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棺のない死体 の商品レビュー

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2021/07/24

カーと並ぶ密室の名手クレイトン・ロースンの作品。この作者の作品を読むのは初めてで、1940年代の作品なのに、なぜか古さを感じさせない雰囲気の作品でした。殺されて埋められた恐喝者が、その直後から殺人者の屋敷内を徘徊。これは幽霊なのか、それとも誰かのトリックなのか。と言っている間に、...

カーと並ぶ密室の名手クレイトン・ロースンの作品。この作者の作品を読むのは初めてで、1940年代の作品なのに、なぜか古さを感じさせない雰囲気の作品でした。殺されて埋められた恐喝者が、その直後から殺人者の屋敷内を徘徊。これは幽霊なのか、それとも誰かのトリックなのか。と言っている間に、その殺人者が、密室で何者かに殺害されるという事件が発生というストーリー。謎の仕掛けは面白い一方で、トリックはなるほどと思う部分と、ウーンと思う部分が入り混じっている気がしました。最後は犯人を巡って二転三転した推理が繰り広げられ、悪くはなかったのですが、少し冗長にも感じました。

Posted byブクログ

2017/02/11

ネタが奇術&オカルト絡みの人間消失やら幽霊関係なので、その超自然的なところを表現するため、細部にわたって状況描写が映画的(カメラワークが意識されてるみたいな感じと言えば良いか。「見せ方」を意識した演出してるなぁと)。 多少ごちゃつくところはありましたが、脳内で生き生きと各キャラク...

ネタが奇術&オカルト絡みの人間消失やら幽霊関係なので、その超自然的なところを表現するため、細部にわたって状況描写が映画的(カメラワークが意識されてるみたいな感じと言えば良いか。「見せ方」を意識した演出してるなぁと)。 多少ごちゃつくところはありましたが、脳内で生き生きと各キャラクターが動き回ってくれて面白かったです。ホント映画で観たら面白そう。(ラストの辺りの展開とか、オチの辺りとか、とてもとても1930~40年代のモノクロ→カラーの映画時代のあの雰囲気で……) ちょいとカー風味もあり、復刊フェアありがとうって感じです。

Posted byブクログ

2009/11/16

ロス・ハートの恋人の父親ウルフの殺害事件。 殺害前のウルフは自分が殺したスミスと名乗る男の幽霊におびえていた。 暗躍する幽霊、2度目の死と再び現れた幽霊の指紋。 グレート・マーリニの推理。  2009年10月28日購入

Posted byブクログ