マスコミは何を伝えないか の商品レビュー
図書館より どのような報道被害があるか、からそれの解決の方法をメディアの視点からそして受け手の視点から書いた本となっています。 実際にメディアで活躍されている方の本なので、報道被害についての話はどれもリアリティがあってなるほど、と思わされました。 各章で対談が入っているのも面...
図書館より どのような報道被害があるか、からそれの解決の方法をメディアの視点からそして受け手の視点から書いた本となっています。 実際にメディアで活躍されている方の本なので、報道被害についての話はどれもリアリティがあってなるほど、と思わされました。 各章で対談が入っているのも面白い。特に実際に報道被害にあった人や、事件被害者の遺族の方との対談は、普段テレビで見るだけで実際取材攻勢に遭ってしまう方の気持ちを考えることがなかったので新鮮でした。 メディアリテラシーについては本を何冊か読んできた中で、いかにニュースを額縁どおりに受け取るだけでなく、そこから自分は何を考えるかが重要である、ということを考えるようになってきたと思います。
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一つの情報源だけで鵜呑みにするのはやめましょう。たとえインターネット以外の調べ方が思いつかない場合であっても、せめてウェブ上の他の情報源もちゃんと洗って、複数の記述が一致する部分だけを、まあ信ぴょう性が高いのかなぐらいに受け止める、それがせいぜいだと思います。
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様々な事情により伝えたくても伝えられない事、意図しなくても報道被害者、加害者を生む事が書かれている。 例えはTwitterで誰かが自分のつぶやきをRTしてくれたとして、140字の制限がある中で、RTの一部をカットして流されて「それじゃ意味変わっちゃうよ」と思うことあるでしょう。 報道も番組制作の枠の中で情報をより分け、そぎ落としたりする事で十分でなかったり意味が変わるケースがある。 ところでwikiによると著者の下村 健一氏は現在、内閣広報官。(氏によると自身のwikiページは間違った内容もあると指摘しているが。)震災や原発に関する政府の報道をどう捕らえ、助言してるんだろう? そしてこのレビューも理解度の小さい私が書くことにより、下村 健一氏に被害を生むのかもしれない。
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■この本を知ったきっかけ 岡田斗司夫のtwitter公開読書の課題本。 ■読もうと思ったわけ twitter公開読書で面白そうだったので。
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メディア社会を賢く生きるには、メディア・リテラシーが必要であるという結論。内容は主にマスメディアを中心にあげ、その誤報道やスクープ、そしてリテラシーに関するものを述べる形となっている。リテラシーが必要なことは言うまでもないため据え置くが、横並びでどの局にチャンネルを変えても同じ内...
メディア社会を賢く生きるには、メディア・リテラシーが必要であるという結論。内容は主にマスメディアを中心にあげ、その誤報道やスクープ、そしてリテラシーに関するものを述べる形となっている。リテラシーが必要なことは言うまでもないため据え置くが、横並びでどの局にチャンネルを変えても同じ内容しかやってないことや、報道ネタの優先度に疑問点があげられること、そして報道被害を改めないことなど、テレビの視聴以外にもその在り方が問われ始めているという気がしている。マスコミは本来、出来事の一部しか伝えないことは古今東西変わらない。その上で、一から十を類推する力や、ネットなどを用いてその他の情報を取捨選択しながら集める力が、現代においては求められてきているのである。
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取材で撮った「素材」の、ある部分を強調したり、伝わりやすいようシンプルにする。この取材時の当たり前のテクニックがときには取材対象者に「きちんと伝えていないじゃないか!」と思われる原因になることがある・・・など、実感こもった取材落とし穴エピソードには納得。取材する相手とうまく共犯関係になれないとダメだなあ、と思った。
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「ニュースや新聞は答えではなく、考える材料、手引き」 「もめ事にカメラが集まるのは水が自然と低い方へ集まる現象と同じ」 「マスコミは懲罰機関ではなく失敗を学ぶ機会を与える機関であるべき」
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著者はTBSの社員だと思っていたら、退社後「市民メディア・アドバイザー」という仕事をされているそう。マスコミ関係者の中に著者のような考えを持つ人が広がるのを期待。
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