのかな? 「モン」っていうと、Windowsのシステムエラー音を彷彿とさせる。 個人的には有山アヤメをもっと描いて欲しか...
何とも、穏やかである。 穏やかな内容ではないのだが、穏やかに読了。 解らないはずの猫の気持ちが、まるで形を成すもののように伝わってくる。 猫って鳴るのかな? 「モン」っていうと、Windowsのシステムエラー音を彷彿とさせる。 個人的には有山アヤメをもっと描いて欲しかった。 ミステリアスな部分もまた、美しさ10%増しか。 猫耳をつけた女性もまた、美しさ10%増しか。
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人生の分岐点に猫が立っている。 丁寧に描かれた情景の、その深い文章に惹きこまれ、共鳴する箇所もしばしば。 リアルがある、そんな作品。
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この作者のことは全然知らなかったが、なんとも引き込まれるような文章を書く。猫ではなく犬派だが猫を飼いたくなった。それぞれ独立した話として読めるが、猫の老衰と自身の老いを重ねあわせる第3話がやはり印象に残った。
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微妙。 そりゃ飼ってたペットが死ぬ話は切ないよ。それってシチュエーションの問題じゃない? 3部構成だけど、それぞれの関係が希薄。 1部2部があってこその3部であるべきなのに、全く作用してこない。 まぁ退屈で面白くなかったかな。
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ペットロスの人には「ずっとずっと大好きだよ」より、はるかに心に響くと思う。 愛猫のお涙ちょうだい話とは違う小説。泣いたけど。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
可愛くも甘くもない猫小説。 猫は言葉を持たない。 だから、身を持ってその生老病死を示す。 その様が淡々と描写される。 ラストは読み進めるのが本当に辛かった。 でも、これはとても『自然』なことなのだ・・・。 デス・エデュケーションにも好適な一冊。
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ままならぬ人生の途に「奇跡」は訪れた-。宿した命を喪った夫婦。闇にとらわれた少年。愛猫の最期を見守る老人。濃密な文体で、人間の心の襞に分け入ってゆく長編小説。 猫が満足して喉をゴロゴロ鳴らすことを作者は猫鳴りと呼ぶ。猫好きの身としては猫の描写はまあまあだが、登場人物がみな異様に...
ままならぬ人生の途に「奇跡」は訪れた-。宿した命を喪った夫婦。闇にとらわれた少年。愛猫の最期を見守る老人。濃密な文体で、人間の心の襞に分け入ってゆく長編小説。 猫が満足して喉をゴロゴロ鳴らすことを作者は猫鳴りと呼ぶ。猫好きの身としては猫の描写はまあまあだが、登場人物がみな異様に性格が曲がっているか並はずれて頭が悪いかで、感情移入できなかった。 (C)
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なんか今まで読んだ事のない感じの本だった。なんだか不思議な感覚を残された気がした。猫鳴りの意味はなるほどーって感じ。
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