緑金書房午睡譚 の商品レビュー

篠田真由美【著】

2010/11/12

日本の古本屋が舞台の英国ファンタジー風？日本の下町に喋る猫や魔女が出てきたりする不思議な取り合わせですが、それが逆に新鮮でした。個人的に、主人公の比奈子ちゃんには気を揉みました。あの年頃特有の視野の狭さや頑固っぷりが苦手。振り返れば過去の自分も似たようなレベルだったりして、懐かしいような恥ずかしいような気分になりますが…。一方で、もう一人のキーマン・緑朗さんのもっさり具合はとても良かったです。篠田さんは美青年・美少年系を登場させるのがお好きなようですけど、私にはこれぐらいの男の人の方が好感度高ったです（笑）

2010/08/24

表紙が波津さんだったのと、古本屋を舞台にしたファンタジーと言う事で、買ってみました。

帯の紹介文を書いておくと

高校に通わなくなって数カ月。１６歳の木守比奈子は大学教授である父が研究休暇でイギリス行きを決めたため、古本屋「緑金書房」に居候することに。その店を営む青年は亡き母の親戚だというが、時代遅れの恰好をし、何処で寝ているのかも判らない。秘密めいたお店で手伝いをする比奈子は、ひとりになると不思議な気配ゃ視線を感じるように……本を愛する人へ贈る古書ファンタジー

何だそうですよ、ミステリでもあるらしいです。

そうですね、ある意味よくある日常のちょっと考えたらなんでだろうと、不思議と、疑問が積み重なって、
どんどん怖い考えに陥って行くが、種を明かせば何でもない。
そんな話なんですが、まあ、ファンタジーなので、現実からすると、何でもない訳ではないんですけど。
別に主人公が凄い魔女になったり、世界が崩壊したり、真理が解き明かされたりするわけではありません。
残念ながら、ちょっと消化不良な感じが残りましたが、作者自身が、それはそれ、と最後に、とある登場人物？に言わせてしまっているので、ちょっとずるいですが、人気があれば続編書きますよ、ってことでしょうか？

2010/08/16

この作家さんも初読。
面白かった！
最後まで語られない謎があって、ちゃんと収まるのかハラハラしたけど、
ファンタジー好きにはたまらない内容。
黒猫、魔女、タンス、ボーイミーツガールなどなど、キーワードがバシっとツボにはまります。
続編あるといいなあ。背景をもっと知りたいです。

ひとつだけ気になったこと。
本の「におい」は、「臭」じゃなくて「匂」を当ててほしかったなあ。

2010/06/19

古本屋ミステリーというか、ファンタジー。
なんかダメだった。登場人物に対して全く興味がわかないというか、後半に向けて、別にどうでもいいし・・・みたいな気分になった。
ニャンコはかわいかったけど。

2010/05/20

古本屋ファンタジー。ファンタジックな物語が好きで、本に愛情がある人にはお勧めですね～。
最初は日常の謎ミステリかと思ったけれど、どんどん「あちら」の世界が混ざりこんできて、これはまったくのファンタジー。でもあまったるいメルヘンではなく、どこかしらダーク。一方で現実の部分もダークです。案外と辛らつだなあ。
しかしこの舞台となった古本屋、とても魅力的です。行ってみたいなあ。たどり着けるのかどうかは分かりませんが……。

2010/05/15

2010/04/26：Ａｍａｚｏｎの内容説明にあった「ロマン溢れるミステリー」というよりは「ミステリーっぽいファンタジー」でした。
一部テンション高めなキャラはいるものの、全体的に淡々として夢を見ているような印象。
個人的にはクロさんもっと活躍させて欲しかったですｗ

2010/05/11

古書店を舞台にしたファンタジー。本と不思議な世界が好きな人にはたまらない設定。
私はどちらも大好きなので、楽しく読みました。「月島」に行きたい！

2010/05/07

　古本屋さんや、図書館の司書さんに憧れたことはありますか？
　ある人なら、きっと懐かしい気持ちで楽しめると思います。
　ロクさんの魅力はよく分かりませんが…