白鳥異伝(下) の商品レビュー
読む順番間違えました…笑 勾玉三部作と言えど、登場人物は全然違うしまあいいかって思っていた自分よ笑 最後まで読んで、あ、これは順番に読まないといけなかったやつ、と思いました。 ヤマトタケルの伝説が下敷きになっているとのことで、やはりこの人の作品は神話を知らないと理解しきれないと...
読む順番間違えました…笑 勾玉三部作と言えど、登場人物は全然違うしまあいいかって思っていた自分よ笑 最後まで読んで、あ、これは順番に読まないといけなかったやつ、と思いました。 ヤマトタケルの伝説が下敷きになっているとのことで、やはりこの人の作品は神話を知らないと理解しきれないと感じ、改めて日本神話に興味がでてきています。
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大好きな勾玉三部作。 こんなに登場人物にイライラしたっけ…と思いながらの再読。大人になってしまったなあ。笑 あらすじが盛大なネタバレなのが気になる。 これじゃあ初読の人に文庫をすすめられない。 ヤマトタケル伝説を下敷きにした古代ファンタジー。遠子、小倶那、菅流などメインキャ...
大好きな勾玉三部作。 こんなに登場人物にイライラしたっけ…と思いながらの再読。大人になってしまったなあ。笑 あらすじが盛大なネタバレなのが気になる。 これじゃあ初読の人に文庫をすすめられない。 ヤマトタケル伝説を下敷きにした古代ファンタジー。遠子、小倶那、菅流などメインキャラクター以外にも魅力的な登場人物が多く、読みやすくなっているとおもいます。 私の推しは七掬さん。 思春期の登場人物たちが、それぞれ成長していく姿が描かれるところが必見。
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大碓皇子に代わってまほろばの皇子となった小碓皇子こと小倶那は、「大蛇の剣」の力を手にしたことで、国中を駆けめぐって戦いつづける運命に巻き込まれることになります。そんな彼を止めるため、遠子は嬰の勾玉の主である菅流(すがる)という男とともに、小倶那のゆくえを追いつづけます。 やがて...
大碓皇子に代わってまほろばの皇子となった小碓皇子こと小倶那は、「大蛇の剣」の力を手にしたことで、国中を駆けめぐって戦いつづける運命に巻き込まれることになります。そんな彼を止めるため、遠子は嬰の勾玉の主である菅流(すがる)という男とともに、小倶那のゆくえを追いつづけます。 やがて遠子と小倶那は再会しますが、遠子は小倶那を手にかけることができず、ふたたび二人は離れ離れとなってしまいます。そして今度は、小倶那が遠子を追って、菅流とともに旅をつづけていくことになります。 遠子と小倶那の二人が子どもから大人へと成長していくプロセスが、ストーリーの展開に噛みあっていて、「勾玉三部作」のなかでも完成度の高い作品のように思います。
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子供から大人への成長も描かれるからか、後半にかけて恋愛要素が強くなるのは仕方ないのか…私としてはあまりなくても良かったかな、と。 でも遠子、小倶那、菅流がそれぞれどうなっていくのか、その展開はワクワクして、いつのまにか速度を上げて読んでいた。
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意外な結末で驚いたが、大変面白い古代日本のヤマトタケルを題材にした大人版ファンタジーだった。 「空色勾玉」の詳細を忘れてたため、連綿と続く歴史の機微を感じられなかったが、壮大なラブストーリーに大満足。
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前作に続いて、とても良かったです。 こんなに長い物語を、しっかりと作り上げてしまうのがすごいと思います。(デビュー後2作目で…) 遠子も、小倶那も、菅流も、みんな健気で…。 救われてよかったなと。 元ネタのヤマトタケルの話を真面目に読んでみたくなりました。 三作目、さいごの勾玉の行方がとても気になります。 読まねば。
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勾玉シリーズ三部作のなかで一番好き! 展開のめまぐるしさに慣れると、逆にとっても心地いいです。 恋愛の要素が少し強めで(三部作すべてですが)苦手な人もいるかもしれないけれど、女子はきっと好きなはず。わたしも恋愛小説だけは無理で吐き気を覚えるたちですが、このくらいならムズムズっとし...
勾玉シリーズ三部作のなかで一番好き! 展開のめまぐるしさに慣れると、逆にとっても心地いいです。 恋愛の要素が少し強めで(三部作すべてですが)苦手な人もいるかもしれないけれど、女子はきっと好きなはず。わたしも恋愛小説だけは無理で吐き気を覚えるたちですが、このくらいならムズムズっとしてとても良いです。
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※このレビューにはネタバレを含みます
勾玉を集めていざ倒しに行くも、迷いが生じて諦めた遠子は姿を隠し、そんな遠子を捜す菅流。はじめは何となく菅流は遠子を好きでくっつくのだろうかとか考えましたが、幼馴染の愛は大きかった。全編を通して菅流が最高にかっこよすぎです。オグナが霞むくらいかっこいい。大事なときには大抵側にいるし、ころころ意見を変える遠子にも合わせてくれる芯のある大人です。普段が普段なだけに余計に。最後はハッピーエンドでよかった、本当によかった。みんな幸せに過ごして欲しい。
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久しぶりに萩原さんの初期作勾玉シリーズを読み返した。 やっぱり大好き萩原さん!! ザッ!日本ファンタジーと大声で合いの手を入れたくなるほど天晴れな日本ファンタジー!! 上橋さんが独自の世界を作り上げて話を作るファンタジー作家なら萩原さんは日本に昔から伝わる話をベースに作り上げるフ...
久しぶりに萩原さんの初期作勾玉シリーズを読み返した。 やっぱり大好き萩原さん!! ザッ!日本ファンタジーと大声で合いの手を入れたくなるほど天晴れな日本ファンタジー!! 上橋さんが独自の世界を作り上げて話を作るファンタジー作家なら萩原さんは日本に昔から伝わる話をベースに作り上げるファンタジー。ベースがあるからこそ、この話はでもファンタジーではなく昔に本当にあったのでは!? と言うワクワクも広がる。 テンポよく進む話に登場人物みんな魅力的。 主人公たちの幸せを心から願わずにはいられなくさせられる設定がなんともたまらない。 やっぱり萩原さんの書く話は面白い!
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空色勾玉が物足りなかったので、次のこの本を読もうかどうか迷ったんですが、読んで正解でした。面白かった。 出会いと別れの繰り返しが、寂しさを呼びました。その中で、成長していく主人公に、さすが!とか、そうじゃないだろとか一喜一憂させられるのも、面白いと感じさせられました。譲れない何か...
空色勾玉が物足りなかったので、次のこの本を読もうかどうか迷ったんですが、読んで正解でした。面白かった。 出会いと別れの繰り返しが、寂しさを呼びました。その中で、成長していく主人公に、さすが!とか、そうじゃないだろとか一喜一憂させられるのも、面白いと感じさせられました。譲れない何かをしっかりともっていて、強い意志で貫き通す主人公が好きなんですが、まこれもありかなと。
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