ウメップ の商品レビュー
多分、駅につながる階上の広場の朝。サラリーマン風の若い男性数人と一人の女性。これから営業に行くのだろうか?丸くなって体操をしている。「頑張ろうね」と声をかけたくなる。
Posted by
表紙の写真を眺めてみる。なんだかみんな泣いている。それも相当な勢いで。 ・・・なぜ女の子たちはみんな泣いているの? ・・・奥にいる人は誰? ・・・ところでみんなは手に何を持っているの? ・・・というかいったいここはどこなの? 作らない飾らない力の入らない、しかし多くを語る写...
表紙の写真を眺めてみる。なんだかみんな泣いている。それも相当な勢いで。 ・・・なぜ女の子たちはみんな泣いているの? ・・・奥にいる人は誰? ・・・ところでみんなは手に何を持っているの? ・・・というかいったいここはどこなの? 作らない飾らない力の入らない、しかし多くを語る写真たち。彩り豊かに繰り広げられる「Umep」ワールドに、気付けばいつの間にか引き込まれてしまう。 それをあえて言葉にするならば、「おかしみ」「まぬけさ」「馬鹿さ加減」だろうか。しかし時に「高貴さ」なんて表現も相応しくなる不敵な写真もあるから油断ができない。そこに通奏低音としてあるのは、撮影者の「子供のような視線」であり、フラットな、面白いものは面白い、おかしなものはおかしいと言ってしまえる力である。 時に日常は、奇跡的におかしな風景で成り立っている。撮影者梅佳代は、その断面を鮮やかに切り取る。スナップとして撮られた、子供や老人や動物の写真。モデルたちは緊張するどころか、むしろ隣人のような肉親のような居住まいでそこにいる。そしてそこには、共感に値する自然性が溢れている。 この写真集をただ眺めているだけで、私たちはいつのまにか「Umep」的な視点を獲得してしまう。そして帯にはこう書かれている。 「それは、すべてを肯定するチカラ。」 ふと周りを眺めてみる。そこにあなたも「Umep」的光景を目撃するかも知れない。
Posted by
一体この少女たちに何が・・・としばらく思い悩んでいたけれど、 保育園のお化け屋敷を出てきたところだそうで。あぁなるほど。 写真といえば“花、山、滝”なのだそうで、今回、Pモードでは撮れない滝の撮影にも挑戦している。 そのあたりのことは「ほぼ日刊イトイ新聞」で語っているので、興味...
一体この少女たちに何が・・・としばらく思い悩んでいたけれど、 保育園のお化け屋敷を出てきたところだそうで。あぁなるほど。 写真といえば“花、山、滝”なのだそうで、今回、Pモードでは撮れない滝の撮影にも挑戦している。 そのあたりのことは「ほぼ日刊イトイ新聞」で語っているので、興味のある方はどうぞ。 写真の並べ方にも工夫があって、思わずうぷぷとなってしまう。 誰でも撮れそうでありながら、この一瞬の切りとり方はやはり梅佳代にしかできないのかも。 瞬時に人の懐に飛び込んでいく垣根の無さが、彼女の身上なのだと思う。
Posted by
子どもがインスタントカメラでいたずら半分で撮ってまわったかのようなやんちゃさが走り回る写真にニヤニヤが止まりません。笑 デジカメにはないフィルムならではの味・・・毒気とか怪しさのようなものを見事に味方につけてるなあ~ふふふ。 特に彼女が写した老人の写真が好きです。 おばあちゃんと...
子どもがインスタントカメラでいたずら半分で撮ってまわったかのようなやんちゃさが走り回る写真にニヤニヤが止まりません。笑 デジカメにはないフィルムならではの味・・・毒気とか怪しさのようなものを見事に味方につけてるなあ~ふふふ。 特に彼女が写した老人の写真が好きです。 おばあちゃんとおしゃべりしたくなっちゃったよ。
Posted by
うめかよさんが撮る写真は、被写体がみな幸せそう。 泣いている子どもからも、泣けるという幸せが伝わってくるし、静物であるやかんまで、幸せそう。 「これを撮るかや」と引きそうになる、女の人のおなかの脂肪さえ、生きてることがうれしそう。この脂肪のの持ち主が撮られてうれしいかどうかはよく...
うめかよさんが撮る写真は、被写体がみな幸せそう。 泣いている子どもからも、泣けるという幸せが伝わってくるし、静物であるやかんまで、幸せそう。 「これを撮るかや」と引きそうになる、女の人のおなかの脂肪さえ、生きてることがうれしそう。この脂肪のの持ち主が撮られてうれしいかどうかはよくわかんないけど、この脂肪自体は生き生きとせり出しています。 天久 聖一 「味写入門」アスペクト刊と似た面白みがあるけれど、「ウメップ」の写真にはタイトルも解説もいらず、写真だけで面白いんです。これがプロの写真なんだなと思います。 ま、たまに「これは何?だからなんだっての?」ときょとんとさせられる写真もあるのですが、それもまた緩急というもの。 3枚おもしろい写真があると1まい「ギョッ」とさせられる写真があり、1まい「ナニコレ?」写真があるという具合。 ギョッとする写真もきょとんとする写真も、見る人の心持ち次第で、おもしろさが見える時があるかもしれないと思ったりします。
Posted by
今回も なんで?というところで 止めている感覚が素晴らしいです 一見、 キタナイ、見たくない! と人が顔を背けたくなるようなときも だって良く見てよ おかしいよと教えてくれる どうなっているんだろう だけど 前のめりになって知りたがったら 相手に失礼にあたるよなあ と思うときも ...
今回も なんで?というところで 止めている感覚が素晴らしいです 一見、 キタナイ、見たくない! と人が顔を背けたくなるようなときも だって良く見てよ おかしいよと教えてくれる どうなっているんだろう だけど 前のめりになって知りたがったら 相手に失礼にあたるよなあ と思うときも どうぞ、撮っておきましたので ゆっくりご鑑賞ください といった気の利いた写真ばかり
Posted by
確かに、シャッター切る瞬間は無限。 が、アラーキーとか見てからこれみると、深みがない気がする。 上手な人が面白写真とりまくった、みたいな。 でも、人間をきちんと撮れるし、人間しか撮りたくないってのはある意味凄い。
Posted by
- 1
- 2