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一億総ガキ社会 の商品レビュー

3.6

49件のお客様レビュー

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2024/06/27

大人になってからの他責や対象喪失への向き合い方を慣れてないまま大人になると挫折してからの立ち直りができなくなる。 若いうちにチャレンジして挫折しておく経験が大事。 人間は他責する傾向がある。 など学ぶことが多い。 また、親が子供に怪我をさせないように先回りして手助けすることが必...

大人になってからの他責や対象喪失への向き合い方を慣れてないまま大人になると挫折してからの立ち直りができなくなる。 若いうちにチャレンジして挫折しておく経験が大事。 人間は他責する傾向がある。 など学ぶことが多い。 また、親が子供に怪我をさせないように先回りして手助けすることが必ずしも子供に良い影響を与えないこともわかった。 失われた対象に真正面からゆっくりと向き合っていくことが大事。

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2022/11/10

感想 ピーターパンの憂鬱。成熟拒否は異常なことなのか?解消すべき問題か?時代と共に何が悪いか何が良いかは変化する。成熟拒否を拒否して良いのか?

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2022/05/27

2022/05/27 タイトルが煽り気味だけど若者批判とかではなかった。内容は割としっかりしてて同意できる部分多。

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2021/07/21

 ひきこもり、モンスター・ペアレント、依存症に共通する「成熟拒否」は、壁にぶち当たった時こんなはずじゃなかった、と現実を直視しないことによって起こる。全然性格が違いそうなひきこもりとモンスター・ペアレントに原因を同じくする所があったなんて。現実をありのまま受け入れることの難しさは...

 ひきこもり、モンスター・ペアレント、依存症に共通する「成熟拒否」は、壁にぶち当たった時こんなはずじゃなかった、と現実を直視しないことによって起こる。全然性格が違いそうなひきこもりとモンスター・ペアレントに原因を同じくする所があったなんて。現実をありのまま受け入れることの難しさは「NANA」でも語られていたな、とふと思い出した。  転ばない方法ではなく起き上がる方法を教えてあげられるようにならなくては。

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2021/05/15

「他責」という言葉がポイントになるのだろうか。モンスターペアレント、モンスターペイシェント、そしてマイケル・ジャクソンについての解説が興味深い。もう一度読んでみたい。

Posted byブクログ

2020/06/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 自分がまさに積極的に成熟を拒否したいと思う人間なので手に取った。大変示唆に富む内容で、自省を促される指摘も多々ある。また、大人=理想的人間とはどうあるべきか思惟を喚起してくれる。  ただ、冒頭で筆者自身も「成熟における『対象喪失』という側面に着目して、~一つの切り口を提示してみたいと考えている」と言っているため、分かった上であえてそうしているのだとは思うが、いくらなんでも全てを「対象喪失論」と結びつけすぎではないだろうか。こじつけと思える部分もいくらかある。  例えば、幼児的万能感の喪失に耐えられない大人がモンスタークレーマー化するとの主張だが、そもそもその万能感を持っている当の幼児はモンスタークレーマーだろうか。むしろ知らない相手に対しては萎縮するのではないか。子どもは車に轢かれても「轢かれ逃げ」する。電車内でトラブルを起こすのも幼児でも未成年でもなく、決まって成人だ。そういった意味で、幼児は確かにある種の万能感を持ってはいるが、モンスタークレーマーと言われる大人の持つ万能感とは少々質の異なるものなのではないだろうか。  薬物依存についても、対象喪失に耐えられないためというケースも多々あるのだろうが、単純にカッコイイからとか、フィジカルな快感を求めてとかといったケースもあるのではないだろうか。  「対象喪失論」の流れに全てを収束させようとするあまり、どうも安易なこじつけに見えてしまう箇所が少なからずあり、論理的に突っかかってスムーズに頭に入ってこないところが残念だった。テーマ自体は大変興味深いので、このあたりが改善されたらより面白い内容になったと思う。

Posted byブクログ

2019/08/12

・すべてを他責にする人間が増えている。 ・挫折してもそれを乗り越える力が不足している人が多い。 ・モンスターペアレントが増えているのは、自分ができなかったことを、子供に対し過度に期待するため。(星一徹型?)

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2018/11/05

精神科医による日本社会の分析。 多くの人々が大人になれないのは、「対象喪失を受け入れられない」からであり、そうなった原因は「人間の死」というものが生活から遠く切り離されて身近に感じられなくなったことによるものだ。というのが著者の考え。 人間は「死ぬもの」で「対したことのない...

精神科医による日本社会の分析。 多くの人々が大人になれないのは、「対象喪失を受け入れられない」からであり、そうなった原因は「人間の死」というものが生活から遠く切り離されて身近に感じられなくなったことによるものだ。というのが著者の考え。 人間は「死ぬもの」で「対したことのないもの(空っぽなもの)」なんだよな実際。

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2017/10/16

「やったら、できる!」 という言葉がある。 時には、そうだろう。 でも 「やっても、できない!」 ことの方が 世の中には多い気がする、 いや、確実に多い。 ますます、 その通りだ! と思ってしまった。 精神的に未熟であるがゆえに 世の中で 起きてしまっている事象の数々、 また...

「やったら、できる!」 という言葉がある。 時には、そうだろう。 でも 「やっても、できない!」 ことの方が 世の中には多い気がする、 いや、確実に多い。 ますます、 その通りだ! と思ってしまった。 精神的に未熟であるがゆえに 世の中で 起きてしまっている事象の数々、 また、 その未熟さを助長してしまっている 未成熟な家庭の人間関係、会社組織での人間関係、他者との関係をうまく築けない未熟な心の構造の数々、 それらを 具体的な事例を挙げながら 分かり易く分析してくれている 一冊でした

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2017/09/25

クッソ名著な『なぜ、「怒る」のをやめられないのか 「怒り恐怖症」と受動的攻撃 (光文社新書)』と同様に鋭い内容。 フロイトが随所で(効果的に)引用されていて『フロイトで読み解く現代日本』と言ったイメージでしょうか。フロイトに親和性を感じるタイプの人が読めば結構イケてる本なのだと思...

クッソ名著な『なぜ、「怒る」のをやめられないのか 「怒り恐怖症」と受動的攻撃 (光文社新書)』と同様に鋭い内容。 フロイトが随所で(効果的に)引用されていて『フロイトで読み解く現代日本』と言ったイメージでしょうか。フロイトに親和性を感じるタイプの人が読めば結構イケてる本なのだと思いました。 「自己愛的万能感」という考え方はよくわかるし、「断念」の概念もよく書かれていてわかりやすい。「転ぶ」というのも理解できる。腑に落ちるところは多い。 でも「すごい自分を保つためなら何でもする」のオビとの結びつきがいまいち弱いところがほんと残念なので、このあたりに絞ってもらえた方がよかったです。 ちなみに本書のamazonのレビューは散々なようで、なんでだろうなと首を傾げたくなる。依存したことも挫折もしたことないんかな?

Posted byブクログ