縁切柳 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
全てが終わる場面での切なさが 非常に印象的なこのシリーズ。 今回は錬蔵と藤右衛門の間にひびが入りかねない 大事が起きてしまいます。 河水楼に高町の文五郎を騙った 凶賊たちが押し入り、9人もの命を ことごとく奪っていってしまったのです。 どうやらそれで怒り狂った藤右衛門は 無実の者に口を割らせようとしたのですが… 高町の文五郎が隠したであろう 莫大な隠し金を巡った一連の事件。 珍しくこの凶賊は たとえ押し入ったとしても 殺しはしない、貧乏人からはとらない、 女性を慰み者にしないという 凶賊にしては珍しい男だったのです。 そして、ある事実(隠しきれない)が 明らかになったとき… 確かにここに出てくる人たちは 日向を歩くことはできぬものばかりです。 だけれども、せめての救いは欲しかったな…
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