中原の虹(2) の商品レビュー
おすすめ度:90点 後半、一気に読ませる。 西太后と光緒帝が密かに通信を行うくだりはフィクションと思わせないリアル感に満ちている。 そして2人とも、心中、崩じる。 最後に明らかになる西太后の心の内側。 わずか3歳の溥儀を次期皇帝に指名する意外性。西太后は政事の天才であった。
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とうとう西大后がなくなった。張作霖が少しずつ表舞台に出てくる。 悲劇の次世代をになう張学良がこれからどのように育つか楽しみ。
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並行して蒼穹の昴のDVDも見てるが、浜崎あゆみの歌が壮大なストーリーによく合い、心が奮い立つ!張作霖は男が惚れる男だ。
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根底としては、貧しさが大きなテーマになっている。 貧困はデータでわかるが、貧しさには一人ひとりの人生がある。
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ついに、時代が動く。清が終わりに向かっていよいよ早く走り出す。 蒼穹のときも思ったけれど、全四巻が全く重くない。むしろいつまでも続いてほしいシリーズ。 行為のすべて、存在のすべてをわれひとりに帰結できる人間などいない。だが人間は本来そうでなければなるまい。 白虎張とい...
ついに、時代が動く。清が終わりに向かっていよいよ早く走り出す。 蒼穹のときも思ったけれど、全四巻が全く重くない。むしろいつまでも続いてほしいシリーズ。 行為のすべて、存在のすべてをわれひとりに帰結できる人間などいない。だが人間は本来そうでなければなるまい。 白虎張という人間のすごさ。
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西太后と光緒帝がテレグラムで交信するところなんて、涙涙だった。 春児も小平も蘭琴も健気で切ない。 こんな時代に生まれていなかったら・・ みんな切なくて悲しかった。 ただ文秀が父親になって日本で元気でいたことだけが、嬉しかったわ~ そして、張作霖の息子が可愛い。 西太后...
西太后と光緒帝がテレグラムで交信するところなんて、涙涙だった。 春児も小平も蘭琴も健気で切ない。 こんな時代に生まれていなかったら・・ みんな切なくて悲しかった。 ただ文秀が父親になって日本で元気でいたことだけが、嬉しかったわ~ そして、張作霖の息子が可愛い。 西太后、光緒帝が逝ってしまって、さぁこれからどうなっていくのか・・
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半世紀にわたり、落日の清王朝を一人で支えた西太后が人生の幕を閉じようとする頃、張作霖や袁世凱は着々と力を蓄えていた。死期を悟った西太后が考え抜いて出した結論は、自らの手で王朝を滅ぼすということだった。次の皇帝として指名したのは、わずか3歳の溥儀。その悲壮な決意を前に、春児は、そし...
半世紀にわたり、落日の清王朝を一人で支えた西太后が人生の幕を閉じようとする頃、張作霖や袁世凱は着々と力を蓄えていた。死期を悟った西太后が考え抜いて出した結論は、自らの手で王朝を滅ぼすということだった。次の皇帝として指名したのは、わずか3歳の溥儀。その悲壮な決意を前に、春児は、そして光緒帝は──。 この巻の最後の数ページは、何度も読み返してしまうくらい、心打たれた。現実の歴史では悪女だと言われている西太后だが、そのイメージはそのままに、彼女の本当の心のうちを浅田次郎は見事に表現していると思う。 日本に亡命した梁文秀や玲玲、蘭琴もたびたび登場する。彼らはすべて前作から今作へとつながるキーパーソンであり、今後どのように張作霖や袁世凱と関わってくるのかを考えながら読むことができる。
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あああ なんというラストだろう。。やっぱり、西太后のイメージ変わるなぁ。溥儀の時代はどうなるのだろう。続きがすごく気になる!
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西太后がなぜあれ程までに残虐な行為を行ったのか?「悪政をするほど中国人民の中から大義を負った真の為政者が出現する」との信念があったから。為政者を事の善悪からのみ判断していた浅はかさを恥じる。 燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや2010/12/01
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色んな親子が出てきます。 ちょっと うれしくなっちゃったり、ただただ号泣したりです。 次、読むのが、楽しみです。
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