世界史読書案内 の商品レビュー
最近、読書案内系の本を読むのが多いのですが、本書は世界史の本の紹介に特化した読書案内本。 ほとんど読んだことが無い本が紹介されているので、時間があれば一冊一冊読んで行きたいと思わされます。
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授業で扱ったプリントを基にした高校生用の読書案内です。日本人の著作が多いです。外国人のものももっと取り扱ってもいいのではないかと思いました。扱っている本の価格帯は高校生でも買えるようなものですが、古いものは入手困難かも。中以上の高校生にはよいかも知れませんが、大人には物足りないで...
授業で扱ったプリントを基にした高校生用の読書案内です。日本人の著作が多いです。外国人のものももっと取り扱ってもいいのではないかと思いました。扱っている本の価格帯は高校生でも買えるようなものですが、古いものは入手困難かも。中以上の高校生にはよいかも知れませんが、大人には物足りないです。
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歴史の面白さとは一つには「人間が描かれているから」であり、もう一つには「物事の理が描かれているから」。そして、学んでいて「常識がひっくり返される瞬間」にこそ喜びを感じる。 また、歴史を学ぶ理由は「すべての歴史は現代史である」から。 そのように考える、高校の世界史教師たる著者の世...
歴史の面白さとは一つには「人間が描かれているから」であり、もう一つには「物事の理が描かれているから」。そして、学んでいて「常識がひっくり返される瞬間」にこそ喜びを感じる。 また、歴史を学ぶ理由は「すべての歴史は現代史である」から。 そのように考える、高校の世界史教師たる著者の世界史ブックリスト。 とにかく世界史を学ぶ楽しさを、生徒に伝えたくてしようがない。 どうにかして世界史の楽しさを知って好きになってほしい。 そういう熱意が、文面から(といって落ち着いた文章ですが)ひしひしと伝わってくる。 だからこそ興味もそそる。 当然一人の人が作るブックリストなのである種の偏りはあるのかもしれないけど、とにかく虚栄心などない、純粋に良心に満ちた良いブックリストだと思う。
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タイトルから(世界史上で重要な本が紹介されているのかな)と思いましたが、少し違い、世界史が反映された本十数冊の紹介でした。 著者は世界史教諭。授業の一環として学生に紹介したリストが元となっているそうです。 世界史というと、どうしても戦争が中心となるため、暗く重い内容のものが多い...
タイトルから(世界史上で重要な本が紹介されているのかな)と思いましたが、少し違い、世界史が反映された本十数冊の紹介でした。 著者は世界史教諭。授業の一環として学生に紹介したリストが元となっているそうです。 世界史というと、どうしても戦争が中心となるため、暗く重い内容のものが多いように思えます。 十代で世界史の授業を受けていた頃、こうした本格的な本は読めただろうか?と思いますが、本当に興味を持っている人ならば、どんどん詳しく知りたくなるものでしょう。 単なる暗記の授業としてではなく、実際に起こった出来事として歴史を捉えてほしい!という先生の熱意が伝わってきます。 さまざまな本の紹介の中で、フランスでは、ナポレオンが「方言」に基づく名前をつけることを禁じたとありました。 「各種の暦の中に記されている名と、昔の歴史の中の有名な人物の名だけに限られる」と規定されているそうです。 たしかにフランス人の名前で、奇をてらったものは思い浮かびません。 そうした法律が施行された結果、フランスでは名前の種類は500くらいしか無いのだとか。 "日本では弥生、如月、秀吉、信長などばかりになってしまう"という著者の説明がわかりやすいものでした。 名前においてなかなか保守的な国、フランス。 今の日本のキラキラネームなどを知ったら、フランス人は驚くことでしょう。 キリスト教世界とイスラム世界の力関係が、よくわかっていませんでしたが、十字軍などが行われていた頃は、まだイスラム世界の方が強かったと知りました。 ナポレオンの力をしても、まだかなわないほど強力だったそうです。 それが逆転したのは、第一次世界大戦で、オスマン帝国の滅亡と、イランのカージャール朝の崩壊からだそうです。 キリスト教世界とイスラム世界の橋渡しとして「アラビアのロレンス」が思い出されます。 映画化もされ、有名になった人物ですが、あの人物像はロレンス自身ではなく、アメリカの従軍記者ローウェル・トマスの講演や文章によって作られたものだとのこと。 誇張とデマに満ちており、実はパレスチナ問題の発端に大きく関わっているのがロレンス自身だったのだそうです。 だいたいにおいて、英雄像は作られたものではありますが、ここまで正反対の人物だったという点が驚きです。 世界史といえど、日本史も含まれており、『鉄砲を捨てた日本人 日本史に学ぶ軍縮』なども紹介されています。 リストに小説が入っているところにも、幅の広さを感じます。 読者に問題意識を促す、著者の真面目な教育姿勢が見える本。 ジュニア新書ですし、もっと学生に語りかけるようなくだけた内容にしてもよさそうに思いますが、出版にすることでもっと幅広い年代を対象にしたのかもしれません。 古今東西のお勧め本が採り上げられている中で、内容を忘れてしまった『23分間の奇跡』と、珍しくも"おもしろい"と紹介された『バルミ 地中海沿岸の都市』、そしてなかなか手が出せずにいる『小説 十八史略』をを読んでみたいと思いました。
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≪目次≫ はじめに 第1章 国民国家がうまれ,広がる 第2章 二〇世紀という時代 第3章 世界各地の「個性」がつくられた! 第4章 世界がひとつにつながった! 終章 歴史の中で生きてゆく あとがき ≪内容≫ 世界史が好きでしょうがない感が良く出ています。また薦める...
