空白の叫び(中) の商品レビュー
2024年、一冊目! 昨年最後に上巻を読了し、別の作品を挟もうかと思ったが、続きが楽しみで我慢できなかった。 貫井徳郎さん、やはり好きだ。 中巻は、3人の少年の少年院での暮らしを描く第二部と、卒院後の第3部の冒頭を収録。 いや、第二部の終盤、胸糞悪すぎた。。。。ここ最近読んだ中...
2024年、一冊目! 昨年最後に上巻を読了し、別の作品を挟もうかと思ったが、続きが楽しみで我慢できなかった。 貫井徳郎さん、やはり好きだ。 中巻は、3人の少年の少年院での暮らしを描く第二部と、卒院後の第3部の冒頭を収録。 いや、第二部の終盤、胸糞悪すぎた。。。。ここ最近読んだ中で、けっこう上位に、虫唾が走った。いずれそういうこともあるんだろうとは思っていたが、あまりの筆致に、かなり気分を害した(むっちゃくちゃ褒めてる)。 それでも、ある意味で懸命に生きている3人がこれからどうなっていくのか、今すぐに下巻を読み始めたい。 「まったき孤独」というワードがなんか、いい。
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過酷で陰湿な少年院での生活。 少年院を卒院してからも「殺人者」の3人の生活に安泰は訪れない。 水嶋の最後の一言が久藤の未来をさらに苦しめることになるのは明確なので、本当に恐ろしい。 最終章はどう展開されていくのか...きっと暗い結末が待っていると思う。
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罪を犯してしまった少年達の少年院での過酷な毎日とその後の始まり。 少年院とはこんな酷い世界なのか。 これ読んだら怖くて絶対に少年院に入るような罪は犯せないな。
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全三巻の中巻なので、まだどういう話なのか オチが全く見えず...分類不能(^ ^; 前巻の終わりで殺人事件を起こした中学生三人、 中巻では鑑別所に入れられている。 この巻の前半では、鑑別所での生活が描かれる。 それはそれはヒドい世界(^ ^; そして後半では、もう娑婆に戻って...
全三巻の中巻なので、まだどういう話なのか オチが全く見えず...分類不能(^ ^; 前巻の終わりで殺人事件を起こした中学生三人、 中巻では鑑別所に入れられている。 この巻の前半では、鑑別所での生活が描かれる。 それはそれはヒドい世界(^ ^; そして後半では、もう娑婆に戻っている(^ ^; 「少年院」の描写は無し(^ ^; 時間的には、半年くらい跳んでるのかな(^ ^; 娑婆に戻った三人は、それぞれに苦労しながら 自分たちの居場所を探そうとする。 が、世間の目は「前科者」には冷たく厳しく、 はっきりとした悪意も示されたりする。 最初はバラバラに描かれていた三人の生活が、 鑑別所で交わり、卒院後も意外な共通点が 浮かび上がってきて、話が複雑になりそうな予感(^ ^; ...と言うところで中巻は終わってしまい(^ ^; まだどういうエンディングを迎えるのか、 想像もつきまへん...(^ ^;
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それぞれの理由で、殺人を犯した三人は少年院で邂逅を果たす。しかし、人殺しのレッテルを貼られた彼らにとって、そこは想像を絶する地獄であった…。苛烈ないじめを受ける久藤は、混乱の中で自らを律し続ける葛城の精神性に強い興味を持つ。やがて、少年院を出て社会復帰を遂げた三人には、さらなる地...
それぞれの理由で、殺人を犯した三人は少年院で邂逅を果たす。しかし、人殺しのレッテルを貼られた彼らにとって、そこは想像を絶する地獄であった…。苛烈ないじめを受ける久藤は、混乱の中で自らを律し続ける葛城の精神性に強い興味を持つ。やがて、少年院を出て社会復帰を遂げた三人には、さらなる地獄が待ち受けていた。
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罪を犯し、少年院に入った3人。 そこで、3人が出会う。 ただ、同じような境遇に立っても互いにわかり合えるわけではなかった。 卒院後も3人は更正の機会を奪われ続ける。 互いに交流も出来たが、それは破滅への道だったかもしれない。 2017.8.24
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物語が転がった。刑務者の日常は、我々の非日常。分類すれば、それは大きな物語。大きな物語は、行き着く先を間違えると、とたんに陳腐になる。小さな物語ですら、読むものを惹きつけてやまない小説が、大きな物語へと転がれば、それは俄然興味深さを増す。このあと、どこへ着地するのか。大きな物語の...
物語が転がった。刑務者の日常は、我々の非日常。分類すれば、それは大きな物語。大きな物語は、行き着く先を間違えると、とたんに陳腐になる。小さな物語ですら、読むものを惹きつけてやまない小説が、大きな物語へと転がれば、それは俄然興味深さを増す。このあと、どこへ着地するのか。大きな物語のまま終焉すれば、それは祭りの後のような虚しさだけが残る。せめて、花火の後の余韻を。来場者によって残されたゴミに、興醒めしたくはない。最終巻、楽しみだ。
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あらすじ 久藤・葛城・神原は少年院で出会う。院の中でも若く、殺人の罪を犯した3人にとって過酷な毎日であった。久藤と葛城は同室であった。…10ヶ月後、院を出た3人には、社会は厳しかった。 これでもかこれでもかと3人を苦しめるストーリー。人を殺しているけども、15歳くらいには過酷だ。久藤の暴力性や、自分が殺した柏木の亡霊に苦しめられるのはなんとなくわかる。葛城の冷静さは心配。確かに1番怖いのは、普通の延長線上でとんでもないことを思いつく神原だな。
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第2部の少年院の描写が恐くて院には行きたくないな、と思いました。 柴田はどういうつもりだったんですかね? 第3部に入ってもどんどん話に引き込まれる。え、そこでそういう行動とる!?って登場人物に思うことはあるけど、どのような結末になるのか気になってしまう。
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※このレビューにはネタバレを含みます
3人が少年院で出会い、複雑な関係が垣間見えてきます。葛城と神原が兄弟だとすると、英之と同じ『英』の字を持つ英里が兄妹なのではないかと勘繰っていますが、それは流石に考え過ぎでしょうか…。人の心の裡にある暗いもの、醜いもの、卑しいものがこれでもかと書き連ねられ、読むスピードが全く上がりませんでしたが、タイトルの『空白の叫び』の由来が何となくわかってきました。少年院の過酷さ、少年犯罪者の社会復帰の厳しさをありありと突きつけられた感じです。3人に忍びよる男の正体は一体…?全く展開が分からないまま下巻へと続きます。
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