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陸軍士官学校の死(上) の商品レビュー

3.7

17件のお客様レビュー

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2023/01/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【上下まとめての感想】 えええー!文章が重たい。待ってこれいつの話?うえ、2010年って一昔前じゃん。ちっ、盛り上がってるから最近の話かと思ったらなに、ネトフリで実写化したから取り上げられただけで、最近の話でもなんでもないのか… いや、10年でそこまで状況変わらないよね…とはいえ開いてから絶句。なにこれ、ポオが出てくる時点で現代物じゃなかった〜!うう。わたし、古めかしい作品読む気分じゃないんだったらちゃんと下調べしてから読書始めようぜ。なあおい。 とか文句をいいつつも、意外とさくさく読める。ポオが文学の匂いばんばん盛り込んでくるけど主人公が引退した警官だから、とりあえず現実路線に話を戻してくれるし。手記と現実の話、そしてポオからの報告書(途中から恋に恋するただのおのろけブログ化してる気もしたけど)と、表現も変わるので飽きさせない、というところが良かったのかも。首吊り自殺者から抜かれた心臓、悪魔祓いの儀式?そしてまたもや首吊り自殺を模した殺人…と、ハラハラ要素もあるのがありがたい。 最後の最後は、え、まさかこのまま終わる?と、伽藍仕立てのごてごてした枠組みの割には中身大したことないなんてことないよね?と、違う意味でドキハラ。しかーし!さすが!最後の最後にこう来たか。お待ちしてましたのどんでん返し。ありがとう!期待以上とまではいかないけど、もう時間返してよ!とはならないちゃんとした出来でした。ふう。 これでわたしがポオ作品をもっと読み込んでいたらさらに深く文章も楽しめたのかもだけど、まあそれはそれ。すごく強くは勧めないけど、読んで後悔はなし、です。

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2022/10/08

面白かった。翻訳ものは苦手なんだけど、こちらはスムーズに読み進められた。 終盤は昔の由貴香織里さんの漫画の雰囲気を感じた。

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2020/11/06

ポオが捜査の助手というワクワクするような設定。現代のサスペンスとは異なる翻訳文学のような文体でなかなか進まないし、ちょっと尊大で読みにくい。でも展開は面白いので期待して下巻へ。あんな風になったポオを見て下巻かあ、、。

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2013/05/05

ウェストポイントの陸軍士官学校で士官候補生の死体から心臓がくり抜かれるという事件が発生。学校長の依頼で元刑事のランダーは捜査を開始。馴染みのない陸軍士官学校という舞台、規律の生活の中で自由を見いだせない学生たちの鬱屈、そんな暗い背景での奇怪な事件。ランダー自身にも何か暗いものを抱...

ウェストポイントの陸軍士官学校で士官候補生の死体から心臓がくり抜かれるという事件が発生。学校長の依頼で元刑事のランダーは捜査を開始。馴染みのない陸軍士官学校という舞台、規律の生活の中で自由を見いだせない学生たちの鬱屈、そんな暗い背景での奇怪な事件。ランダー自身にも何か暗いものを抱えているよう。そこに登場するは若き士官候補生ポオ。この頃から彼の多才ぶりは溢れんばかりでその才能と繊細さを魅力的に描いています。ランダーとポオのコンビで事件の真相は果たしてどう解明されていくのか。怪事件の結末は?ドキドキと下巻へ。(2011年2月読了)

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2013/02/17

帯には『IN★POCKET文庫翻訳ミステリーベスト10総合部門第2位』と書かれているが、読んだ印象は「?」である。舞台は1830年の独立間もないUSAのニューヨーク州の片田舎。ティム・バートン監督『スリーピーホロウ』の科学的手法と呪術的思考が混交とした不思議な雰囲気を想像していた...

帯には『IN★POCKET文庫翻訳ミステリーベスト10総合部門第2位』と書かれているが、読んだ印象は「?」である。舞台は1830年の独立間もないUSAのニューヨーク州の片田舎。ティム・バートン監督『スリーピーホロウ』の科学的手法と呪術的思考が混交とした不思議な雰囲気を想像していただければいいと思う。名高いウエストポイント陸軍士官学校で、士官候補生が怪死する。捜査を依頼されたのはNY市警の激務で身体を壊し、郊外で隠遁生活を送る元捜査官。しかし、ハロルド・ベッカー監督『タップス』に描かれるようにそこは上下関係の厳しい閉鎖社会。なかなか捜査が進まないロートルが見出したのは青っ白い文学青年、エドガー・アラン・ポオだった・・・。こう書くと面白そうに感じるが、とにかく表現がまどろっこしい。描写に冴えも感じられないし、細部に筆者の人生が滲み出してこない。なんでこの時代を舞台に選択したのか? ちょっと理解に苦しむ。

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2012/06/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ウエストポイント士官学校で発見された、絞殺され心臓を抉り取られた死体。学校から捜査を依頼された元警官のランダーは、学内に協力者エドガー・アラン・ポオを得て事件を調べ始める。何度か生命の危機に見舞われたり、最有力容疑者の姉に現を抜かしたりしながらクライマックスを迎えるが姉弟は実は真犯人ではなく、最終章では禁じ手中の禁じ手が展開される。なにそれー。他にも、姉は家畜を殺して心臓を抉ったり爆弾を仕掛けたりとかなりの武闘派だし、ポオは死者から聞いて詩を書いて更にそれが縦読み(横?)だったりと随所にトンデモ展開が見受けられる。面白かったが、なんだこりゃーという読後感もある。ああポオはかっこいいよね。はいはい。

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2012/01/17

猟奇的な事件から始まるいい感じの出だし。エドガーアランポーが事件を捜査する元警官の助手として登場、芝居っ気たっぷり、茶目っ気たっぷりの独演会を演じる。肝心の事件への解決の糸口は全然見えてこないが、それが気にならない程ポーの人物造形が面白い。下巻でちゃんと解決するのかな?

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2011/08/22

公平に見ればミステリーとしてはよく出来ているのでしょうが、私には人物が魅力的ではなく、風俗描写などもイマイチでした。詩の使い方などは良かったかなと思います。

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2011/04/20

http://twitter.com/#!/Honyaku_Mystery/status/60658305047068672

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2011/09/07

最初、なんかかったるくて話に乗れなかったけれどポオが出るころから俄然おもしろくなった。最後のどんでん返しはびっくりした。

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