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中原の虹(2) の商品レビュー

4.2

56件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

    25

  3. 3つ

    8

  4. 2つ

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2014/02/23

清王朝の末期。 ついに半世紀にもわたって、清王朝を支えた西太后最期のとき。その覚悟がすごい。 史実とは違うのかもだけど、こんな人だったのかなー、だったらいいなと思えた。 そして、蒼穹の昴で日本に亡命した粱先生が出てきたー。

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2013/12/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

レビューは4巻にて 西太后の評価は中国を植民地化したい西洋諸国が作った部分があるのはある程度説得力をもつなぁ。もっとも全部ではないんだろうけど。 物語はいよいよ混沌の中国に突入しそう。楽しみである

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2013/09/03

浅田次郎のこのシリーズ(だけじゃないけど)を読んでいると、日本語(漢字もひらがなも)って美しいなぁと感じる。 美しい態度はより美しく、でも醜い態度もより醜く、感じるような気がする。 中華とは真ん中に咲く華。文化。 この認識を史実として西太后が持っていたのかはわからないけど、 い...

浅田次郎のこのシリーズ(だけじゃないけど)を読んでいると、日本語(漢字もひらがなも)って美しいなぁと感じる。 美しい態度はより美しく、でも醜い態度もより醜く、感じるような気がする。 中華とは真ん中に咲く華。文化。 この認識を史実として西太后が持っていたのかはわからないけど、 いま、誰もがこの認識を持っていたら、世界は平和なんじゃないかと思う。

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2013/09/03

蒼穹の昴から物語に君臨し続けて来た西太后が、いよいよ覚悟を持って最期の舞台を整える。長い長い物語は何度も大きくうねりながら、歴史的瞬間を美しく描き出した。蒼穹の〜では春雲と蘭琴の義兄弟の物語がとても好きなので、彼の登場がとても嬉しかった…が…らんちーーん( ; ; )浅田さんは泣...

蒼穹の昴から物語に君臨し続けて来た西太后が、いよいよ覚悟を持って最期の舞台を整える。長い長い物語は何度も大きくうねりながら、歴史的瞬間を美しく描き出した。蒼穹の〜では春雲と蘭琴の義兄弟の物語がとても好きなので、彼の登場がとても嬉しかった…が…らんちーーん( ; ; )浅田さんは泣かせどころを忘れた頃に盛り込んで来るので、この難しい中華の物語を私のような不勉強の者にも読ませることができるのだと思うなぁ。ラストエンペラーが出て来た時には、ああーーー、そういう流れだったのかと。なんと切ない運命。

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2013/06/07

西太后と光諸帝の死去まで。実在・架空問わず多岐にわたる登場人物のキャラクターが秀逸。特に、「蒼穹の昴」同様、西太后の描写が際立っている。もちろんフィクションであり作者の想像力の成せる技なのだけれど、「残酷無比な権力亡者」という見方は欧米側からのものであり、清国側から見れば植民地化...

西太后と光諸帝の死去まで。実在・架空問わず多岐にわたる登場人物のキャラクターが秀逸。特に、「蒼穹の昴」同様、西太后の描写が際立っている。もちろんフィクションであり作者の想像力の成せる技なのだけれど、「残酷無比な権力亡者」という見方は欧米側からのものであり、清国側から見れば植民地化を何とか防ごうと何十年も奮闘してきた功労者とも取れる。ここでの西太后は、浅田次郎は彼女に恋しているのではないかと思わせるほどに魅力的。

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2013/05/01

いよいよ清朝滅亡の時。 西太后と光緒帝をめぐる戊戌の政変の真実。 近くて遠い存在となってしまった二人が死を前にして語り合う様は感動的。 億万の民を統べる帝王の苦悩と肉親への愛情、自らを討伐されるべき悪鬼として晒し、中華の国を中華の民から守り抜く新たなる英雄を待つ。 古い帝政から抜...

いよいよ清朝滅亡の時。 西太后と光緒帝をめぐる戊戌の政変の真実。 近くて遠い存在となってしまった二人が死を前にして語り合う様は感動的。 億万の民を統べる帝王の苦悩と肉親への愛情、自らを討伐されるべき悪鬼として晒し、中華の国を中華の民から守り抜く新たなる英雄を待つ。 古い帝政から抜け出せずに腐りゆく大国という清朝末期のイメージとは隔絶した数千年の歴史を背負い立つ偉大なる王の姿がそこにある。

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2013/04/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読んだきっかけ:連れが買った。蒼穹の昴の続き。 かかった時間:1/2-1/17(16日くらい) あらすじ(裏表紙より): ~半世紀にわたり、落日の清王朝を一人で支えた西太后が人生の幕を閉じようとするところ、張作霖や袁世凱は着々と力を蓄えていた。死期を悟った西太后が考え抜いた出した結論は、自らの手で王朝を滅ぼすということだった。次の皇帝として指名したのは、わずか3歳の溥儀。その悲壮な決意を前に、春児は、そして光緒帝は……~ 内容: 新王朝末期。2巻は、アイシンギョロダイシャンは、ヘカンを次のハーンに推す。張作霖は吉永の部隊での活動を許される。 袁世凱は次々と起こる革命運動に不安を抱く。西太后は皇帝と意を通じ、国を滅すことを決意する。ダイシャンは、明国侵攻を口にする兄チュエンの命を奪う。 そして、西太后は、溥儀を次期皇帝に指定して、命を落とす(続く) といった具合。 結構面白くなってきた。

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2013/01/12

まだ前半だけど、この巻まででとりあえずひとつのクライマックスが描かれている。圧倒的存在感を放ち、この人を中心に世界が動いていた西太后の最期。それに光緒帝、さらに彼に生命を賭して仕えた蘭琴まで絡めて、凄まじい感動をもって、波乱の時代が終末に向かう。涙無しにはページが繰れなくなるくら...

まだ前半だけど、この巻まででとりあえずひとつのクライマックスが描かれている。圧倒的存在感を放ち、この人を中心に世界が動いていた西太后の最期。それに光緒帝、さらに彼に生命を賭して仕えた蘭琴まで絡めて、凄まじい感動をもって、波乱の時代が終末に向かう。涙無しにはページが繰れなくなるくらい、心の底から惹きこまれてしまいました。

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2018/03/10

西太后のすざましいばかりの執念。 清という国が 滅びようとも・・・ 外国の植民地ではなく 中国人の国であってほしい と 願う姿の 壮絶さ。 悪女 と呼ばれようと 堂々としている。 春児の献身的な仕事ぶり。 いずれ 春雷に会えるかもしれない 不思議な縁。 清から 時代は 大きく...

西太后のすざましいばかりの執念。 清という国が 滅びようとも・・・ 外国の植民地ではなく 中国人の国であってほしい と 願う姿の 壮絶さ。 悪女 と呼ばれようと 堂々としている。 春児の献身的な仕事ぶり。 いずれ 春雷に会えるかもしれない 不思議な縁。 清から 時代は 大きく変わっていく。 張作霖は まだまだ 東北王 をめざしている。

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2012/10/13

張作霖は何を考えているのかわからない、とても苦手なタイプ(^^;;これから先、どのように描かれていくのか、とても楽しみです。

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