三面記事小説 の商品レビュー

角田光代【著】

2023/01/31

どこまでが実話なのかわからないが、
新聞やニュースでは見出しと大まかな内容しか分からないが、ここまで登場人物の性格や言動を記載してくれたら本当のニュースも奥行きが出て興味を持つようになる。
事実は小説よりも奇なり、とは言いますが小説より悲しく切ない事件も数多くある。
このような事実を表現してくれたり、事実とは細かい部分は異なるが事件の全貌を知れるのはいいことなのでは。

2022/12/09

購入済み
2022.12.04.読了
つまらないわけではないけど、ビタっとくる！どういうわけでもなく。。。
まさに星3つ。
角田さん好きだけどねー。まあまあという感じ

2022/08/05

三面記事とは政治、経済以外の社会面のことらしい

本編に始まる前に簡潔にまとめられた三面記事が載ってるんだけど新聞ではほんの数行でまとめられた事件もストーリーとして読むといろんな事情や登場人物の感情が複雑に絡んで起こってるんだよな〜と

特に最後だったっていうのもあり介護の末殺した親子の話しが印象的だった
母親のアルツハイマーしんどいなぁ
介護しながら働くことは困難なのに生活保護は規定外で受けられず限界な息子の状況が読んでてしんどくなるほどリアルだった

とにかくどの話も読みやすくて面白かった

2022/03/29

現実的で突き刺さるような悲劇ばかりで読み終わると辛い気持ちになるのに読むことをやめられない。聞き流してるニュースのむこう側にはそれぞれ人生があるということをわすれてはいけないと言われてるような。

2021/10/26

最後の「光の川」が、最も印象に残りました。一人で懸命に認知症の母の世話をしている主人公の輝男は、最後には母を手にかけることになるのですが、誰か一人でも救いの手を差し向ける人がいたのなら、違う未来があったのではと思うと悲しい気持ちになりました。

2021/08/13

実際の三面記事を肉付けしたフィクション。

最後の話はつらくて読むのがしんどかった。
母と暮らす私としては、考えさせられた。

2021/06/15

2021/6/15　読了

新聞に掲載されている、小さな記事の裏側を想像した話。
実際の事件の裏側は誰もわからない。

2021/02/12

実在の事件に肉付けされたストーリーという事実が重い。
事件の当事者の人生を大きく変える事件を小説という形で消費して良いのかと、読みながら背徳感を拭えなかった。
それほど生々しい迫力のある一冊だった。

2020/07/02

恐れ入った。お見事！
流し見してしまう三面記事。
毎日人が殺されて、ちょっとやそっとでは驚かなくなった心に、事件が起こるにはこんなにも色々な背景があるんだと揺さぶりをかけられた。
見て、考えろと。
そして想像しろと。

2020/06/05

新聞の中の、注意をして見ていないと
見落としてしまう三面記事。

そこには数々の事件の、事象が書かれている。

その事象の裏には、
１つ１つの事件のストーリーがあること。
悪いことをした人間だけが悪い訳じゃないこと。
色々な背景があること。

この小説を読み、
物事の本質を考えないといけないなと
思った。

角田光代さん、さすがです。