堀田(Hotta)(4) の商品レビュー

山本直樹(著者)

2020/01/14

ユリイカ特集号の解題を受けて読んでみる。
たしかに解題のとおり、難解で一読して全容が掴めるものではない。主人公堀田の現在、過去（らしきもの）、精神世界（的な何か）が交錯し入り乱れつつ話が展開する。ストーリーといっても何か明確なテーマや目的があるわけでもなく、人物たちはただそこにいて、とりあえずセックスをする。とにかくひたすらセックスをしまくるわけだが、そのくせセックスに何のこだわりもなくとことんフラットでもある。そこがいかにも山本直樹らしくていい。

ちなみに有害図書指定を受けている3巻はAmazonでは単行本もKindle版も取り扱いがない。他のサイトでは取り扱いがあるので、そちらでどうぞ。

2012/02/27

最終巻だったー！
この世界観エロ大好きだったんだよー
SFエロ！
バラバラだった話が壮大にまとめあがっていく
って、すごかったわ。
おまけの漫画もよかった。
子供の頃の記憶、原風景は
大人になっても忘れたくないものだよね。
自分を作り上げてる根元だしね。

2010/10/20

こういう作品には解説を求めること自体が愚問なのだろう。
「人生は死ぬまで暇つぶしだ」と昔誰かが言っていたが、
それが白昼夢だと気づいていながら
ずっと終わりのない白昼夢の中に漂い続けている、そんな感じ。