ファミリー・シークレット の商品レビュー
借本。 著者の本はこれが初めて。 某番組内で中瀬ゆかりさんがおすすめしてたので。 確かに凄い本でした。
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ああ、ほんとにもう、ハラハラする。 大丈夫なのか、この人は。 ・・・と、なぜ、会ったこともない人の 心配をしてしまうのか、わからん。
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壊れているなあ。 すごく驚いた。 事実はひとつではなく、ヒトの数だけ存在する。 このハナシを希望と位置付けて読むと、いいのかな。
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「詩とはなにか。現実の社会で口に出せば全世界を凍らせるかもしれない本当のことを、書くという行為で口に出すことがある」柳氏が心に刻む、本書ないに引用されている吉本隆明氏の言葉。まさに本作は、一編の長い詩であるかのように思える、渾身の一冊。とのこと
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私生児である生まれを、祖父の籍に入れて隠されたことで、生れつき隠蔽された人生を生きることを定められた男。 その男を起点として横浜に生まれたある家族に必然的に発生する歪み。 ひとつのシークレットがシークレットを呼ぶ連鎖を描いている。 柳美里の最新エッセイだが、今までと違うのは、な...
私生児である生まれを、祖父の籍に入れて隠されたことで、生れつき隠蔽された人生を生きることを定められた男。 その男を起点として横浜に生まれたある家族に必然的に発生する歪み。 ひとつのシークレットがシークレットを呼ぶ連鎖を描いている。 柳美里の最新エッセイだが、今までと違うのは、なんと彼女がカウンセラーにかかって過去に向き合おうとすること。 その過程をたどった作品であること。 繰り返し性が強化される 遺体が安置された寝台を蹴って泣く 当てつけで死ぬ ロジカルからの脱出 気になった箇所をぬいておく。
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ブログに柳美里が子どもを虐待していることを書いた。そして、炎上した。ニュースにも大きくそのことが取り上げられていたので、真相を知りたくて読んだ。 臨床心理学の先生との対談や父親との対談やエピソードが集約されたノンフィクションである。 柳美里は両親から虐待を受けていて、母性が育...
ブログに柳美里が子どもを虐待していることを書いた。そして、炎上した。ニュースにも大きくそのことが取り上げられていたので、真相を知りたくて読んだ。 臨床心理学の先生との対談や父親との対談やエピソードが集約されたノンフィクションである。 柳美里は両親から虐待を受けていて、母性が育まれていない。母性を知らないという。 幼少時代の柳美里は虐待されている自覚はなかったが、沢山の動物にいたずらしたり、殺したりして快感を得ていたという。 しかし、柳美里の父親は鞭で叩いたこともないし、服を脱がせて公園に放置したこともなく、柳美里のことを可愛がっていたと話す。 それぞれの記憶のフィルターに矛盾が生じている。 柳美里が「片目を潰したうさぎ」と酒井法子の『碧いうさぎ』と畠山鈴香と彩香ちゃんがリンクしたコラム〈畠山鈴香と碧いうさぎ〉には考えさせられた。
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柳美里が心の中で抱える家族の問題をカウンセラーとともに探る過程を独白。書く事によって自らを癒そうとする哀しい話。
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