飛行機の操縦 の商品レビュー
本書も、十年位前に購入したものだ。 筆者は、ボーイング747のパイロットだった人。 パイロットの視点から時系列的に、飛行へ道筋がの展開がされていく。 それだけでも興味が湧くというものだ。 しかし、悲しいかな本書は、PHP新書だ。 ブルーバックスの様な理系の観点での本ではない。 ...
本書も、十年位前に購入したものだ。 筆者は、ボーイング747のパイロットだった人。 パイロットの視点から時系列的に、飛行へ道筋がの展開がされていく。 それだけでも興味が湧くというものだ。 しかし、悲しいかな本書は、PHP新書だ。 ブルーバックスの様な理系の観点での本ではない。 よって、専門用語の使用が意図的に抑えられているような気がする。 そこが残念だ。 政府専用機の747-400は、航空自衛隊としては用途廃棄になった。 JAL、ANA、航空自衛隊からは、旅客用の747は消えた。 本書も時代に置いて行かれてしまった。 ※ ただし、NCA日本貨物航空は、747-Fと次世代型の747-8Fを使っている。 後者は、787と同様にシェブロン・ノズルが特徴だ。
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飛行に乗るのが怖くなってしまったので、買って読んだ。細かさでいうと、丁寧に操縦についての知識が書かれているが、ただつらつら書かれているので退屈なので、飛行機への不安の払拭には、残念ながら役に立たなかった。
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機長、教官でもある著者が、フライト中に操縦士が考えていること、管制官とのやりとりなどを、マニュアルではなく現場の感覚で述べている。 離着陸に際して、巡航時に際して、どんな操作が求められ、どういう状況がありうるのかを具体的な手順やコールサインとともに解説していくのは臨場感があった...
機長、教官でもある著者が、フライト中に操縦士が考えていること、管制官とのやりとりなどを、マニュアルではなく現場の感覚で述べている。 離着陸に際して、巡航時に際して、どんな操作が求められ、どういう状況がありうるのかを具体的な手順やコールサインとともに解説していくのは臨場感があった。 特に着陸しようとするたくさんの機体を捌く管制官とのやりとりは、興味深かった。 内容が重複したり、くどかったりする部分や、非常事態にどう対応するのか、といった記述が無いのは残念だったが、コクピットの空気を感じられる、という意味では楽しく読めた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 20世紀の傑作旅客機ジャンボジェットの機長が飛行機の操縦方法を解説。 空港に到着してから飛行機に塔乗し、目的地に到着するまで、パイロットは何を考え、どう行動しているのか?一番大切なことは、失敗しないこと、事故を起こさないこと、乗客や乗員の命を守ること。 求められる能力は、操縦技術は2割にすぎず、残りの8割はシステムのマネジメントだ。 そのために培われた様々なノウハウは他のビジネスの現場でも役に立つ。 離陸、巡航、着陸のそれぞれを操縦、管制、気象の各側面から系統的に詳述する。 [ 目次 ] 第1章 基礎編(ジェットエンジン;ジェットエンジンの種類 ほか) 第2章 出発準備編(ディスパッチワーク;管制 ほか) 第3章 離陸編(飛行機に到着;外部点検 ほか) 第4章 巡航編(降下準備;滑走路と太陽の位置 ほか) 第5章 着陸編(降下;ランウェイチェンジ ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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これまでの著者の著作とは打って変わり、「飛行機の操縦方法」に力点が置かれており、内容は専門的になっている。 パイロットが何をどのように考えて飛行機を動かしているかについてはこれ以上の詳しい著作となると、おそらく専門的すぎてしまうのだろう。 飛行機に興味を持っている人は良いかも...
これまでの著者の著作とは打って変わり、「飛行機の操縦方法」に力点が置かれており、内容は専門的になっている。 パイロットが何をどのように考えて飛行機を動かしているかについてはこれ以上の詳しい著作となると、おそらく専門的すぎてしまうのだろう。 飛行機に興味を持っている人は良いかも。
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飛行機が運航する各フェーズ(出発準備、離陸、巡航、着陸)ごとに、操縦、管制、気象といった項目に分けて、飛行機をどのような操作で動かすのか、パイロットが何を考えているのか、管制の指示や悪天候に対してどのようなアクションをとるのか、といった点を解説したもの。 著者は、パイロットと...
飛行機が運航する各フェーズ(出発準備、離陸、巡航、着陸)ごとに、操縦、管制、気象といった項目に分けて、飛行機をどのような操作で動かすのか、パイロットが何を考えているのか、管制の指示や悪天候に対してどのようなアクションをとるのか、といった点を解説したもの。 著者は、パイロットとして求められる状況判断やマネジメントの能力がどのように他のビジネスに活かせるかといった切り口でよく本を書く人だが、この本ではパイロットや飛行機の話に絞って書かれている。ほんとパイロットは、乗客には思いもよらないことを色々考えて操縦しているんだなあ、ということが改めて分かった。ところどころよく分からない専門用語が解説ナシで説明に使われていたり、同じフレーズで同じ話が出てきたりする点、編集や校正がきちんと行われていない印象を受けるが、全体としては読みやすく面白い。難しいことはよく分からないにしても、パイロットの気持ちになって空を飛んでいる雰囲気を楽しむことができる。(10/11/14)
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今までに無かった「操縦」に視点を絞った面白い本。 最近、航空機が趣味でいろんな本を探し漁っているのだが、どれもこれも飛行機の仕組みや計器の説明などで面白みが欠けていた。 しかしこの本はコックピット内のやりとりや、各タイミングにおける操作、対コーパイ・対管制官、対天気といった内容...
今までに無かった「操縦」に視点を絞った面白い本。 最近、航空機が趣味でいろんな本を探し漁っているのだが、どれもこれも飛行機の仕組みや計器の説明などで面白みが欠けていた。 しかしこの本はコックピット内のやりとりや、各タイミングにおける操作、対コーパイ・対管制官、対天気といった内容が、今にも目に浮かびそうな位、分かりやすく書かれている。 気がつくと「こんな時、キャプテンはそんなふうに考えているのか・・・」と色々一人で納得しながら読んでいた。 この先、飛行機に乗るとき「今のタイミングでこんなこと考えているんだろなぁ」と、今までとは違ったことを考えながら空旅を楽しめそう。 それくらい新しい観点を与えてくれた本である。 ぜひ近いうちにもう一度読み直したいと思う。
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前半の「離陸編」を読み終えたところ。利用することが多いのに今まで良く知らなかった航空機の機長の視点での出発準備から到着まで‥。なかなか興味深い。
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