男は敵、女はもっと敵 の商品レビュー

山本幸久(著者)

2011/04/11

以前に2冊山本幸久の本を読んでいて、面白かったので、山本幸久の他の本が読みたいと思っていたところ、ちょうど父親が貸してくれたので読んだのがこの本。話が軽くてとても読みやすい分、かなりざっくりほぼ流し読みだった。そのせいもあって、面白かったといえば面白かったが、読んだ後にあまり心に残るものが無かった。

2010/12/18

自由に生きる藍子と、周りの人達の話。
藍子の存在に振り回される周りの人達は、藍子を自由な存在として捉えるが、藍子の持つ自由さは周りの人達の考えているようなものではない。
一方に振り回されているようでいて、互いに影響しあっているという話だと思った。

2010/10/12

才色兼備でAクラスの女、高坂藍子36歳。元夫、不倫相手、さらにその妻にその息子…。台風の目のようなひとりの女と、彼女をめぐる普通すぎる人々を描く、ちょっぴり哀しく、おもしろオカシイ6つの連作小説。

相変わらず人間描写がうまーい！
どの登場人物も、普通に職場の隣にいそうな感じがします。
ただひとつひとつの短編としてはよかったのですが、全体のまとまりがなかったかな？
そこだけが少し残念。

2010/05/26

もっとどろどろしたのを想像していたら、いい意味で裏切られた。
世の中そんなに悪くもないんじゃない。

2009/10/04

なんか、全然おもしろくなかった。
タイトルから女性が主人公かと思ったら、
オムニバスの中で男性が主人公の話もあり、
どれもさらっと書かれすぎてて物足りなかった。

読者である自分が女だから余計に、女性が主人公の話は
真実味を求めるのかも。
男性が書いた女性主人公の話は、なんとなく掘り下げ方が違う気がする。
自分にあっていないというだけか。

2009/10/07

前の話に出てた人が次の主役になって、、、な感じで連続性のある短編集。

男の人の情けなくて優柔不断な面や、女の人の逞しい面がかかれてて面白かった。

前の話ではプレイボーイでもてそうな感じで書かれてる人が、開けてみれば情けなかったり。

2009/10/04

容姿端麗学力優秀な36歳のフリー映画宣伝ウーマンの高坂藍子を中心に不倫あり結婚あり離婚ありと、、、

こう書くとなんかドロドロした内容を想像しがちですがあっさりと読める連作短編集です。

こーゆー話しをあっさりと面白少し哀しく書けるのが山本幸久さんならではやと思います。

星はみっつ半ってところでおまけでよっつ^^

2009/10/07

登場人物がリレー式にスライドして主役になってく。
全６話。
どの話の男性も冴えなさすぎて笑える。女性は強い。
内容は淡白、雑誌の連載に骨休みな感じで載せれそうって思ってたら
巻末に「ウフ.」●月号掲載ってあった。案の定。

この人の話は、淡白のよりもっと熱があるやつのが好きだな。

2009/10/04

題意と内容が外れている気がする。様々な人がリンクしつつ誰も結局は恋愛に至らない。それは非常に現実に沿った世界なんだけども。

2009/10/04

「……の女」と最後に「女」がつく６つの短編がそれぞれにリンクしている作品集。

美貌で仕事も出来る藍子に突然プロポーズされた卓。ほどなく離婚したものの、女は不倫相手のプロポーズも断る。妻子と離婚の段取りをつけても藍子には受け容れられなかった男の行き場のなさ……。妻ほうはむしろ割りきっている。

タイトルがなぜ『男は敵、女はもっと敵』になるのか、もうひとつよくわからない。誰の位置からの思いなのか。

読みにくい本ではなかったが、私にはしっくり来なかった。

作成日時 2008年01月24日 06:35