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シンデレラ迷宮 の商品レビュー

4.3

28件のお客様レビュー

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2011/11/01

中学一年生のときに初めて読み、 それからことあるごとに読み返し、泣いた。 この本と、一生添い遂げるだろうとまで思わせられた。

Posted byブクログ

2023/10/24

多感な中学1年生のころに読みました.そのころの私には,大きな人生観の転換になりました.大人になってから読むと,また違った感想がありますが,やっぱり大好きな作品だなと思います.かつての私のような,自信のない女の子にオススメです.

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2015/06/29

氷室冴子初読み作品。可愛い挿し絵に惹かれて買ったはいいけれど、中学生当時の自分にはストーリーが超難解! にもかかわらず、とても惹きつけられるものがあり、色々解釈を試み何度も読みました。 今でも思い出深くて大好きな一冊です。

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2010/06/04

いつかわたしも利根だった。そういう少女時代の痛みを氷室先生はよくお書きになるなあ。「シーラカンスの夢」が特にお気に入り。

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2010/05/22

王妃、踊り子、姫君、女主人。 ヒロインも含め、彼女達が望むことはたったひとつ。 どうか《私》を愛してください。

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2010/03/09

この評価は、私の懐かしフィルターがなせる評価です。 ほんと、夢中になって読んだなあ。今読んでもそれなりに面白い。 これも、ラノベの走り。新井素子と氷室冴子は永遠の先駆者です。私の中で。 でも、作品の中で、主人公が結構、女性はあんまり使わない、汚めの言葉を使ってるのが気になっち...

この評価は、私の懐かしフィルターがなせる評価です。 ほんと、夢中になって読んだなあ。今読んでもそれなりに面白い。 これも、ラノベの走り。新井素子と氷室冴子は永遠の先駆者です。私の中で。 でも、作品の中で、主人公が結構、女性はあんまり使わない、汚めの言葉を使ってるのが気になっちゃったんだよね。「~しちまった」とか。わざと?

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2010/02/15

本当はー、もっと可愛いー、1994年のー、表紙だったー! ・・・のですよ。夢の中のおとぎの国を思わす表紙で選び、氷室冴子さんだったので読んでみました。 童話の悪役から(?)見た童話の実際。 童話は分かりやすさが必要なので、それぞれが役に徹しているけど、実際にはこういう裏事情が...

本当はー、もっと可愛いー、1994年のー、表紙だったー! ・・・のですよ。夢の中のおとぎの国を思わす表紙で選び、氷室冴子さんだったので読んでみました。 童話の悪役から(?)見た童話の実際。 童話は分かりやすさが必要なので、それぞれが役に徹しているけど、実際にはこういう裏事情があってもおかしくない。 特に「白雪姫」はやるせなかった。人の弱さや傲慢さがあり、それを自覚しても流されてしまう弱さがつらい。 誰もがシンデレラ症候群のように「扉を開けてくれる誰か」を求めているけど、それを否定する強さをもっとハッキリ書いて欲しかったなぁ・・・。 共感を求めるのは十分過ぎるけど。

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2009/10/07

ライトノベルというか、青春小説というか。何だろう?と考えてみて、正真正銘の「少女小説」だと気がついた。 少女特有の悩み、葛藤、劣等感、社会や異性に適応しきれていないあやふやさを、シンデレラ症候群、迷宮、森にかけてうまく書いてある小説。 あいかわらず、読んだ後、「うまいっ!」と思っ...

ライトノベルというか、青春小説というか。何だろう?と考えてみて、正真正銘の「少女小説」だと気がついた。 少女特有の悩み、葛藤、劣等感、社会や異性に適応しきれていないあやふやさを、シンデレラ症候群、迷宮、森にかけてうまく書いてある小説。 あいかわらず、読んだ後、「うまいっ!」と思ってしまう、氷室先生の本。 ほぼ遺稿となってしまった「銀金」がリアル世代の私だけど、昔っから氷室先生の書いてるものは同じなんだと分かりました。 ミステリー仕立てなところ、国と国とかの政治話がからんでくるところ、愛すべき女の子がたくさん出てくるところ・・・。 河合隼雄がシェイクスピアと森について語ってる本を読んだ次に読んだのが、この本っていうのも、不思議なめぐりあわせ。 私は、こんなに少女期のあやふやさを書けないだろうな。あれやこれや思い出すと辛くて、自分を掘り下げて見ることができないよ。 いつかそれができて、書くことができれば、創作的にも、人間的にも、一つの丘を越えることができそうな気はするけど。

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2013/01/28

昔、どこかで会ったことがある物語の中の登場人物たち。 でも、どうしてなの? みんな、不幸な顔をしている…。 白雪姫とその継母の王妃、「白鳥の湖」のオディールとオデットなどが登場する迷宮の世界。

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2012/11/25

 無茶苦茶な振れ幅の思春期の女の子を、氷室冴子は凄く丁寧に書いてくれる。  今読めば「ああ、分かる分かる」と思えるんだけど、あの時期の混乱の只中にいた時は掴めない芯みたいのがある。  閉じられた世界の中で必死に足掻くもどかしさ。その中で目覚めていく少女の自我、と書くといかにも、だ...

 無茶苦茶な振れ幅の思春期の女の子を、氷室冴子は凄く丁寧に書いてくれる。  今読めば「ああ、分かる分かる」と思えるんだけど、あの時期の混乱の只中にいた時は掴めない芯みたいのがある。  閉じられた世界の中で必死に足掻くもどかしさ。その中で目覚めていく少女の自我、と書くといかにも、だけど、そのいかにもを書ける人は少ない。  今も大好きな一冊。

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