壊音 KAI-ON/症例イデム の商品レビュー
表題作を加筆修正したものと続きの話。前作では分かりにくかったところがクリアになって「読んで良かった」と思いました。一番壊れているのは語り手か、というお話。
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手に届かないものを欲しがっていた自分に気がついた。いざそれが手の内に落ちてくるとその愛していたはずのものに失望する自分に気がついた。何よりも傲慢なのは僕だった。僕は一生独り身でいるべきだった。誰も自分のものとせず、誰も必要とせず、ただ憧れをたいせつにして生きていく、それが最良の...
手に届かないものを欲しがっていた自分に気がついた。いざそれが手の内に落ちてくるとその愛していたはずのものに失望する自分に気がついた。何よりも傲慢なのは僕だった。僕は一生独り身でいるべきだった。誰も自分のものとせず、誰も必要とせず、ただ憧れをたいせつにして生きていく、それが最良の道であったことに気がついた。 (P.122)
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街の壊れてゆく音が、すべてを載せた鳥が飛び立つ音が、時間が流れてゆく音が、〜(省略)。これは、始動の合図だ。-壊音- 空虚だったり、刹那的だったり。終末の様な…。少年たちの不安定な世界。 (あぁ。レビュー書きづらい) 昔読んだ時は、すべて読んだけど(理解)、受け入れられ...
街の壊れてゆく音が、すべてを載せた鳥が飛び立つ音が、時間が流れてゆく音が、〜(省略)。これは、始動の合図だ。-壊音- 空虚だったり、刹那的だったり。終末の様な…。少年たちの不安定な世界。 (あぁ。レビュー書きづらい) 昔読んだ時は、すべて読んだけど(理解)、受け入れられず(マイナス思考に拍車が…)。今は冷静に読んでも、ノスタルジの感覚しかない。 やたら薦められません。日頃から本読んでる人は、本の選択眼があるだろうから止めませんが。 気分が落ちてる時に読まないでね。もう一段落ちるかもしれないし
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