≪目次≫ はじめに 第1章 国民国家がうまれ,広がる 第2章 二〇世紀という時代 第3章 世界各地の「個性」がつくられた! 第4章 世界がひとつにつながった! 終章 歴史の中で生きてゆく あとがき ≪内容≫ 世界史が好きでしょうがない感が良く出ています。また薦める本も難しくもなく、簡単でもなく、図版の多い本など多彩なラインナップ。高校生と言わず、手に取ってほしいですね。
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世界史が苦手って声を、知り合いの高校生なんかからよく聞きます。 どうしても暗記になりがちで、何か良く解らないまま、年代と人の名前、事件の名前を覚えていくだけ歴史、それも、同じ国のことではない、遠くの世界のとである世界史は、つまらないし、わからないものになりがちなのかもしれません。...
世界史が苦手って声を、知り合いの高校生なんかからよく聞きます。 どうしても暗記になりがちで、何か良く解らないまま、年代と人の名前、事件の名前を覚えていくだけ歴史、それも、同じ国のことではない、遠くの世界のとである世界史は、つまらないし、わからないものになりがちなのかもしれません。 私は、そんな時は本を読んだり、映画を見たりして、その内容とつなげてみたらどうかなって、勧めます。 三国志を読んで、中国の歴史に興味を持つ、とかね。 ただの年代と、国名を覚えるだけだった三国時代も、三国志を通せば、すごく輝いた時代に見える。 という訳で。 この本は、そんな世界史について書いた本の案内、紹介のための本です。 歴史書は当然として、小説や漫画など、様々なジャンルから、世界史に関わりのある本が紹介されています。 難しい本も多いので、入門としてとっつきやすいものではないかもしれないけど…。 読書から世界史を眺めてみるというのも、面白いかもしれませんよ。 ちなみに、紹介されている本に、私が読んだことある本はありませんでした…。 まだまだ、私の知識、少ないなぁ。
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高校教師による世界史を学ぶ高校生のための読書案内である。歴史の本に限定せず、小説なども取り上げられており、大人にも十分参考になる。
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著者は高校の世界史教諭。「歴史」は「現代史」。単なる「知識」の丸暗記ではなく、空間と時間の「つながり」を理解すると、自分自身がよりよく生きるための「知恵」が見つかる。世界史を深く広く楽しく学べそうな、様々なジャンル、レベルの本が数十冊紹介されています。本書は高校での授業で使用した...
著者は高校の世界史教諭。「歴史」は「現代史」。単なる「知識」の丸暗記ではなく、空間と時間の「つながり」を理解すると、自分自身がよりよく生きるための「知恵」が見つかる。世界史を深く広く楽しく学べそうな、様々なジャンル、レベルの本が数十冊紹介されています。本書は高校での授業で使用したプリントが母体になっているそうです。私の世界史の知識が追いつかず、現役のときに出会えたら良かったなぁと思う本もありました。先生の熱意と歴史が好きな思いが伝わってきて、興味のない分野も読んでみようかなという気になりました。新書が多いですが、小説やマンガ、ジャンルの違う生物学の本などもあります。
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こういう本を読むと読みたい本がどーんと増える。嬉しい困った状態。 暗記するだけの世界史じゃなくて、これから生きていくための世界史を教えてくれる先生がいてくれることが、どんなに幸せなことか。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
●世界史の概略を理解するための本を探していたがみつからなかった。ただ、著者が書いているように世界史はフォーカスして読んだほうが面白そうだと思った。 [興味を持った本] ・生物と無生物の間 ・23分間の奇跡 ・大人のための近現代史 ・ローマ帝国とキリスト教 ・カテドラル 最も美しい大聖堂のできあがるまで ・東アジアの近世 ・日本の歴史をよみなおす ・日本社会の歴史 読了日:2011/07/27
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