キノコ雲に追われて の商品レビュー
広島・長崎への原爆投下で第二次世界大戦は終戦となりました。戦後しばらくは、原爆についての情報はGHQにより制限されていましたが、終戦から10年後、アメリカ人ジャーナリストが9人の二重被爆者を取材した本を出版しています。8月6日広島で、そして3日後に300キロ離れた長崎で再び、キノ...
広島・長崎への原爆投下で第二次世界大戦は終戦となりました。戦後しばらくは、原爆についての情報はGHQにより制限されていましたが、終戦から10年後、アメリカ人ジャーナリストが9人の二重被爆者を取材した本を出版しています。8月6日広島で、そして3日後に300キロ離れた長崎で再び、キノコ雲に襲われた彼らの記録です。海外向けに出版されたものであるため、異文化を伝える本としても興味深いです。
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広島、長崎の両方で被爆した人がいたというのは驚愕の事実だが、そのことをアメリカの調査団が2年かけて調べ、戦後10年の1957年にアメリカで出版したのが本書の原書。それがようやく2010年に日本でも翻訳出版されたのだった。 あとがきにもあるが、被爆者自身、そのことを語らずに来た人が...
広島、長崎の両方で被爆した人がいたというのは驚愕の事実だが、そのことをアメリカの調査団が2年かけて調べ、戦後10年の1957年にアメリカで出版したのが本書の原書。それがようやく2010年に日本でも翻訳出版されたのだった。 あとがきにもあるが、被爆者自身、そのことを語らずに来た人が多いのだそう。その理由は3.11後の福島の人たちへの根強い偏見や差別を見ればよくわかる。 本書は、当時二重被爆者と判明していた人9人(今では165人いたことがわかっているそうだ)に、その日のことをあくまでも事実本位に、ウェットな感情を交えずに取材し、書き記したもの。翻訳もとてもよみやすい。その淡々とした事実のなかから、それでも悲惨さがくっきりと浮かび上がってくる。それなのに核廃絶は、どうして、人類の見果てぬ夢になってしまっているんだろう。
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終戦十年後、アメリカ人記者による、二重被爆という数奇な運命を経験しながらも生き延びた人々の証言。当時の少ない資料から二重被爆者を捜し出した苦労が忍ばれる。 むごたらしい被害をもたらした原子爆弾の真実。永久の平和へのメッセージ。
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広島と長崎で二重に被爆した人たちをアメリカ人ジャーナリストが取材した記録。 話した人も、聞いた人もすごい。 まだ10年しか経たないときの生々しい記録。 児童向けということで、媚びずにやさしい文章が読みやすい。 詳しい感想⇒http://melancholidea.seesa...
広島と長崎で二重に被爆した人たちをアメリカ人ジャーナリストが取材した記録。 話した人も、聞いた人もすごい。 まだ10年しか経たないときの生々しい記録。 児童向けということで、媚びずにやさしい文章が読みやすい。 詳しい感想⇒http://melancholidea.seesaa.net/article/161946616.html
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綺麗なスカイブルーの表紙。薄くて軽いコンパクトな本だった。 『この光だ!ふせて!』 広島で原爆を受け、長崎でもさらに2度目の原爆を受けた人々の実体験をつづる。 著者はアメリカのジャーナリスト。 終戦の10年後、二重被爆者九人を取材して執筆されたもの。 1957年にアメリカで出版...
綺麗なスカイブルーの表紙。薄くて軽いコンパクトな本だった。 『この光だ!ふせて!』 広島で原爆を受け、長崎でもさらに2度目の原爆を受けた人々の実体験をつづる。 著者はアメリカのジャーナリスト。 終戦の10年後、二重被爆者九人を取材して執筆されたもの。 1957年にアメリカで出版されたものの翻訳。 平仮名が多く、ルビも振られた簡易な文章。 行間も空いていて読みやすい。 戦争という重いテーマの本ですが、手に取ってみてはどうでしょうか。
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・8/7 NEWS23にて紹介されました 1945年8月6日、広島で被爆。 そして、300キロ離れた長崎へ移動し、三日後の8月9日にもう一度被爆した人々がいた―二重被爆者である。 その存在は、戦後60年間に渡り、歴史の中に埋もれていたが、実は、終戦から10年後、一人のアメリカ人...
・8/7 NEWS23にて紹介されました 1945年8月6日、広島で被爆。 そして、300キロ離れた長崎へ移動し、三日後の8月9日にもう一度被爆した人々がいた―二重被爆者である。 その存在は、戦後60年間に渡り、歴史の中に埋もれていたが、実は、終戦から10年後、一人のアメリカ人ジャーナリストの手によって、二重被爆者9人の言葉が残されていた…。
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