夜夢 の商品レビュー

柴田よしき(著者)

2014/08/10

(収録作品)月夜／フェアリーリング／ウォーターヒヤシンス／つぶつぶ／語りかける愛に／夕焼け小焼け／顔／毒殺／願い

2014/06/03

短編集。作者が雑誌やアンソロジーに発表したホラーより、のお話。
お話の合間に語り部達の会話があるので、別の時間・別の場所に発表されたとは思えないほどしっくりしています。
ホラーといっても、幽霊話もあればミステリーっぽいのや幻想譚もありで、読み応え十分でございます！

2014/03/10

併読していた本が悪かった。赤江先生の短編集と並行して読んでいたので、すべてにおいて薄味で普通。

「顔」はあり得るって感じで、一番印象に残ったかな？

2014/02/15

いつもそんな調子なのだ、ここぞというときにはしくじってしまう。人生を賭けた勝負に、勝てたためしがない。
今度こそ勝てるような気がしていた。負け続けだった私の人生にも、はっきりした希望の光が照ったように思えた。
私は負け慣れしてるんだなと思う。
人間は大きな弱点を克服するととたんに強くなるものである。

2011/10/02

人は騙されたいと思っている時に騙される。

最近お気に入りの柴田よしき作品。
今回は恋愛ホラー（？）短編集。

あんまり柴田さんらしくなくて、ストーリーも連作ではないしいまいち入り込めないまま終わってしまったのが残念。

2010/01/14

恋愛ホラー短編集。ううむ、かなりどろどろな雰囲気。でも好み。
一番好きなのは「願い」だなあ。じわじわっときて最後のひとことが効いている。切なさや哀しみを感じるものの、それ以上に狂気も感じて怖いことこのうえなし。
一方で純粋に「怖い！」と思うのは「つぶつぶ」。これは怖いというより、「気持ち悪い」のかな。「靴の裏の砂利」なんて、どうってことがないような気がするものの、ふと考えてみると……あ、たしかに気持ち悪いわ。

2009/10/04

愛と憎しみの狭間に生まれるおぞましい世界。女と男の心の病みを名手が描く恋愛ホラー。連作短編集。
怖い話大会（なんて言うんだっけ、話し終えたらろうそく消していくやつ・・あんな感じ）でひとりずつ話していく。
１つめのはよく理解できなかったが、残りはおもしろかった。こういう夢か現か？という話は結構好きです。
『顔』は女性ならでは心理だと思う。個人的には『ウオーターヒヤシンス』が単なるホラーで終わらない、強さを感じさせて好きでした。

2009/10/04

柴田さんのホラーはどんなもんかな、と手に取った一冊。
ホラーというより「ホラーテイスト」な感じ。雰囲気で読ませるような。

密集物恐怖症の気があるので、「つぶつぶ」はすごく良い題材かも！と期待したのですが、…ポイントがずれてた。
靴底の石粒にはぞわっとしたんだけどな。

そんな少しづつ惜しい作品でした。

2009/10/04

奇妙な物語がなぞらえてある。
物語と物語をつなぐ彼らの会話が恐怖を増幅させると思う。
「顔」が私は一番恐くて震えた。

2009/10/04

短編を上手く繋げている。ホラーっぽいけど、ホラーというわけではない。ただ、幽霊とかが出てくるだけじゃない。人間の見せるものだったり、見たと思い込んでいたり。面白い。