八犬傳 改訂版(下) の商品レビュー
どうも「南総里見八犬伝」については内容が分らなくて^^;山田風太郎作品ならむしろ俗っぽくて全体が分りやすいんじゃないかと読みましたが・・すみません、期待以上でした。執筆する馬琴と八犬伝が交互に描かれ、おかげで八犬伝の内容は分りましたし、背景となる馬琴についても興味深い。山田さん、...
どうも「南総里見八犬伝」については内容が分らなくて^^;山田風太郎作品ならむしろ俗っぽくて全体が分りやすいんじゃないかと読みましたが・・すみません、期待以上でした。執筆する馬琴と八犬伝が交互に描かれ、おかげで八犬伝の内容は分りましたし、背景となる馬琴についても興味深い。山田さん、こんな作品も書けたんだと認識を改めました。どうも、忍法シリーズのイメージが強くて。それにしても、虚の八犬伝は大衆小説の原型かな(笑)
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- ネタバレ
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じわじわと、「虚」である八犬伝の世界から、 「実」である曲亭馬琴の物語へと比重がシフトしていく下巻。 そも、「虚」「実」とはどのようなものであったのか? 曲亭馬琴の生き様に、山田風太郎が自らの物書きとしての矜持を代弁させているかの重ねているかのような記述、そして虚実冥合。 このラストシーンは格好いいわぁ。 なお、「土岐村路」はwikipediaの記事にもなっております。
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八犬伝を要約した虚の部分と、作者馬琴の生活を描く実の部分が交互に 描かれるのだが、どちらも面白いのは流石。結末で虚と実がどう交わるのかお楽しみに。
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