半分の月がのぼる空(下) の商品レビュー
上巻よりも下巻の方が登場人物がいきいきとしていて面白い。好きな人が病気というありがちな設定だけれども、必ずしもそこがメインになっていないところがいい。
Posted by
場面がころころ変わって読みにくい。ダラダラ長いだけで中身が無い。 一応最後まで読み切ったけど、結末も中途半端で、最後まで良いところなしだった。 駄作。
Posted by
急性肝炎で入院していた僕は里香に出会ってしまったんだ。 心臓の難しい病気を抱えていてひどくわがままな美少女、里香。 元ヤンの美人看護婦・亜希子さんや 感じは悪いが凄腕の里香の担当医・夏目の目をかいくぐって 僕は出来る限り里香の希望を叶えた。 図書館でピーター・ラビットの本を借りて...
急性肝炎で入院していた僕は里香に出会ってしまったんだ。 心臓の難しい病気を抱えていてひどくわがままな美少女、里香。 元ヤンの美人看護婦・亜希子さんや 感じは悪いが凄腕の里香の担当医・夏目の目をかいくぐって 僕は出来る限り里香の希望を叶えた。 図書館でピーター・ラビットの本を借りてきたり 司のバイクを借りて砲台山まで乗せて行ったり みゆきの制服を借りて高校に連れて行ったり 里香の写真をたくさんたくさん撮ったり。 僕は僕なりにみゆきと一生一緒にいたいと思った。 彼女がいつ死んでしまうかなんてわからないけれど 最後までそばにいたいんだ。 夫に先立たれて娘も失おうとしている里香のお母さんからすれば 僕のことは気に入らないのはわかっている。 それでも面会謝絶になったって、病室に監禁されたって、僕は里香に会いに行く。 装丁・デザイン:カマベヨシヒコ 不治の病を抱えた美少女と普通の高校生の青春ラブストーリー。 上下巻とかなりのボリュームですがとても読みやすい。 決して目新しい設定ではないのですが、 裕一が里香を大切に思う気持ちの歯がゆさと 夏目が小夜子を思っていた切なさが丁寧に綴られていて ただ単に感動させるためだけに病が使われたのではないのだとわかります。 彼女を好きだと思うけれども 彼女の病気は自分の将来の足手まといになるかもしれない。 一時的な気持ちならば一生をかけるなんてことは言わない方がいい。 それでも今の自分の気持ちは彼女と一緒にいることを望んでいる。 周りから見たらガキの考えかもしれないけれど、 そのときの自分の精一杯を貫く、そして綺麗事だけでは終わらせない所がいい。 元はラノベで大幅に加筆修正したのがこの本だそうです。 元本と一緒に『銀河鉄道の夜』と『チボー家の人々』も一緒に読みたい。
Posted by
普通の少年と少女の、だけど“特別”な物語。『半分の月がのぼる空』完全版、完結(「BOOK」データベースより) 上巻からやや時間をおいて下巻読了。 上下合わせての感想はやはり〈橋本作品にしてはやや凡庸〉。 ある程度、主人公と近い年頃じゃないと共感できない部分があるのではない...
普通の少年と少女の、だけど“特別”な物語。『半分の月がのぼる空』完全版、完結(「BOOK」データベースより) 上巻からやや時間をおいて下巻読了。 上下合わせての感想はやはり〈橋本作品にしてはやや凡庸〉。 ある程度、主人公と近い年頃じゃないと共感できない部分があるのではないかと。 主人公のがむしゃらさを好ましいと思えたらOKなんでしょうね。 みゆきと司の恋愛フラグも出来すぎの感を受けました。 まんま恋愛ゲームみたい。 夏目先生と小夜子さんとのやり取り部分は微笑ましくて好きでした。 この部分をもっと読んでみたかったな。
Posted by
じれったい!けど面白い! 壁を駆ける場面はラノベらしい無理やりさを感じるけど、一貫して貫かれているテーマである命の重さを感じられる。
Posted by
なんとなく判ってたけど山上祭や短編はカット。 作品として短編は蛇足だったのかもしれないけれど、あっさり切られちゃうのも切ない。 「雨」は収録して欲しかった。
Posted by
「半月」完全版・完結編。 文庫版で言うと5巻分までで6以降未収録なのだが、橋本さんによればここまでが本編で後はお楽しみで書いたのだそうで。 本内ではハッピーエンド、だがその後をどうしても考えてしまうのはどうしようもない。 個人的には夏目が主人公に見えてしまう巻(オイ
Posted by
- 1
- 2