単独行者 の商品レビュー
山岳会の資料など駆使して、加藤文太郎氏に迫っている作品。 新田次郎の描いた加藤文太郎氏のイメージが損なわれるかなと思ったが、 輪を掛けて独特の方だなと思った。
Posted by
傑作。文章がうまく、物語に入り込むことができ、文太郎の弱さに苛立ったり、面白さに振り回された。「孤高の人」の方が良いという人がいるのは意外だ。
Posted by
「孤高の人」と比べてしまうが,こちらは山行や記録にとても詳しく臨場感あふれ実際そこに雪嵐が吹いているかのようだった.大学山岳部やガイドとの齟齬,口下手だけでは片付けられない人間関係の上手くいかなさがよくわかる.ただ小説としては孤高の人の方が好きだ.
Posted by
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB04069597
Posted by
分厚かった〜〜笑 谷甲州さんの物語も悪くないです。加藤文太郎のイメージは私の中でぶれないし。それなりに楽しめました。ただ、やっぱり「孤高の人」の方が小説として面白かったです。 もう一度「孤高の人」読むかな?
Posted by
他の作者の「加藤さん」の行動を記した内容とは、大分違う。それでも、この人は、行動の人だったと思う。自分の信念に忠実に行動する。周りをあまり気にせずのイメージが、変わった。当たり前かも?
Posted by
孤高の人ともちろん内容は結構被るのは当たり前だが、山行がやや重視して書かれてます 無駄に脱線してないのは評価 ただ新田さんの本持ってれば特にという気も
Posted by
昭和初期の実在の登山家・加藤文太郎の小説。「孤高の人」よりいろんな意味で人間っぽく描かれていた。孤高の人は一般の人が読んでも面白いと思うが、こっちは山行の描写が多く、実際に山を登る人の方が楽しめる。500ページくらいあるので、文字通り一緒に山を登るように読んだ。
Posted by
昭和初頭に数々の足跡を雪山に残した加藤文太郎。 その足跡を出来るだけ史実に沿った形で再現した小説です。 昭和十一年一月、北アルプス・槍ヶ岳北鎌尾根で消息を絶った加藤文太郎。 彼は、たったひとりで冬山を次々に踏破し、 「単独行の加藤」として名を馳せていた男だった。 案内人(ガイド...
昭和初頭に数々の足跡を雪山に残した加藤文太郎。 その足跡を出来るだけ史実に沿った形で再現した小説です。 昭和十一年一月、北アルプス・槍ヶ岳北鎌尾根で消息を絶った加藤文太郎。 彼は、たったひとりで冬山を次々に踏破し、 「単独行の加藤」として名を馳せていた男だった。 案内人(ガイド)を連れた登山があたりまえだった時代、 あえて単独行を選んだ彼は、 決して特別な存在でも、超人的な力をそなえていたわけでもなかった。 ごく普通の人間的な弱さをもった男が、なぜひとりで、 しかも苛烈な冬山を志向したのか? (「Bookデータベース」より) 加藤文太郎の物語というと新田次郎さんの「孤高の人」が有名で、 私もそちらは数年前に読んで感銘を受けました。 しかし、ノンフィクションとしてかかれた「孤高の人」には史実とは違う箇所もあると聞き、 今回改めてこの一冊を手に取ってみました。 大筋では同じ内容ながら加藤文太郎の人となりが若干異なる形で書かれており、 また、所々に出てくるエピソードも捉え方が少し異なって描かれています。 加藤文太郎というと一人で山に登る「単独行者」の先駆者として有名ですが、 一人で登ることの凄さだけではなく孤独さや葛藤も見事に描かれていると思います。 この本を買ったのは昨年末のことでしたが、 上下段に分かれた500ページ超のこの一冊は読み応えが抜群で、 読んでは休み、休んでは読むという形式でこんなに時間がかかってしまいました。 新田次郎さんの「孤高の人」のようにドラマチックな部分はありませんが、 昭和の初期に案内人も連れずに一人で山を目指した加藤文太郎の姿が、 リアルな山の描写とともに蘇ってくる一冊です。 山好きの方はぜひ。
Posted by
いやいや読みにくい本でした。ページの進みが遅く、途中まで大変。感想としては冬山シーンがほとんどで読んでいてこっちも寒くなる、という感じかな。
Posted by
- 1
- 2